教育理念を反映! 有名大学の校章デザイン9選
各大学にはそれぞれ意匠を凝らした「校章」が制定されています。校章のデザインには、その大学の歴史、建学精神や教育理念などが反映されています。今回は、有名大学の校章がどのようなデザインなのかをご紹介します。
まずは恐らく日本で一番有名な「大学の校章」です。
●慶應義塾大学
このデザインは、1885年(明治18年)ごろ、塾生が教科書にあった一節「ペンには剣に勝る力あり」にヒントを得て帽章を自分たちで考案したことに始まります。その後、多数の塾生・塾員の支持を得て公式な形として認められ、現在に至っています。
●早稲田大学
1906年(明治39年)に「弧形の稲葉の上に大学の二字を置く」という校章の原型が作られ、創立125周年を機に伝統のシンボルである校章・角帽・早稲田レッドをモチーフとし、現在の早稲田シンボルがデザインされました。
●北海道大学
1950年(昭和25年)の公募による入選作に、創基120周年を機に修正を施し、1996年(平成8年)に正式にシンボルマークとして決定されました。キャンパスに自生する「エンレイソウ」をモチーフにしたデザインとなっています。
●大阪大学
創立60周年を記念して制定された新しい校章です。世界的グラフィックデザイナー・田中一光さんがデザインしたもので、銀杏をモチーフに「OSAKA」のOを忍ばせた印象的な意匠となっています。
●九州大学
1950年(昭和25年)から使用された松の葉をモチーフとした図案を原型とし、2003年(平成15年)に芸術工学研究院の教授(当時)が視認性等を考慮しながらリデザインしました。また、従来の茶系カラーを継承し赤紫系のUIカラーを制定しています。