小学校の先生になるには? 教員免許や試験、赴任までの流れについて解説

学生の窓口編集部

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小学校の先生になるにはどうすればいいのでしょうか。

誰もが通る道である小学校を舞台に活躍する先生を見て「私もあんな風になりたい」と憧れる人は多いかもしれません。

今回は、今こそ知りたい「小学校の先生になる方法」について解説。お給料などの待遇面にも触れていますので是非参考にしてみて下さいね。

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小学校の先生になるには教員免許を取得しよう!

小学校の先生になるためにまず必要なこと、それはずばり、

「教員免許」の取得、です。

・正式名を「教育職員免許状」という。
小学校教諭の免許状(普通免許状)が必要。
・都道府県教育委員会が授与している。

※普通免許状とは?
教諭になるために必要な、一般的な免許状。
普通免許状以外には次のような免許状があります。
・特別免許状→普通免許状を持っていないが専門的な知識や経験を持つ人に授与。
・臨時
免許状→「助教諭」や「養護助教諭」として短期的に採用したい時に授与。
これらは「教育職員検定」に合格することで授与され、普通免許状とは違い教育職員検定を受けた都道府県のみで有効です。

ここでは普通免許状に絞って解説していきます。次からは、この「小学校教諭の免許状(普通免許状)」を取得するまでの流れを見ていきましょう。

教員免許を取得するまでの流れ

教員免許、ここでは小学校教諭の免許状を取得する方法は大きく分けて2つ。

*小学校教諭の免許状を取得する方法*
・大学などの教職課程を修了・卒業する
・教員資格認定試験に合格する

それぞれについて解説します。

大学などの教職課程を修了・卒業する

教職課程のある大学や短期大学に入り、定められた科目を修得していく一般的な取得ルートです。卒業のタイミングで各都道府県教育委員会に申請することで、教員免許状が授与されます。

*教員免許取得までのイメージ*

このように、教員免許は卒業時の「学位」に応じた区分があります。

・一種免許状……学士の学位を有することが必要
・二種免許状……短期大学士(と一部の専門士)の学位を有することが必要
・専修免許状……修士の学位を有することが必要

一種免許状は大学の教職課程を経て取得できるもの。二種免許状は短期大学の教職課程を経て取得するもの(大学での教職課程によっては、二種免許状が授与されるケースもあります)となっています。専修免許状は、大学院に進み、修士の学位を得た場合に取得できる教員免許です。

これらは全ての都道府県で有効。つまり、この教員免許があれば、どこの都道府県でも教員になれるということです。ちなみに免許の有効期限は10年間。自動更新ではないので、更新講習を受講し、修了しないと更新されません。

教員資格認定試験に合格する

上記で解説した教職課程を修了するルート以外にも「教員資格認定試験」に合格することで教員免許を取得することができます。各都道府県教育委員会に申請することで、教員免許状が授与されるという流れは先ほどと同じ。

この試験については文部科学省のホームページに次のように記載されています。

“広く一般社会に人材を求め、教員の確保を図るため、大学等における通常の教員養成のコースを歩んできたか否かを問わず、教員として必要な資質、能力を有すると認められた者に教員への道を開くために文部科学省が開催している試験です。”(文部科学省-教員資格認定試験

つまり前述で解説した、大学や短大での教職課程を経なくてもいいということですね!ちなみにこの試験で得られる免許状は「二種免許状」となります。

●小学校 教員資格認定試験の受験資格は?

小学校の教員資格認定試験の受験資格は以下のとおりです。

・高等学校を卒業した人
・または大学入学資格がある人
・20歳以上の人

教員資格認定試験は、社会人まで幅広く門戸が開かれていることが分かりますね!

小学校 教員資格認定試験の難易度は?

小学校の教員資格認定試験は、二種免許状を取得している人と同等の水準に達しているかどうかを判定するもの。ですから極端に難易度の高い出題構成ではありません。

ですが範囲としてはとても幅広いため、ある程度時間を取ってしっかりと力をつけていかなければなりません。小学校の教壇に立つのに相応しい知識レベルに達する必要がある、ということです。

合格率については公表されていないのですが、おおむね10%〜20%程度と言われています。試験実施機関のホームページに過去問題が掲載されていますので、それを中心に勉強を進めるのがオススメです。

⇒試験実施機関「独立行政法人教職員支援機構」ホームページはこちら

小学校に赴任するまではどんな流れ?

