まるで整形級?! 日常でも使えるコスプレメイク術をコスプレーヤーに聞いてみた!
アニメや漫画、またゲームに登場するキャラクターに扮するコスプレーヤー。二次元のキャラクターたちに可能な限り近づけるために、さまざまなメイク術を駆使し、顔を作り上げます。そうしたコスプレメイク術は、日常のメイクの参考にもなるものです。そこで今回は、国内外のイベントで活躍されている人気コスプレーヤーのズミさんに、コスプレメイクテクニックを聞いてみました!
▼こちらもチェック!
メイク初挑戦の新入生必見! 準ミスソフィアが教える、メイクの基本まとめ【学生記者】
■整形級コスプレメイク術1.目を大きく見せるためにしっかりと下準備をする!
――女性で「目を大きく見せたい」と思っている人が多くいますが、コスプレの際には、目を大きく見せるために、どんなメイク術を使われていますか?
ズミさん 目を大きくしたい場合はアイプチを使う人が多いですけど、アイプチで大きくするにも限度があるので、私の場合は「つけまつげ」をうまく活用しています。
――どんなふうに活用しているのですか?
ズミさん 私は「最初につけまつげを貼り付けて」いますね。それでアーチの具合や毛先の方向とかを先に作ってしまうことで、目の大きさを調整しています。つけまつげも、市販のものをそのまま使うのではなく、2枚のつけまつげをカットしてつなげて長くしたり、重ねてボリュームを出したり、部位ごとに毛量をアップさせたりしています。
▲実際に使用されているつけまつげ。かなりカスタマイズされています。
――理想の目を作るためには、つけまつげを工夫することも大事なのですね。
ズミさん 私はキャラクターによって目の形を大きく変えていますけど、つけまつげによって大きさも印象もかなり変わりますよ。より大きくしたい場合は、つけまつげを目よりも少し離した位置に貼り付けるなどして、目が大きく見えるように工夫すればいいと思います。
――アイラインなどで目を大きくする工夫はされていますか?
ズミさん 私は他のコスプレーヤーさんと比べてかなり濃いめのメイクをしているので、目だけ濃いとそこだけ浮いてしまうんです。なので「他の部分となじませる」という意味で、上はリキッドライナーでベタッと塗っていますが、下はペンシルなどの薄いライナーでラインを引く程度にとどめています。こうすることで目が他の部位となじみやすくなります。
――ただ目を大きくするだけでなく、他との調和も考えているのですね。
ズミさん ハイライトやシェード(影)を入れたりして立体感が出るようにもしています。あとは涙袋を描くことでも、目が大きく見えます。その際もハイライトを入れて立体感が出るようにしていますね。
――目でいえばやはり「カラーコンタクト」を使うのも有効ですか?
ズミさん そうですね。ただカラコンの選び方も、男性キャラをやる人と女性キャラをやる人で違っていたりします。男性キャラをやる人はコンタクトの縁が目立たないものを選ぶのですが、女性キャラクターをやる人はコンタクト自体も直径が大きなもので、縁もはっきりしたものを選んでいます。
――それはなぜでしょうか?
ズミさん 直径が大きく縁がはっきりしていると、目が大きく見えるからです。女性キャラはかなり目を大きくしないといけないので、そうした選び方になるのだと思います。
――なるほど。女性が目を大きく見せたい場合は、そうしたコンタクトの工夫も有効ということですね。