京都大学の学園祭テーマがぶっとんでいると話題! 「単位より大切ななにかを求めて」
秋は学園祭のシーズン。日本各地の大学で、盛大に学園祭が開催されますよね。ところで全国の大学で開催される学園祭には毎年「テーマ」がある大学が多いことを知っていますか? 実行委員会の議論の末にテーマが決まったりしますが、京都大学の「11月祭」の統一テーマが毎年かなりおもしろいとのこと。今回はそんな京都大学の学園祭のテーマについて紹介します。
京都大学の学園祭は「11月祭」と呼ばれます。1953年(昭和28年)に秋の文化祭を「京都大学秋季文化祭11月祭」という名称で開催。翌年から正式名称となっています。以来、「11月祭」(通称NF)は京都大学の学園祭として現在まで続いています。京都大学の公式サイトを見ますと、11月祭の統一テーマ一覧があります。これによりますと、1959年(昭和34年)の統一テーマは、
●「戦後派意識の解明」
でした。
先日発表された2016年(平成28年)、第58回11月祭の統一テーマは、
●「ぽきたw 魔剤ンゴ!? ありえん良さみが深いw 京大からのNFで優勝せえへん? そり! そりすぎてソリになったw や、漏れのモタクと化したことのNASA(手の絵文字) そりでわ、無限に練りをしまつ ぽやしみ〜」
です。思わず意味を知りたくなるようなテーマ。ちなみに、この2016年の統一テーマの趣意文は、
「このテーマ案は、昨今ネット上で頻繁に見られる、いわゆる『オタク構文』を改変したものである。 この文に使用されているフレーズの多くを、京大生はSNSや友人との会話の中で使用している。それらのフレーズは有識者が有り難がるような『美しい日本語』とは程遠いだろう。 だが、この『オタク構文』に見られるような、既存の枠組みを疑い破壊し、自らの手で新たな枠組みを創造する姿勢こそが京大生、ひいては京大生によって創られるNFの真骨頂ではないだろうか。」
となっています。このように説明されると「なるほど」と納得してしまいませんか? このように11月祭の統一テーマはユニークなものが多いので、ピックアップしてみましょう。