小学校で教えることのできる教員免許を取得しても、教員として採用されないと教えることはできません。教員として採用される学校は大きく分けて、

●公立小学校
●私立小学校

があり、それぞれ採用方法が異なりますので順番に解説します。

公立小学校に赴任するまでの流れ

公立学校の場合は、各都道府県や政令指定都市の教育委員会が実施している「教員採用選考試験」に合格する必要があります。

公立学校の教員採用選考試験では、筆記や論文・面接・ピアノ実技などのほか、模擬授業といった実践的な試験が課せられることもあるようです。

合格後は採用候補者名簿に掲載。採用が決まれば最終面接が行われ、小学校に赴任する……といった流れになります。もし合格後に採用が決まらなかった場合も、臨時職員や非常勤講師として採用されることもあります。

私立小学校に赴任するまでの流れ

次に私立学校の場合ですが、こちらは公立学校と異なり、学校や法人単位で採用が行われます。採用試験は、教員採用選考試験と同じく、筆記や論文、面接、模擬授業など。私立小学校の方が採用人数が少ないこともあり、採用はかなり狭き門となる傾向があります。

小学校の先生の待遇面ってどうなの?

小学校の先生の待遇面はどうなのでしょうか。まずお給料について見てみましょう。文部科学省が実施する「学校教員統計調査」によれば、小学校教員の平均給料月額は次のとおり。


令和元年度調査 平成28年度調査 平成25年度調査
平均給料月額 33万6,200円 33万6,200円 33万1,600円

(注)給与月額とは給料(本俸)額であり、諸手当や調整額は含みません。

これに諸手当や特別給(ボーナス)がプラスされることとなり、平均年収としては550万円程度と言われています。ただし、あくまでもこれは平均額であり、校長先生から助教諭までさまざまな役職が含まれることには注意が必要です。特にまだ先生になりたての頃は「激務や責任の重さに対して給料はイマイチ?」と感じることもあるかもしれません。

▶︎データ引用:政府統計e-Stat「学校教員統計調査」

小学校の先生は長時間労働になりがち

小学校に限らず中学校なども含めて、教員は長時間労働が問題となっています。朝の出勤時間は早く、昼間は主に授業や給食などの活動。そして下校のホームルームが終わると下校指導をすることも。放課後はプリントの丸つけや授業準備、お知らせなどの準備のほか職員会議などもあります。

また長時間の問題だけでなく、メンタル面での厳しさもあります。学校への要求が過激すぎる親をあらわす「モンスターペアレント」という言葉も生まれましたね。いじめや不登校問題・学級崩壊などのネガティブな問題がさまざま降りかかってくる中で、適切に対処していくメンタルの強さも求められる職業です。

小学校の先生に向いているのはどんな人?

小学校の先生という職業の厳しさについてお伝えしましたが、そのような中でもやりがいを持って前向きに取り組んでいける人は、どんな人なのでしょうか。小学校の先生に向いているのは、次のような人です。

・子どもが大好き
・子どもを尊重することができる
・教えることに喜びを感じる人

先生が毎日向き合うのは他でもない、小学生の子ども達です。ですから子どもが大好きというのは大前提。もちろん色々なタイプの子どもがいますから、一人一人を尊重し、認めてあげられる人が向いているでしょう。また、人に教えることで、人が成長していくのを「喜び」と感じる人は先生全般に向いています。

逆に情緒の波が激しく、ついついキレてしまう、といった人は小学校の先生には不向きかもしれません。何しろ相手は小学生、うまく事が運ばないことの連続ですからね。

まとめ

小学校の先生になるにはどうすればいいか、教員免許や試験、赴任までの流れについて詳しく解説してきました。改めて要点をまとめておきます。

・まずは教員免許「小学校教諭の免許状(普通免許状)」の取得を!
・大学や短大で教職課程を修了し、卒業すると教員免許が得られる
・「教員資格認定試験」に合格することでも教員免許が得られる
・その後、教員としての採用試験を突破しなければならない

そして長時間労働などについても触れましたが、筆者の周りでもママとして子育てと両立しながら小学校の先生をしている人は何人もいます。小学校の先生とはたくさんの子ども達の成長に直接関わることができる、とてもやりがいのある職業。安定した収入が得られるのも大きな魅力でしょう。人に何かを教えるのが好き、という方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

▶︎参考:文部科学省「教員免許状に関するQ&A」

(マイナビ学生の窓口編集部)

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