卒論のテーマはもう決まった? なかなか決まらないときはどうすればいい?

編集部:おもち

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「大学を卒業するために卒論を書かなければいけない」という人は多いことでしょう。大学生活の集大成ともいえる卒論ですが、そのテーマがなかなか決まらないと本当に悩ましいですよね。今回はそのような人に役立つ「卒論テーマの決め方」について解説します。

卒論でまず押さえておきたい「こんなテーマはNG」

まず前提条件として、どんなテーマがNGなのかを押さえておきましょう。

*こんな卒論テーマはNG*


・すでに十分議論されているもの
・先行論文ですでに結論が出ているもの

このようなテーマは、たいてい教授からも「やめておきなさい」と言われますし、たとえ論文が仕上がっても評価はあまりよくないでしょう。すでに議論し尽くされたテーマは教授の方でも長年研究してきており、新しい着眼点を見出すのが難しいためです。それに、すでに結論が出ているものをもう一度論じたとしても、その分野の進歩には繋がりませんね。

卒論のテーマは「自分の興味」が最優先!

卒論のテーマは「自分の興味」が最優先

卒論のテーマで最優先すべきことは次のとおりです。

*卒論のテーマ選びで最優先すべきこと*


・自分が興味を持てること
・自分が追及、深堀りできると思えること

これらを基準にして、自分の学んだ専門の中から選びましょう。つまり、モチベーションがあるものを選ぶのが最重要です

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、論文制作の途中で「実験がうまく進まない」「文献を調べてもよくわからない」なんてことがあっても、モチベーションがあればきっと乗り越えることができるでしょう。

早く終わる・相談しやすい無難なテーマの方が良いのでは?

「これなら早く終わるだろうな」
「指導教授も詳しいからこのテーマは相談しやすいだろうな」

このような観点からテーマを決めようとするのは「卒論」あるあるです。もちろんこれらが絶対にダメというわけではありません。ですが、あなたが卒業に向けて仕上げる卒論とは、大学で学んだことの成果であり集大成。せっかくゼミにも参加し、自分の専門の分野について知識を深めてきたのですから、「早く終わりそうだから」と深く考えずに決めてしまうのはもったいない!

また、卒論は長い時間と手間がかかるもの。資料収集→問題提起→仮説→実験・調査→結論といった道のりを根気よくクリアしていかなければなりません。たとえ指導教授の詳しい分野であっても自分にとって興味が薄いと、この道のりが辛いものになりかねません。先ほど「好きこそものの上手なれ」とお伝えしたとおり、やはりあなたにとって興味のあるテーマの方が、モチベーションを維持しやすいのです。

自分に興味があっても教員が詳しくないテーマは困るのでは?

指導教授がさほど詳しくないテーマに切り込むと、指導が得られず困るかも……と思うかもしれませんが、これはチャンスと捉えることもできます。前例がないもの、新奇な研究はむしろ教授の応援を引き出す可能性があるからです

『高須クリニック』の高須克弥院長の卒論のテーマは「ファントムペイン」に関するものでした。ファントムペインとは、たとえば足を切断した患者さんがすでにない足の痛みに苦しめられる、といった症状です。高須院長の卒論は、医学部の教授にも「時代を先取り」し過ぎていて理解が難しいテーマでしたが、心理学の先生など、別の学部の先生方も論文の評価に参加し、その結果、学会誌に掲載されるほど高い評価を得たのです。

大学は「新しい境地を切り拓く探求心」を高く評価するべき場所であって、あなたの卒論もそのように評価されるべきなのです。ですから指導教授がいないかもといった心配をするよりも、あなたの探求心を大事にしましょう

実際に、教授にとって未知のテーマであったとしても、大枠では専門分野内であるわけですから「この辺りの論文を当たってみたらどうか」「こんな実験をしたらどうか」といった何らかのアドバイスをもらえるはずです。

注意点としては、卒論は卒業までに仕上げなければなりませんから、あまりにも時間のかかる研究テーマは避け、研究したいことと卒論の提出締め切りが合っているのか計算してくださいね。なるべく小さな限定したテーマに絞っていくのがコツですよ。

卒論のテーマがどうしても決まらない!そんな時は?

