はじめてお笑いグランプリ開催したけど、今のところ盛り上がった余韻が5日経ってもすごい件
去る10月26日(金)。『ほっとけない学生芸人GP2018』2次審査を実施いたしました。『はじめてお笑いグランプリ開催するけど、今のところ正式エントリー1組でつらい件』と嘆いてから、早2か月。最終的には全国各地から52組の学生芸人が集まり、その中から選ばれたレベルの高い10組が、審査会場での2次審査(決勝戦)に挑むこととなりました。予想以上に熱い戦いを制した10組のネタバトルは、客入れなしという状況にも関わらず、大盛況のうちに閉幕。
この模様は後日、お写真盛りだくさんのレポート記事と、審査員としてもご協力いただいたラリー遠田さんによる審査員視点のレポート、そしてイベントをまとめたダイジェスト映像を公開し、みなさまへお伝えいたします。
ここでは、簡単に今回の大会の結果発表と運営のこぼれ話をお届けしたいと思います。
2次審査結果発表!
今回2次審査に進んだ組をネタ披露順に、改めておさらいしておきます。
▼1次審査の結果についてはこちら
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/53994
とれたて力、キャラメルアンセムに関しては本家M-1グランプリ3回戦進出と、かなりの実力者。しかし、実力だけで勝ち上がれるわけではないのが、このほっとけない学生芸人GPの特徴でもありました。最終的な結果がこちら!
今回優勝したヨシダin the sunさんは、他のお笑いの賞レースでタイトルを取ったことが今まで一度もなかったそう。まさに他のお笑いグランプリとは審査基準が違うからこその受賞となりました。
ネタといい、暑苦しすぎるキャラクター(褒め言葉です)といい、まさに「ほっとけない」学生芸人GPの優勝者としてふさわしい方ではないでしょうか。今回の優勝賞金10万円の使い道としては、ライブ会場を借りて、ヨシダさん主催のお笑いライブを開催するらしいです。その証拠がこれ。
ライブ、本当に開かせていただきます
1/5に新宿バッシュを取りました
現状、P-RITTSの愛する演者たちと尊敬するスーパープレイヤーを集めて自分が大トリを飾るライブにする予定です
現状自分が要らないレベルのライブになりそうなので是非予定を空けていただければ幸いです
— ヨシダin the sun (@Y_inthesun) 2018年10月28日
え、もう会場借りたの!? やることが早い……。
でも、ご自身のためでもあり、他の学生芸人のためにもなることに使ってもらえるのは、賞金を授与した運営としてもありがたいお話です。1月5日は運営も見に行きますね。そしてぜひ、このイベントの実施に至るまでの過程も密着させてください!
運営のこぼれ話。
これは、イベント終了後の完全な裏話ですが、運営として一番うれしくもあり、忘れられない言葉があります。それは、須田亜香里さんのマネージャーさんからいただいた一言でした。
「僕今日はじめて学生芸人たちのネタとかを観たんですけど、本当にレベル高いんですね!むちゃくちゃおもしろかったです!」
ありがとうございます!!! 私が大学時代に感じた「学生芸人めちゃくちゃおもしろい!」を肌で体感していただけて、本当にうれしかったです。
『マイナビ学生の窓口』という大学生向けの媒体に関わりながら、こんなふうに学生(芸人)さんたちの可能性や大きな力、勢いに感動してくれる人がたくさん増えたらいいなと、純粋に思っていました。そして1人、確実に変わってくれた人がいた。それだけでも、大きな一歩です。ましてや、めちゃくちゃ有名なアイドルのマネージャーさんですから、その一歩は東京から栄までいけるくらい大きいかもしれません。そして、忘れられないのは審査員のみなさんの言葉も同じ。
とれたて力に「先物買いだと思って投票しました」とおっしゃった児島さん。
グランフロント玉出に「めちゃくちゃお笑い好きなやつじゃんと思って」とおっしゃったヤスさん。
キャラメルアンセムに「できたらそのままプロになって舞台で観続けたかった」とおっしゃった徳井さん。
超時空さをぴに「友達になりたいと思いました」とおっしゃった須田さん。
スレッジハンマーに「自分たちの独特の考えをネタにできているのが好きだ」とおっしゃったラリー遠田さん。
どの学生芸人に対しても、真摯で愛があり、優しくも厳しいアドバイスをくださった審査員のみなさんが、運営からは本当に神様に見えました。ありがとうございました。
