冬におすすめ! レンタルビデオショップ店員が選ぶ、心がホッと温まる恋愛映画5選【学生記者】
こんにちは。成城大学のかりこです。
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2017年がはじまって早1ヶ月。寒さが身に堪えるこんな季節は、暖かい部屋で温かいものを飲みながら、ゆっくりと映画を観るのはいかがですか? 今回はレンタルビデオショップ店員である筆者が、心がホッと温まるような恋愛映画を5つ紹介させていただきます。
1.ルビー・スパークス
⚫︎内容
小説家として天才と言われデビューするも、その後は極度のスランプに陥ってしまった作家、カルヴィン。彼はカウンセリングの際に勧められ、自分の夢に出てきた女性ルビー・スパークスの物語を書き始める。そんなある日、突然目の前にルビーが恋人として現れた! カルヴィンが小説を書き進めればその設定通りになるルビー。そうして理想の幸せが続いていくと思っていたが……。
⚫︎ポイント
自分が考えた女の子が突然恋人だと言って現れるという、なんとも夢のような物語です。ちなみに本作でカルヴィン役の男性は製作総指揮、ルビー役の女性は脚本家を務めています。さらに2人は実際の恋人同士。どこまでも微笑ましく羨ましい2人、作中でも観ていてニヤニヤが止まりません。
2.シンプル・シモン
⚫︎内容
アスペルガー症候群で、なにか気に入らないことがあるとすぐ自分のロケット(ドラム缶)の中にこもってしまうシモン。そんな彼を理解してくれるのは兄のサムだけだったが、サムはシモンが原因で恋人と別れてしまう。サムは落ち込み、シモンは自分と深く関わる人物である兄の変化に心を乱される。そこでシモンは、兄にとって「完璧な恋人」を探し始めるのであった。
⚫︎ポイント
北欧らしい魅力がいっぱいの映画です。他人の思っていることが理解できずどうにも不器用で、しかしどこか憎めないシモンにたびたびクスッと笑わせられます。シモンと兄とその完璧な恋人候補が展開する、彼らなりの幸せの形にとても心が温まります。
3.ツレがうつになりまして
⚫︎内容
サラリーマンであるツレ(夫)がうつ病だと診断された。妻の晴子はツレに会社を退職するように言う。退職をしたツレと家で心のケアをしていこうとする晴子。うつ病とはどのようなものか、うつ病の人にどうやって寄り添っていけるか、さまざまな困難が訪れる中で共に生きる夫婦の日々を描いた物語。
⚫︎ポイント
タイトル通り「うつ病」がテーマのお話。暗く重くなりがちのテーマですが、どこかユーモラスに描かれていてる夫婦2人のやり取りに癒されます。晴子の考えにハッとさせられることも多いのですが、彼女自身全てを理解した妻ではなく、どうすればいいのか模索しながらツレと暮らしていく姿が、夫婦で成長していくようでむしろすてきだと感じられます。
4.ランドリー
⚫︎内容
事故により脳に障害が残ってしまった青年、テル。彼は祖母が経営するコインランドリーでいつも見張り番をしている。テルの世界はそのコインランドリーとその周辺が全てであった。そうしていつも通りコインランドリーを見張っていたある日、女性がワンピースを忘れたままコインランドリーを出て行ってしまった。テルはその女性を追いかけ、ワンピースを届ける。それからその女性、水江と親しくなっていくが、彼女の心には大きな傷があって……。
⚫︎ポイント
ゆっくりと時間が流れていくような映画です。テルの純粋さと、その純粋さに心を癒されていく水江の2人を見ていると本当にほっこりとした気持ちになれます。最後にはホロリと泣いてしまうような、とても温かく、優しい気持ちになれる物語です。
5.百万円と苦虫女
⚫︎内容
主人公の鈴子は、ひょんなことから前科者になってしまう。出所してからは家でも居づらさを感じ、とうとう家を出ることを決心する。そこで彼女はあるルールを決めた。そのルールとは、百万円が貯まる度にその土地を出ていくというものだった。根無し草のように生活することを選んだ鈴子が向かう先々では、さまざまな出会いや事件が待ち受けているのであった。
⚫︎ポイント
「百万円が貯まったらその土地を出ていく」という、おもしろい設定のお話です。鈴子は前科者といっても、そうなってしまったのは本当にひょんなことが原因。荒くれた風貌でも性格でもなく、ごく普通の、むしろあまり目立たないような女性です。表立って自己主張をするわけではないけれど、なぜか惹きつけられてしまうような鈴子の魅力。個性的でそれぞれ登場人物にぴったりの配役も必見の作品です。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。ひとりでゆっくり観るもよし、友人や恋人とときめきながら観るもよしの恋愛映画特集でした。どの作品もほっこりできる温かい物語です。みなさんもぜひ一度ご鑑賞ください!
文・かりこ