広告業界志望の学生必見! ACCアワード2017に学生記者が潜入してみた!
こんにちは! 國學院大學の渡邉です。2017年11月1日、今年で57回目を迎える「2017 57th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」(以下、ACCアワード)が行われました。今回はそのACCアワードの様子や、注目すべき内容を学生記者の視点からお伝えしていきます。
そして、記事の後半では「ACC学生 CMコンクール」という学生限定の賞で大賞を受賞された小酒 麗子さん(HAL東京)のインタビューを掲載しています。なんと、広告業界を目指す学生の登竜門的存在となっているこの賞、小酒さんはいったいどんな思いで本賞に応募されたのか気になりますね。将来、広告業界志望の学生は特に注目してみてください!
■ACCアワードとは?
ACCアワードは、「ACC CM FESTIVAL」という、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的にした賞が前身となっています。現在は、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアル。日本においても最大級のアワードとして広く認知されています。なかでも、総務大臣賞/ACCグランプリは、クリエイティブ業界で活躍する関係者の大きな目標となっているようですね。
今年の会場には、テレビやメディアでよく名前を耳にする有名なクリエイターの方から、歌手の椎名林檎さんや竹原ピストルさん、女優の吉岡里帆さんなど、芸能界で活躍する方まで出席されており、クリエイティブ関係において名誉あるアワードだということを肌で感じました。
■学生記者・渡邉が選ぶ 「こころに響いた」受賞作品3選
ACCアワードでは、今年新設されたメディアクリエイティブ部門とクリエイティブイノベーション部門の2つの部門を含めた6部門に賞を贈呈しました。今回は、その中から学生記者である私の独断と偏見で、「こころに響く」と感じた作品を3つピックアップして紹介したいと思います。
1.オロナミンC 『20年分のありがとう新聞』(大塚製薬)
◎メディアクリエイティブ部門 ACCゴールド
新成人たちの感謝や決意を載せたオリジナル記念日新聞を、彼らの両親のもとに届けるという企画に密着した映像作品。初めてこのドキュメンタリームービーをご覧になった人はきっと涙で前が見えなくなって、まともに画面を見ることができなくなっていると思います。まだご覧になっていない方はハンカチのご用意を!
これを観たとき、今まで育ててくれた両親に「ありがとう」をきちんと伝えないとな〜と思いました。新聞という、普通の人にとってはその日限りのメディアを、誰かの一生の宝物にする仕組み作りが心に響きました。
2.LINEモバイル 愛と革新。(デビュー)篇/LINEモバイル 愛と革新。(交差点)篇(LINE)
◎フィルム部門Aカテゴリー ACCゴールド
真っ白なシャツを着たのんさんのたたずむ姿、キリンジの楽曲「エイリアンズ」、「愛と革新。」という直球すぎるコピー等が印象的なこのCM。日頃、スマホに多く触れる学生は、アプリや動画サイト等に表示される押し売りのような広告に、あまりいいイメージを持っていない人もいるかもしれません。そんな中、突如現れたLINEモバイルのシンプルすぎるCM。直球すぎるシンプルさが、こころに響いたという方も多いのではないでしょうか。
3.BEAMS40周年プロジェクト TOKYO CULTURE STORY(BEAMS)
◎フィルム部門Bカテゴリー ACCゴールド
(http://www.acc-awards.com/festival/2017fes_result/detail.html?awards=flb&entryId=FB170080 より引用)
※公式映像公開終了のため、オフィシャル画像のみ掲載。
誕生以来、東京の若者文化と共に歩んできたBEAMSが、ファッションや音楽という視点から40年間の東京を振り返った映像作品です。当時のファッションの名称や音楽のジャンルが散りばめられながら時代とともに流れていくような映像は、若者の心に響くスタイリッシュな仕上がりになっています。「今夜はブギー・バック」と映像の相性も絶妙で癖になります。本当にかっこいいです。