管理栄養士になるには? 資格や試験について知ろう 2ページ目
「管理栄養士国家試験」は年に1回行われます。毎年2万人前後の人が受験し、合格率は40-50%ほど。数で言えば、7,000-1万人ほどが合格できているようです。
厚生労働省の「管理栄養士国家試験」のページによると、試験科目は以下の9科目です。
ア.社会・環境と健康
イ.人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
ウ.食べ物と健康
エ.基礎栄養学
オ.応用栄養学
カ.栄養教育論
キ.臨床栄養学
ク.公衆栄養学
ケ.給食経営管理論
栄養素の持つ効果や組み合わせなどの基本的なことや、特定の症状に合わせた栄養面での対処法といった応用問題も多く出題。栄養学だけでなく、人の体の仕組みや栄養がもたらす体の反応など、幅広い知識が問われます。
■管理栄養士免許を持つ人の職く場は?
栄養士の上位資格である管理栄養士を取得すれば、小学校・中学校などの教育施設だけでなく、医療施設や老人福祉施設、また介護施設でも働きやすくなり、活躍の幅が広がります。また、栄養士の養成学校で講師を務めるといったケースも見られます。ほかには食に関するアドバイザー、食品のプロデュース業、料理研究家など、幅広い分野で活躍をしている人も多くいます。私たちの生活にはなくてはならない「食」に関する資格ですから、仕事へも応用しやすいと言えますね。
管理栄養士になるにはどうすればいいかを解説しました。もし管理栄養士の資格を取得したい場合は、やはり専門の養成機関に入り、学ぶことが一番の近道と言えます。また、同じ養成機関でも実務経験が必要になる場合もありますから、そのあたりも考えて進路選びをするといいでしょう。
引用元:厚生労働省「管理栄養士国家試験」
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kanrieiyoushi/
(中田ボンベ@dcp)