卒論のテーマがどうしても決まらない

「自分の興味自体がよく分からない!どうしたらいい?」

こんなケースもあることでしょう。暗い迷路にはまり込んで出口が見えない状態かもしれませんね。そんな時は一歩踏み出して行動してみましょう。ここからは、卒論テーマの決め方について、具体的な方法を5点ご紹介します。

ゼミなどで学んできた資料をあたる

1つ目は「ゼミなどで学んできた資料をあたる」です。卒論は何もないところからいきなり取り組むわけではなく、これまでにゼミなどを通して学んだり研究したり実験したりしてきたはず。これらは全て卒論のトレーニングといっても過言ではありません。これまでの教科書やレジュメ、ノートなどを見返して、少しでも興味を持てそうなテーマをピックアップしていきましょう

先行研究や論文をあたる

2つ目は「先行研究や論文をあたる」。これまでに学んできた専門分野の中から、少しでも興味を持った部分を探して過去の論文などをあたってみましょう。その内容を参照しながら時には自分で「レビュー研究」してみてもいいでしょう。このようにして具体的に動いているうちに、何かしらの疑問が湧いてくるかもしれません。

指導教授に相談する

それでもまだ決めかねている時、どんな論文を読めばいいのか分からない時などは「指導教員に相談してみる」、これが3つ目の方法です。ただし教授の立場からすると、あまりにも漠然とした相談はアドバイスのしようがありません。大まかでも何とか自分で方向性を考えた上で、「この先はどのように絞っていくといいでしょうか」「どの論文から読むといいでしょうか」といった具体的な相談となるように心がけましょう

先に自分で実験・調査に手をつけてみる

4つ目は「先に自分で実験・調査に手をつけてみる」。ゼミの資料や先行研究をあたるだけでなく、手を動かすことから始めるやや高度な方法です。まず自分で少し調べてデータを取り「ここはもう少し調べる余地があるのでは…?」と教員に疑問を投げかけてみましょう。そういうことなら…という流れでおすすめの論文を教えてもらったり、ヒントをもらうことでテーマはおのずと決まってくるでしょう。

話題性のある「トレンド」に目を向ける

最後5つ目には「話題性のある「トレンド」に目を向ける」ことをオススメします。例えば最近ですと「新型コロナウイルス」についてのニュースが毎日のように報道されています。これは「新型」と呼ばれるとおり人々にとっては未開の分野ということになります。

<例>「新型コロナによる影響」を研究する場合


・業種別の影響
・年代別の影響
・学校の種類による影響
・リモートワーク、リモート学習の浸透度
・国別の対策の違い etc.

これはあくまでも分かりやすい一例ですが、このように「今」の情報に目を向けると、まだ研究が進んでいない分野を見つけやすくなるかもしれません。

まとめ:自分が疑問に感じた点を大切に

専門分野で自分が疑問に感じた点を大切に

今回は、卒論のテーマがなかなか決まらないと悩む方に向けて「卒論テーマの決め方」について解説してきました。まずは「自分の興味」を最優先して考えてみましょう。「どうしても興味関心がよく分からない」という人には、具体的な決め方を5点ご紹介しました。

*卒論テーマの決め方*


1.ゼミなどで学んできた資料をあたる
2.先行研究や論文をあたる
3.指導教授に相談する
4.先に自分で実験・調査に手をつけてみる
5.話題性のある「トレンド」に目を向ける

卒論のテーマを決められない人はまず自分の専門で「ここをもっと知りたい」「Aは分かったけどBはどうなんだろうか?」といった自分が疑問に感じた点を挙げてみてはいかがでしょうか。それこそが自分の知的好奇心とモチベーションを保つためのポイントだからです。自分の疑問を解き明かしていくことで、質の高い卒論が出来上がるといいですね。

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