休学留学するメリットは?資格取得もできる人気のプラン紹介
「日本のグローバル化」そんなフレーズをあちこちで目にしますが、大学を自主的に休学して海外留学する大学生が増えています。ですが、大学を長い間休学しなければならないことに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。休学留学にあたってはメリットとデメリットをよく確認したうえで、認定留学も含めて検討してみるのがオススメ。人気の留学プランもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
休学留学のメリットとデメリット
休学留学とは大学を一旦休学して、海外で語学などを学ぶために留学することを指します。期間はおおむね半年間〜1年間くらいが一般的です。日本での大学の方は「休学」という形になるため、その間の留学のことなどは大学側はほぼ関与しないのが特徴です。この休学留学について、メリットとデメリットについて見ていきましょう。
休学留学のメリットは自由度の高さ!
休学留学のメリットは次のとおりです。
・プランの自由度が高い
・日本での学部とは全く関係ない学びにチャレンジできる
・休学中の日本の大学の学費が免除(あるいは減額)される
・新卒として就職活動ができる
休学留学はプランの自由度が高いのが最大のメリット。例えば自分の目的にぴったりの留学先や、留学のタイミングを自由に決めることができます。交換留学や認定留学も魅力ですが、休学留学ならこのように自由度が高いこと、そして日本での学部とは全く関係ない学びにもチャレンジできることが最大の魅力でしょう。
そのほかでは、日本の大学の方は休学扱いとなるため、学費が免除あるいは減額(大学により異なる)となるのは嬉しいですね。また卒業してから留学となると、新卒での就職活動は見合わせなければなりませんし、一旦就職してからの留学はそれこそキャリアを中断してしまうことに。その点、休学留学なら大学生としての身分を残しておくことができ、新卒として就職活動ができるのは大きいでしょう。
休学留学にはデメリットも
実は休学留学には次のようなデメリットも挙げられます。
・留学先で単位を修得したとしても日本に移行できないことが多い
・日本の大学は4年で卒業できなくなる
休学留学の場合、日本で在籍している大学がほぼ関与していないため、例えば留学先で何かしらの単位を修得できたとしても日本の大学に移行できないことがほとんどです。加えて帰国後は休学していた学期から再スタートすることになるため、周りと同じように4年で卒業、というのは諦めざるを得ません。
これらはどうしても交換留学や認定留学と比べた場合にデメリットに感じられます。交換留学は競争率が高いにしても、認定留学の方は比較的留学しやすい制度ですので、あわせて検討してみてもいいかもしれませんね。
※認定留学とは?
あらかじめ日本の大学に申請して、海外での単位を日本に移行してもらうことを前提に留学することを指します。休学する必要はなく4年間での卒業を目指すことが可能。交換留学と違って留学先の選択の幅が広く、手配は自分で行うことなどが特徴となっています。
【就職に不利?】大学4年からの休学留学について
休学留学をするのにおすすめの時期は、やはり大学2年生〜3年生です。ですが4年生でも遅すぎるということはありません。むしろ留学を悩んでいるのであれば是非チャレンジしていただきたいです。
大学4年生からの留学では就職活動への影響が気になるところ。特に4年生の後期から休学留学した場合は、留学期間にもよりますが2年留年する可能性も否めません。ですが2年遅れた理由が留学であることが明確であり、その留学で得られたことを面接でしっかり伝えることができればOK。
例えばTOEIC®︎のスコアや専門的な資格、自分にとってプラスになった経験などを明確にし、就活で活かすことができれば、留学はむしろ有利に働くことだってあるのです。
注意したいのは、卒業や就職が気になって留学しそびれてしまった場合。社会人になって、仕事への不満も手伝って「やっぱり留学したい」と会社を辞めてしまうと、その後の再就職は中途採用となり門戸が狭くなってしまいます。4年生でも遅くはありません。学生のうちに悔いのないように留学を実現しておいて、新卒枠で胸を張って就職活動をしましょう!
先輩たちに人気の留学プランをご紹介!
ここからは、実際に休学留学をした先輩たちに人気の留学プランをご紹介します。
▶︎監修:毎日エデュケーション
http://www.myedu.co.jp/
語学留学+大学授業聴講プログラム
語学留学と大学の授業聴講が行えます。「語学」はやはり英語が人気。渡航先の一例としてはオーストラリア・カナダ・イギリス・アメリカなどが挙げられます。
ところでこれって交換留学と違うの? と思いますよね。実際、交換留学とよく似たスタイルですが、交換留学だと事前の準備が大変で、帰国の時期や出発の時期も決められてしまいます。
自分で自由に留学生活をカスタマイズしたい人には、休学での留学の方が断然お薦めです。大学付属の語学センターに入学する方法もありますし、民間の語学学校へ行き、提携している大学などで授業を聴講できるものもあります。一定の語学レベルに到達していなければ大学の授業を聴講できないものも多いので、しっかりプランニングしましょう。
語学留学+インターンシッププログラム
使える外国語を習得するには、机に向かって語学の勉強だけしていても駄目。実際の生活の中でどんどん使う機会がないと、外国語はなかなか身に付きません。そこで、語学を学んだ後にインターンシップに挑戦、現地の人たちと一緒に働きながら語学にさらに磨きをかけることができるというプログラムです。
インターンシップ先はとても多彩です。さまざまな業種業態の企業、非営利団体などにインターンシップの機会を設定しているプログラムがあります。残念ながら就労経験や専門知識が乏しい大学生の場合には、本格的な仕事体験はできないことも多いのですが、実力とやる気をアピールして、やってみたいポジションを狙ってみるのもいいと思います!
ビザやプログラムの内容によって、お給料がもらえる有給タイプ、完全に無給のタイプ、インターンできる期間などにも違いがあります。よく調べ、留学カウンセラーに相談してみるのがいいでしょう。
語学留学+資格取得・専門知識習得プログラム
せっかくの海外留学。帰国後の就職活動に生かせるような成果を何か持って帰りたい! という人が多いことでしょう。もちろん、日本では認定されていない資格があったりするので、資格を取ればいいということではありません。しかし、興味のある分野の専門的知識に触れるということでは大きな意味があるでしょう。たとえば、下のような資格を取得、また習得できるプログラムがあります。
●小学校英語指導者資格(J-SHINE)
⇒小学校などで英語指導などを行うための資格
●TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)
⇒英語を母国語としない人向けの英語教授法
●ホスピタリティ&ツーリズム
⇒旅行業界、ホテル業界、飲食・サービス産業などに関わりたい人向けの修了認定資格
●ビジネススキル
⇒日本で勉強できなかったビジネスに関する知識を習得できます。
マーケティングや会計、貿易実務、セールスなどの知識のほか、ビジネス英語や交渉術、プレゼンテーションスキルといったものを学ぶこともできます。
その他にも、アート・デザイン・ファッション関係・福祉関係・映画やエンターテインメント・IT関連・ウェブ関連など、将来仕事として関わりたい専門分野の知識を身に付けられるプログラムが豊富にあります。
以上、人気の留学プランについてご紹介してきました。語学を学びつつ、それと並行して専門知識を身につけたり実際に働いてみたりするプランが人気でしたね。また、半期休学なら、語学留学に専念したり、語学留学の後にバックパッカーとして世界を旅してみたりしてもおもしろいですよね。自分に合ったプランを見つけて、ぜひ充実した留学期間を過ごしてください!