関東の紅葉の見頃はいつ? 例年の傾向を押さえておこう
秋が深まってくると全国各地できれいな紅葉が見られるようになります。紅葉のシーズンには山々が色づき、なんともいえない風情がありますね。みなさんもお休みの日には紅葉狩りに出掛けようか、なんて思うところでしょう。できればちょうど見頃の時期にお出掛けしたいところですよね。では、関東地方での紅葉の見頃とは、いつ頃になるのかご紹介しましょう。
▼こちらもチェック!
9月に行きたいおすすめの旅行先10選! 3連休にぴったりの行き先は?
「紅葉」は気温が低くなるとだんだん色づく
一般的に「秋は9月から」というイメージがあるかもしれませんが、関東地方の9月は、まだ夏の暑さを引きずっていて、紅葉を見られる場所はほとんどありません。
そもそも紅葉とは、落葉樹が「落葉」をするための準備の過程で起こります。気温が下がってくると、光合成を行うクロロフィルという光合成色素が減少していくのです。
「黄葉」する葉では、緑色に見えるクロロフィルが減ることで、カロテノイドという黄色の色素が目立つようになり、黄色く色づいたように見えます。「紅葉」する葉では、クロロフィルが減ってアントシアンという赤い色素が葉に作られることによって、緑色→茶褐色→赤と葉の色が変わったように見えるのです。
この黄葉・紅葉がいつ始まるかは、気温と高い相関があることが知られています。気温が低い年には紅葉が早くなり、気温が高い年には紅葉が遅くなります。ですから、まだ気温の高い9月では関東地方ではほとんど紅葉が見られないのです。ただし、気温の低下が早い高原地帯では見られる可能性があります。たとえば栃木県の「戦場ヶ原」や群馬県の「尾瀬」の色づき始めは、例年「9月下旬」となっています(見頃は10月上旬から中旬)。
「関東」の紅葉の見頃は10月中旬から11月中旬!
早く寒くなる土地では、早く色づき始め、紅葉の盛りや見頃も早くなります。暖かい土地では色づきも遅くなって見頃の時期も後ろにずれていきます。
関東では紅葉の見頃は「例年10月中旬から11月中旬にかけて」と考えていいようです。高原地帯の紅葉の見頃は10月中旬でも間に合いますし、有名な高尾山や養老渓谷の紅葉の見頃はだいたい11月中旬です。
実際に紅葉狩りに出掛けるならば、「10月中旬から11月中旬」が例年の関東の紅葉の見頃と認識しておきたいところです。これを踏まえて、計画を立て、事前に出掛ける土地の紅葉の様子をリサーチしてから具体的な日にちを決めるといいでしょう。
(高橋モータース@dcp)