フラダンス日本一! 強豪・群馬県立女子大チームを取材 2ページ目
――では逆に、フラダンスの難しい点は?
大島部長 踊り手の気持ちが見ている人にうまく伝わらないこともある、という点でしょうか。自分がどれほど伝えたいと思っても、それができるとは限りません。
――なるほど。魅力がまた難しい点でもあるのですね。
大島部長 「群舞」であるのも難しい点でしょうか。みんなで細部まで合わせて、動きがそろっていないと美しく見えません。
――大島さん自身はなぜフラダンスを始めましたか?
大島部長 入学する前に群馬県立女子大学が「フラに強い大学」ということは知っていました。入学してから見学に行ったのですが、先輩が本当に優しくて、穏やかな人しかいない、と感じました。こんな優しい人たちと一緒にサークル活動をしたいと思ったのがきっかけです。
――フラダンスは人の気持ちに影響しますか?
大島部長 フラをやっていると優しい気持ちになります。自然とそういう気持ちになるんです。私自身も始める前と比べると考え方が変わったと感じています。ポジティブな考え方になったというか。常に心からの笑顔で踊っていないと、見る人にも伝わらないですから。
――それはハワイで生まれたダンスらしい点ですね。
大島部長 そう思います。技術ももちろん大事ですが、それだけではないんです。勝ちたいとか、そういう気持ちが強すぎるとそれは踊りにも出てしまいます。虹が奇麗であるとか、雨の降る様とかを表現しますから純粋な心でいないといけないんですね。「心が奇麗でないといけない」のはフラの特徴で、それも魅力ではないでしょうか。
――ありがとうございました。
筆者の知り合いに男性でフラダンスに励んでいる人がいますが、フラダンスは奥が深いダンスで、また非常に体力を使うのだそうです。優雅に見えても難しいのがフラダンスなのですね。フラダンスを習う人が増えているというのは、「優しい気持ちになれる」という特徴によるのかもしれません。
⇒群馬県立女子大学 「ALOHA DANCE CIRCLE」公式サイト
http://www.gpwu.ac.jp/~kshimizu/2011f/100109/
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(高橋モータース@dcp)