授業のノートは手書き派vs.パソコン派どっち? 試験の成績が良かったのは……
ノートブックやモバイル端末を持っている人が増えた今、授業のノート取りも手書き派とパソコンでのタイプ派に分かれてきています。講義の内容を自分なりにまとめながらコツコツ書く手書き派は、授業内容を丸ごと写せるパソコン派と比べると何かと不利かと思いきや、Psychological Scienceが大学生を対象に行った調査によると意外な事実が発見されました。
授業内容をどれだけ多く記録できるかに関しては白旗を揚げたのはタイプ派でしたが、授業内容を実際どれだけ理解しているのかをテストした場合、点数が高かったのは手書き派。また、自分がとったノートを元に1週間勉強し、再度試験を行った場合もやはり手書き派の方が成績は良好だったそうです。
聞いたことをただ機械的にタイプしていくよりも、内容を理解しようと耳をしっかり傾けて手書きでまとめていく方が、その理解力と覚えたことの継続力の両方において有利なことがわかったのです。
聞いた内容の理解力や記憶力は学生時代はもちろん、社会人になっても使える重要なスキル。タイプの練習も大切ですが、自分の力で正確な手書きメモを作り出す能力もしっかり身につけておくと、のちのち有利になりそうですね。
参考:For a Memory Boost, Ditch the Laptop ad Write It Down by Hand