『デイアンドナイト』公開記念! ファンにはたまらない「山田孝之」の魅力が詰まった名作5選
1990年代のカルト的人気漫画『ハード・コア 平成地獄ブラザーズ』を原作とする映画『ハード・コア』が、2018年11月23日に公開されました。また、裏方へ徹し始めて全面プロデュースに挑戦した『デイアンドナイト』が1月26日に公開されます。
ますます活躍の幅を広げている俳優の山田孝之さん。主役・脇役問わず、印象的な演技を見せる若き名優です。そこで今回は、山田孝之さんの魅力が詰まった映画作品をピックアップしてみました。
タイプの異なる「山田孝之」が見られる5本の映画
『電車男』(2005年)
電車で酔っ払いに絡まれている女性を助けたことで、その女性と交流することになった「彼女いない歴=年齢」の電車男。そんな彼がネットでアドバイスを受けながらデートを重ねる姿を描いた作品です。山田さんは主人公の電車男を演じました。
それまで多かった爽やかな役どころとは全く異なる、恋に不慣れでオタクな電車男を好演しています。山田孝之さんを語る上で欠かせない作品でしょう。
『手紙』(2006年)
東野圭吾の小説が原作。弟の学費のために強盗殺人を起こした兄と、兄が罪を犯したことで人生が狂ってしまった弟の受難の日々を描いた作品です。山田さんは行く先々で「殺人犯の弟」として扱われて苦悩する弟・直貴を演じました。
愛する家族であるものの、自分の人生を狂わせた元凶でもある兄との関係に悩む繊細な演技が光る作品です。また、本作では山田さんの「漫才」が楽しめます。これも必見です。
『クローズZERO』(2007年)
不良学生たちが集まり、多数の派閥が勢力争いをしている鈴蘭男子高校。そんな鈴蘭に転校してきた滝谷源治は、誰も成し遂げられなかった鈴蘭の統一を目指すことになる……というストーリーです。
高橋ヒロシの人気漫画を原作とした作品で、山田さんは主人公の源治と敵対する勢力のボス・芹沢を演じました。近年は武闘派キャラを演じることが多くなりましたが、その先駆けとなった作品でしょう。
『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』(2012年)
ひょんなことから荒川河川敷に住むことになった、世界トップ企業の御曹司である市ノ宮行と、同じ河川敷に住む奇妙な住民たちとの交流を描いた作品。中村光による同名漫画が原作です。山田さんは「常に星形のマスクを被っている」という謎の男を演じました。
実は山田さんのほうから「出演したい」という逆オファーがあったそうです。ロック命の熱いハートを持ちながらも小心者というコミカルな役を好演しています。
『のぼうの城』(2012年)
豊臣家と北条家との戦いで唯一豊臣方が攻略できなかった、「忍城(おしじょう)」の攻防を描いた、和田竜の同名小説を原作とする作品。山田さんは秀吉から忍城攻略の命を受けた石田三成をサポートする大谷吉継を演じています。
たっぷりと蓄えられたひげ面がインパクト抜群ですが、三成を支える落ち着いた演技も魅力的。本作以外にも『信長協奏曲』など時代劇での好演が目立ちます。
タイプの異なる山田孝之が見られる映画作品を5つピックアップしてみました。『ハード・コア』でも、曲がったことが許せない性格が災いして都会の片隅に追いやられてしまった個性的な主人公を演じています。
プロデューサーを務めた『デイアンドナイト』も公開中なので、ぜひ足を運んでみてください!
(中田ボンベ@dcp)