インドのおすすめ観光地20選! 定番スポットから知る人ぞ知るスポットを紹介 2ページ目
インドのおすすめ観光地1.タージ・マハール
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のため22年の歳月と巨額の建設費用をかけて造営した墓廟「タージ・マハール」。総大理石の白亜の姿は、世界最大の愛の鎮魂歌を表現したものとも言われています。大理石以外にも翡翠や水晶など、使われた宝石は28種類! 無駄遣いしすぎたため、息子に幽閉をされてしまったという逸話もありますが、長い年月を経て、今ではその美しさと愛の物語に惹かれ、世界中から多くの観光客が集まっています。
首都デリーから鉄道で約2時間のアグラにあります。汽車で移動するときは、トラブルを回避するためにもできるだけ高いクラスの汽車に乗ることをおすすめします。
インドのおすすめ観光地2.アグラ城塞
ムガル帝国絶頂期、アクバル帝によって10年の歳月をかけて建てられた城塞。赤い壁は約2.5kmにわたって続いています。城塞内には緑が美しい庭園もあり、城塞の赤とのコントラストがあざやかです。内部は、白大理石で覆われた壁や床など、外からの見た目からは想像もできない世界が広がっています。細部にまで施された装飾や大回廊は圧巻の一言です。
東側の城壁にある囚われの塔は、シャー・ジャハーンが愛する妻の墓であるタージ・マハールを眺めながら幽閉生活を送った場所と言われています。シャー・ジャハーンが妻を思い見続けたタージ・マハールの姿を、時を越えた今、ぜひあなたの目で確認してみてはいかがでしょうか?
インドのおすすめ観光地3.ガンジス河
タージ・マハールと並んで一度は訪れたいインドのシンボル的な存在がガンジス河です。早朝には沐浴の風景が広がっています。神々が住む山、ヒマラヤから流れ出るガンジス河に身を浸せば贖罪されると言われ、世界各地から多くの巡礼者が訪れます。朝日に染まる大河はまさに神聖な領域。ここを訪れて人生観が変わったと言う人が多いことを、きっと実感できるでしょう。
ヒンズー教では牛が神様とされているため、ガンジス河周辺でも牛の姿が多く見られます。そのため、衛生的に日本とは違った状況となっている場所もありますので、臭いなどに敏感な人はちょっと苦手なエリアかもしれません。そんな人におすすめなのが、ガンジス河で日没とともに始まるプージャ(祈りの儀式)、ガンジス河に火が捧げられる幻想的な世界をぜひ体中で感じてもらいたいです。最近では、儀式をイケメンのインド人が行うと人気があるそうです!
インドのおすすめ観光地4.フマユーン廟
定番は絶対に外したくない!という人におすすめなのがデリー観光の定番、ムガル朝第2代皇帝フマユーンのために造られたフマーン廟。大理石と赤砂石のコントラストと、見ていると心がいつの間にか落ち着く左右対称なシルエットは、日本人向けかもしれませんね。イスラムとインドの粋を集めた装飾は、タージ・マハールの建築に大きな影響を与えたと言われており、世界遺産にも登録されています。
建物内部は、いくつかの棺が置かれているだけなのでとても広々としています。空間の広がりとは対照的に壁や窓、天井に施された細工の繊細さと色使いの美しさをぜひ見ていただきたいものです。時間帯により違った美しさを見せてくれるフマユーン廟。訪れるなら、朝日や夕日の時間帯がおすすめです。
インドのおすすめ観光地5.ファテープル・シークリー
アグラ市街から40kmほど離れた高台にある世界遺産が、ファテープル・シークリー。インド史上最大の帝国を築いたアルバク王が王子誕生のために築いた都の跡です。宮殿には、鮮やかなルビーや深海のように輝くラピスラズリなどの宝石がふんだんに使われ、その建築様式の美しさから人気があります。広大な敷地に広がっている異なる宗教の伝統的モチーフからなる建築様式などを、ゆっくり楽しむのもおすすめです。
水不足のため、わずか14年で見捨てられ、ひっそりと佇む都は別名「勝利の都」と呼ばれています。