これさえ知っておけば生き延びられる! 映画で学ぶゾンビ撃退法TOP5
ホラー映画の代表的な題材が「ゾンビもの」です。例えば、2018年に大ヒットした『カメラを止めるな!』もゾンビ映画と言えますね。では、映画のように本当にゾンビが街にあふれ出してしまった場合、どのようにすれば生き延びられるのでしょうか? 今回は数々のゾンビ映画から、「ゾンビが苦手なもの」を紹介します。
そもそも「ゾンビ」とは?
そもそもゾンビというのは、ブードゥー教における「生ける死体」が元になったと言われています。ブードゥー教の信仰があつい中米の国の一部では「ゾンビ伝説」がいまだに信じられているそうです。
このブードゥー教のゾンビをモチーフにして、ジョージ・A・ロメロ監督が作り出したのが1968年に公開された『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』です。本作は「死者がよみがえって人間を襲う」「ゆっくりと動く」「感染する」などの現在のゾンビの「規範」をつくった作品です。
ロメロのゾンビは以下の特徴を持ちます。
2.生者を食う
3.かみつかれると感染してゾンビになる
4.ゆっくりと動く
5.頭部を破壊することで二度とよみがえらなくできる
以降、これらの規範を基にさまざまなゾンビ映画が製作され、現在では「全力疾走する」「ウイルス感染によって生者がゾンビになる」など、その特徴も多岐にわたります。
全ての種類のゾンビに共通して有効な手段となるとかなり難しくなりますが、今回はロメロのゾンビが実際に出現したことを想定し、「ゾンビが苦手なもの」を検証してみました。
知識を総動員してゾンビの脅威から逃れよう
ゾンビが苦手なものその1「高い段差」
動きが遅く、知能のないゾンビは高い段差を越えることができません。もしゾンビに追い掛けられたら、高い段差を越えて逃げるようにすると逃げ切りやすくなるでしょう。多くのゾンビ映画で「高いところ」に避難しているように、高いところに逃げるのは鉄則なのです。
ただし、一般的な階段程度なら上ることができますし、ゾンビたちが折り重なって段差を越えることもありますから油断は禁物です。
ゾンビが苦手なものその2「高速移動」
上述のように、多くのゾンビは速く動けません。そのため、ゾンビに追われたら猛ダッシュで逃げるのが得策。できるだけ早くゾンビから離れるようにしましょう。距離を取ればそれだけ余裕ができますし、次の一手を考える時間稼ぎにもなります。
ゾンビがダッシュで走ってきたら……と不安になるかもしれませんが、近代ゾンビの祖であるロメロが「ゾンビは走らない」との設定をしているので、まずあり得ないでしょう。
ゾンビが苦手なものその3「遠距離攻撃」
一般的に、ゾンビはつかみかかって引っかいてきたり、かみついたりといった近接攻撃をしてきます。そのため、安全に撃退するには遠距離攻撃が有効。理想はゾンビ映画のように銃を使うことですが、日本では銃を手に入れるのは難しいため「柄の長い武器」を用いるのが現実的です。
例えば、物干し竿は手に入りやすく、離れた位置から攻撃できます。倒しきるのは困難なので、うまくけん制に使って逃げる機会をつくるのが理想です。
ゾンビが苦手なものその4「火」
最近のゾンビ映画のゾンビたちは、火に焼かれたまま動き回ったり、平気で火の中に突っ込んだりしていますが、ゾンビ映画の規範である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のゾンビ(リビング・デッド)たちは火を恐れていました。そのため、ポピュラーなタイプのゾンビには火は有効だといえるでしょう。
火がついて行動不能になるまで時間はかかりますが、燃え尽きてしまえば再生することはありませんからね。
ゾンビが苦手なものその5「頭部への攻撃」
ゾンビを殺すことはできませんが、頭部を破壊すれば行動不能にすることができます。そのため、「頭部への攻撃」はゾンビが苦手とするものです。
もしゾンビに追い詰められて相対することになったら、手近なもので思い切り頭を攻撃しましょう。
ゾンビが苦手なもの番外編「ミラ・ジョヴォヴィッチ」
ロメロのゾンビとは関係ありませんが、ゾンビを倒した数が最も多い映画キャラクターといえば、『バイオハザード』シリーズの主人公であるアリスでしょう。シリーズ最終作では人類を残り数千人にまで追い詰めた全世界のゾンビを全て倒しています。
そのため、アリスを演じたミラ・ジョヴォヴィッチは、ゾンビにとって畏怖すべき存在。もしゾンビがまん延するようなことになれば、ミラ・ジョヴォヴィッチのそばにいるようにしましょう。きっと恐れて近づいてこないはず。
ロメロのゾンビを想定した「ゾンビが苦手なもの」を紹介しました。もしゾンビに襲われても、今回紹介したいずれかの方法を用いればピンチを脱することができるはず。
「遠距離攻撃」や「頭部への攻撃」は、ロメロが作り出したゾンビ以外のタイプにも有効なものですから、ゾンビになりたくないのならぜひ覚えておきましょう!
(中田ボンベ@dcp)