アニメ化で話題の「チア男子」の元ネタ! 早稲田大学「SHOCKERS」ってどんなサークル?
大学生のみなさんは、早稲田大学に男子だけのチアリーディングチームがあるのをご存じでしょうか? それが「SHOCKERS(ショッカーズ)」です。もちろん男子だけのチアは世界的にも珍しいもの。早稲田大学が母校の作家・朝井リョウさんの小説「チア男子!!」は2016年にアニメ化されて話題ですが、「SHOCKERS」への取材を元に執筆されています。今回は、この「SHOCKERS」の活動について、代表の早稲田大学文化構想学部3年・亥川颯人(いのかわ さやと)さんにお話を伺いました。
■男子チアが生まれたきっかけは飲み会のノリ?
――非常に珍しい男子だけのチアリーディングチームですが、いつ創設された団体なのですか?
亥川さん 創設は2004年です。創設者である先輩が、他の大学の応援部の新歓に参加した際に「男子だけのチア」の話が挙がり、最初は飲み会のノリだったのがいつの間にか本当につくることになった……というのがきっかけです。
――創設者の方も、まさかノリで出た話からここまで有名になるとは思ってなかったでしょう。やはり創設当初は苦労も多かったのでしょうね。
亥川さん 特に部員集めに苦労したと聞いています。やはり男性でチアをやりたいという人はあまり多くいませんから、友人や他大学の学生に声を掛けるなどして集めたと聞いています。
――現在は何人が所属しているのですか?
亥川さん 現在メンバーは34人、そしてマネジャーが4人です。
――毎年どれくらいの人が入部されますか?
亥川さん 入部希望者の数は毎年100人近くになります。ただそこから体験入部といいますか、どんな練習をしているのかなどを実際に体験してもらいます。サークルなので楽しくやれることをモットーにはしていますが、やはりきつい練習も多いので、その過程でほとんどの人は入部を諦めますね。
――それでも100人も入部希望者がいるということは、人員確保で苦労した創設初期を考えると、確固たる人気を得たといえるでしょうね。