まだまだ寒い日が多い今日この頃。人肌寂しい気候が続き、誰かにかまってほしい……なんてことも。しかし、大学生の「かまってほしさ」は時に季節にも関係なく、やってくるもの。とはいえ、かまってほしいなんてことを素直に言える人は少ないのでは？。

「かまってほしい…」その気持ちがおさえきれなくなったら、一体どうしますか？ 現役大学生のみなさんに、聞いてみました。

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■誰かにかまってしいとき、どうしますか？

1位……食事やお茶などに誘う（直接会う） 92人（24.7%）
2位……SNSでぼやく 90人（24.1%）
3位……特定の人物にメール、SNSにメッセージ 66人（17.7%）
4位……LINEのステータスに意味深メッセージやスタンプ連打 52人（13.9%）
5位……我慢する・何もしない 30人（8%）

1位は積極的に「誰かと直接会う」という回答で、2位は消極的に「不特定の人にSOSを伝える」と言う回答。ほぼ同数ですが、真逆のアプローチでした。

■1位……食事やお茶などに誘う（直接会う）

・「話聞いて」と恥ずかしくて直接言えないから（女性／21歳／短大・専門学校生）
・悩みを自分から話したりすることはないが、誰かとごはんを食べたりすることで気分が晴れるから（女性／21歳／大学3年生）
・食事や買い物は自分と友人しかいなく、独占できるから（女性／20歳／短大・専門学校生）

かまってほしいとはなかなか言いづらいけど、別の理由で呼び出してその気持ちを満足させるというご意見。電話やLINEが面倒という意味で直接会うことを望む人もいました。コミュ力は健全のようですね。

■2位……SNSでぼやく

・かまってちゃんだと思われたくないけど、つぶやくことで誰かと話せる（リプがくる）ならつぶやいてしまう（女性／22歳／大学4年生）
・特定の人に連絡してめんどくさがられたくないから（女性／19歳／大学2年生）
・とりあえず文章にしてみることでなんとなく悩みを客観的に見られる気がするから。一方的な投稿は最適（男性／20歳／大学3年生）

1位の意見とは対極にある答え「誰か気付いて系」。誰かに向けてではなく、自分の意見を吐き出し「いいね」をもらえたら、少しスッキリ。特定の人にかまわれに行くと面倒くさがられるのでは？ という心配からSNSでぼやくようです。

■3位……特定の人にメール、SNSにメッセージ

・仲のいい子にはついLINEでだるがらみしてしまう（女性／22歳／大学4年生）
・LINEのスタンプなら気軽に押せるから（女性／19歳／大学1年生）
・たくさんの人が見る投稿は、かまってほしさが全面に出て嫌。LINEなどで特定の人にメッセージを送ったりする（女性／19歳／短大・専門学校生）

気軽な反面、相手からリアクションがくるかどうかは賭けに近く、「かまって欲」を増長させてしまう可能性があるメール・SNSメッセージ。ひょっとすると、こちらも返信の期待はなくて言い放ちたいということなのかも。

1～3位までは、このような意見があつまりました。さて、ちょっと気になるのは5位。

■5位……がまん・何もしない

・そもそもどこにもしゃべるところがないし、あっても気を遣ってしまって話せない（男性／20歳／大学2年生）
・悟られたくないから（男性／19歳／大学2年生）
・人に頼ってもどうしようもないから（女性／22歳／大学4年生）

相手がいないやプライドが許さないため「耐える」を選択する人たち。ある種その精神力は修行僧のようです。

■その他の少数意見

・寝る（女性／20歳／大学2年生）
・自分の趣味に没頭して、紛らわせる（男性／22歳／大学4年生）
・電話で話す。LINEだと既読無視が怖いので（男性／21歳／大学2年生）

LINEは気軽である反面、既読スルーをされると余計に寂しさが募りそう。直接会えないならば、電話をしたほうが寂しさを紛らわすのには最適かもしれません。

今回のまとめ：実はみんなあの手この手でかまってもらおうとする

ポイント1：「かまってほしい」に類する直接的な欲求は言いづらい。
ポイント2：SNSなどの「いいね」だけでも、満たされる場合がある。

さて、なかなか認めたくない「かまって欲」について赤裸々に語っていただきました。トータルで見てみると、その気持ちは直接言えず、「察して……」というものが多く、甘え下手な人が多いのだな、という印象でした。その一方で通信ツールが数多あるにもかかわらず我慢をする人も結構いるのだなという発見もありました。

文・佐藤充

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2017年2月6日
調査人数：男子大学生179人 女子大学生193人