【マンダムの先輩社員】第二マーケティング部:矢野晴香さん
大阪府立大学人間社会学部卒。2012年入社。入社後4年間は、さいたま営業所にて営業を担当。その後2016年より、現職。
マンダムといえば、男性化粧品のイメージが強いですが、実は女性向けの化粧品やボディケア製品などのラインナップも豊富。そんな女性向け製品の商品開発を手がけられている矢野さんに、そのおもしろさ、やりがいについて伺いました。
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今のお仕事はどんな内容?
女性のボディケア商品"マンダム ディアフローラ"というシリーズの商品開発・企画をメインに担当しています。製品を作る工程を大まかな流れで言うと、まずは生活者のウォンツから商品のコンセプトを決めて、それを体現するにはどんな商品がいいか、それを市場に定着させるにはどういう宣伝をして、どういう販促をしたらいいかをそれぞれの担当が考えていきます。その中でも私の担当は商品開発なので、どのような商品の中味にするか、どのようなパッケージにするかを考えることになります。商品開発というのは基本的に自分ひとりでできる仕事ではありません。パッケージのデザインや商品の中味仕様など社内外のいろいろな人に協力してお願いしながら、最終的にしっかりととりまとめて商品にすることが私の役割だと思っています。
マンダムでは生活者、つまり消費者が「日常でどういうことを不満に思っていて、どうなったら満足なのか」という商品開発の原点を"ウォンツ"と呼んでいます。その"ウォンツ"の調査から始まって、実際の商品になるまで、平均して1年半ぐらいかかります。商品の開発担当は各シリーズに基本的にひとりだけなので、責任は重大です。私はあまり自分で物事をはっきり決めるのが得意ではないのですが、明確な指示ができないと現場が混乱してしまうので、意志をしっかり持つことが重要です。自分の思いがブレないよう意識しながら仕事をしています。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
今の商品開発の部署に異動してからは2年目なのですが、2012年に入社してからの4年間は、さいたま営業所で営業の仕事をしていました。小売店などの取引先を回って、いかにマンダムの商品を店内の一等地に置いていただくか、一品でも多く導入していただくかが最重要課題だったので、今のようにひとつの商品を深掘りするというよりは、会社全体を背負って、全部の商品をまんべんなく広げることに気を配っていました。
そのとき担当していた取引先の中に、売り上げの大きいあるお店があったんですが、私が伺っても「何しに来たの? あなたが来て、何の役に立つの?」というような反応で、最初は全く相手にしてもらえなかったんです。そう言われるとやっぱり悔しいので、自社のものだけではなく他社製品の知識も身につけて、何度も通いました。そのうちに、だんだん話を聞いていただけるようになり、自分を、そしてマンダムを認めていただけたと思い、とてもうれしかったですね。自社の商品を売り込むためには、他社の商品のほうが詳しいと思われるぐらい勉強することも重要なのだとその経験から学びました。
今の会社を選んだ理由は?
就活で志望していたのは、化粧品や食品業界でした。就職するならやはり自分の好きなものに関わりたいと思い、すぐに頭に思い浮かんだその2つの業界を軸に50社程度受けました。最終的にマンダムに決めたのは、化粧品業界の中でも男性化粧品で業界NO.1の会社という珍しさに興味を持ったからです。誰も行かないようなところを切り開いているというところに惹かれました。そういう会社であれば、他の会社とは違う形で、自分の個性を生かせるんじゃないか、自分らしさを発揮できるんじゃないかと思ったことが一番の理由です。
実際に入社してからも、自由に意見を言える雰囲気で、私のように自己主張を控えてしまうような人間だと「もっと積極的に発言しなさい」と言われるほどです。特に商品開発のような仕事は、自分の考えている方向性を明確にすることが大事なので、コミュニケーションにおいてもまだまだ課題は山積みですね。