「君の名は。」に負けない?! 風景の描写が美しいアニメ10選
新海誠監督の映画『君の名は。』は、アニメ史に残る超絶ヒット作になっていますよね! 新海監督の作品といえば、詩情豊かな非常に美しい風景が登場することで知られています。今回は、そんな作品内に思わず見ほれてしまうような景色が登場するアニメ作品をピックアップしてみました。
●『秒速5センチメートル』
新海誠監督の劇場公開作品の第3作。「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」という3つの短編から成りますが、それぞれに思わず息をのむような美しい景色があります。遠ざかってしまった男女の気持ちを代弁するかのような風景は見る者の胸にいつまでも残ります。
●『劇場版AIR』
青年・国崎往人は海辺の田舎町で神尾観鈴という少女に出会います。青年と少女をめぐる不思議な因縁話を描いた作品ですが、海辺の町の描写が実にきれいで、切ないストーリーと相まって視聴者の心を引きつけます。夏の強く明るい日差しにもなぜか陰を感じます。
●『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
小学校時代に仲のよかった6人の少年少女。その中の一人、本間芽衣子が死んでしまい、互いに疎遠になってしまう彼らが徐々に絆を取り戻していく物語です。そのストーリーを盛り上げるように、美しい空、豊かな自然といった風景が登場します。
●『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』
学園祭前日のドタバタを繰り返す諸星あたる、ラムたち。ところが毎日同じ時を過ごしているという異常事態に気付いた彼らが街を取り戻すために奮闘する作品です。友引高校は朽ち果て、荒廃した友引町の景色が鮮烈な印象を残す本作。思わずその描写に心打たれてしまいます。
●『天空の城ラピュタ』
もはや国民的アニメともいえる宮崎駿監督の作品。ジブリ作品はいずれも素晴らしい景色が登場しますが、本作でも主人公・パズーの家が立つ渓谷の風景、老人ポムと出会う地下、竜の巣といわれる雲、穏やかできれいなラピュタの庭園など、心に残る景色がいくつもある傑作です。