最後に、学生芸人のみなさんへ
『はじめてお笑いグランプリ開催するけど、今のところ正式エントリー1組でつらい件』の記事の中で、実は泣く泣くカットした文がありました。
私は舞台上に立っているときの芸人さんよりも、むしろ舞台袖にいるときの芸人さんのほうが好きなんです。ネタ合わせしている姿とか、袖で緊張した面持ちでいる姿をみると、もはや泣けてきます。
はい、つまりこれ↓
▲ひとつ前のヨシダin the sunを緊張の面持ちで(?)みながら、袖で出番を待つキャラメルアンセムの2人
……少しフェチ感を出しすぎました、すみません(やっぱりカットしといて正解だったかも……)。
今回イベントは、舞台袖ですべてを見届けさせていただきましたが、やっぱり学生芸人さんってみんなかっこいいですね。
優勝したヨシダin the sunさんはもちろん、今回エントリーしてくださった学生芸人のみなさんにはこれから何かしらで恩返しをしていきたいです。そして、今回エントリーしなかった方でも、大学のお笑いサークルの所属のみなさん、大学生でフリーで活動してくださっている学生芸人のみなさん、プレ大学生芸人である高校生芸人のみなさん、そして大学芸会のみなさんとは、ぜひこれからも一緒におもしろいことやっていきたいです。いや、やりましょう。
ほっとけない学生芸人GPは、来年も開催できるという保証はないのですが、学生芸人さんたちの声次第ではまた実施できるようになるかもしれません。グランプリという形でなくても、これからも学生芸人さんを応援する企画ができたらいいなと思います。
さて、5日経っても余韻が醒めない浮かれ運営のこぼれ話はこれくらいにして……これから続々公開する正式レポートをどうぞお楽しみに!それでは、また近々学生芸人さんのもとへ……しゅっ!
文:ほっとけない学生芸人GP運営 兼 あるお笑い好きの学生の窓口編集部員。
★ほっとけない学生芸人2018★
1番手:オニイチャン
2番手:ねぎ
3番手:超時空さをぴ
4番手:スレッジハンマー【3位】
5番手:ぱくぱくビスケット
6番手:とれたて力【準優勝】
7番手:ヨシダin the sun 【優勝】
8番手:キャラメルアンセム
9番手:グランフロント玉出
10番手:ダンディーボイス
Special Thanks to……
エントリーしてくれた52組の学生芸人さん
田中亜輝人/笑特盛/ずんだ/防音フレンド/ミスター大城/ダーブル/ホトケノザ/一四七ボーイズ/愛の渇き/白雪姫/豆腐メンタルすぎない?/フリーメン/アイラブ・バッテリー/内村食堂/神保町クラッシャーさぶ/ベルビル/善し悪し/せっかく寝てたのに/十九人/びにぃるりんぐ/中根すあま/うどんのジレンマ/Forever小林/ワサビ漬けカラシニコフ/長谷部/馬鹿生存者/北浦和のバルス/夏期講習/ハビタブルゾーン/居石和樹/パンプキンパンプキン/うんちズ/ドゴルゾンボギー/なかのまさき/マーベリック・ギター/レコンキスタ近藤/ヌープリッキー/ギザギザ/14日は土曜日/回黙天/イソグドッグ/ダイソンウェイパー(エントリー順)
●司会
山口昌さん(帝京大学 ア☆テンション)
●審査員
ラリー遠田さま(お笑い評論家)
児島気奈さま(お笑いイベント制作会社 K-PRO代表)
須田亜香里さま(SKE48)
平成ノブシコブシ 徳井健太さま(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ナイチンゲールダンス ヤスさま(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
おばたのお兄さんさま(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
●ヘアメイク(須田亜香里さま担当)
株式会社Dharma
●スタイリスト(須田亜香里さま担当)
柏木作夢さま
●照明/映像/音響
『大学芸会』スタッフのみなさん
●会場提供
株式会社FiNC Technologies
●映像撮影・制作(動画)
mojamojajunction
●企画・運営・スチール撮影
『マイナビ学生の窓口』編集部
※編集部より※山口昌さんのお名前の漢字に誤りがありましたので、修正させていただきました。慎んでお詫び申し上げます。(2018/11/21 19:10)