【バンダイの先輩社員】カード事業部 企画開発チーム:川島達郎さん
プロフィール:川島達郎(かわしま たつろう)
法学部卒業後、2013年に株式会社バンダイに入社。カード事業部で営業を担当。
2014年よりカード事業部企画開発チームに異動し、現在に至る。
日本を代表する玩具メーカー『株式会社バンダイ』。バンダイではさまざまな玩具を展開していますが、長きに渡って愛されているものの一つがトレーディングカード「カードダス」です。近年はアーケードゲーム筐体で遊ぶ「データカードダス」が登場し、人気を博しています。今回は、このカードダスなどを手掛けるカード事業部で働く先輩社員・川島達郎さんに、具体的な仕事内容や、学生時代の「ガクチカ」について聞いてみました。
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今のお仕事はどんな内容?
現在、カードゲームを担当するカード事業部の企画開発チームに所属しています。企画開発チームは、例えば昔からあるカードダスや、ゲームとカードが一緒になったデータカードダス、またコレクションアイテムなど、カードを含む紙という題材を使ったあらゆる商品の企画を考えるのが仕事です。その中で私は、テーブル上で実際にカード使って遊ぶアナログのカードゲーム、いわゆるトレーディングカードゲームの企画に携わっています。現在は海外担当として、北米向け商品の企画・開発をしています。
私が行っているのは商品の「企画開発」で、「自分が考えたものが商品になる」という、なかなか経験できないことが仕事になっています。自分の頭の中だけにあったものが実際に形になり、お客様に手にとってもらえる、ということは純粋に「すごい」と日々感じております。また、現場に行くことも多いので、お客さまとの距離近く、自分が作ったもので遊んだ人がどう感じたのか、どんなふうに響いたのかがわかりやすいのも魅力ですね。
海外担当をしているため、海外のユーザーは感想がストレートで、悪いものは悪い、いいものは素直に賞賛してくれます。中には泣くほど喜んでくれるユーザーもいるので、そのときは「やってよかったな」と思います。
楽しいことが多い仕事ですが、もちろん難しいこともたくさんあります。どのユーザーがどのように遊んでお金を使っているのかがわかりやすいデジタルのゲームとは違い、アナログゲームは、販売動向やWEBへのアクセス数等の数字はあるものの、ユーザーの生の声が重要で、それをどのように解釈するかというユーザー視点がとても大切です。数字に表れない部分から何を感じ取り、どう分析するのかが非常に難しいのですが、そこがやりがいでもあります。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
今回、北米向けに企画・開発したのは『DRAGON BALL SUPER CARD GAME』という、『ドラゴンボール』を題材にしたトレーディングカードなのですが、この企画・開発が一番印象深いですね。これは元から北米で展開していたものの担当を引き継いだのではなく、私たちで企画してスタートしたものです。どこから売るか、どういう戦略でいくかなど、何もないゼロの段階から1年半くらいかけて、2017年7月にようやくローンチすることができました。
7月に発売した最初のシリーズの結果もよかったので、これまで頑張ったことが報われたと実感していますし、いい結果が出て純粋にうれしかったですね。楽しいこともつらいことも多かったですが、スタートアップから関わることができたのは、本当にいい経験でした。
今の会社を選んだ理由は?
就活では業界を絞らず、テレビ業界、広告代理店、商社などいろんな企業を志望していて、学生時代から企画とかアイデアを出すのが好きだったので、「アイデアを形にする仕事」をメインに考えていました。その中でバンダイを選んだのは、アイデアを形にする仕事だけでなく、「会社の印象が一番よかった」からです。
内定が出たあとにいくつかの会社の内定者懇談会に参加してみると、先輩社員からネガティブな言葉を聞くことが多々ありました。しかしバンダイの懇親会ではポジティブな話が多く、それがすごく印象的だったんです。仕事なので、ネガティブなことがあって当然ですが、バンダイは仕事に対して純粋というか、ポジティブに考えて働く人が多いのだな、と思いましたね。そこが決め手となって、バンダイを選びました。