自炊で節約したい大学生必見! 調味料の「さしすせそ」、全部買い揃えなくていいってほんと?【学生記者】
こんにちは。上智大学のあかねです。
私は、食べることが好きで、作ることも大好きな女子大生です。日夜数十種類の調味料を駆使して、安い食材もおいしく食べる研究をしています。
一人暮らしの食費を節約するのに不可欠なのが自炊。でも、いざ始めようと思っても、まず何から手をつければいいのかわからない場合も多いですよね。今回は「夏休みの初めにお金使いすぎた!」という金欠学生や、「こんな時期からだけど自炊始めたい!」というズボラ学生、そして「来年から一人暮らしかも……」というプレ大学生のために、料理の基礎の基礎「調味料さしすせそ」をご紹介します。
●料理の基本「さしすせそ」って?
料理の「さしすせそ」とは、すなわちこの5つの調味料のことです。
さ…砂糖・酒(さとう・さけ)
し…塩(しお)
す…酢(す)
せ…醤油(せうゆ)
そ…味噌(みそ)
この5つですが、超大学級の料理人でもなければ、いきなり全部買い揃える必要はないと思います。では、最初に買うべきはどれなのでしょう?
●ビギナーはまず買うべし!~しおとせうゆ~
最初に揃えるべきは、塩と醤油だけです! これがあるだけで自炊の幅がグッと広がります。
塩は調味だけではなく水抜きや下味など、本当にどこにでも使うのでまず一番に買いましょう!
「和の味付けなんて敷居高くて無理」と思っている人も、醤油は煮物や照り焼きの味付けのみならず、豆腐や卵かけご飯にちょいかけするなど何かと使うので、あったほうがいいと思います。
ただ、「ちょいかけ」用途にしか使わないズボラさんには、前回ご紹介しためんつゆだけで事足りるかと思います。醤油では塩辛すぎることもあるので、ちょいかけにはめんつゆがぴったり。いいんです、いいんです。自宅で米を炊いたら自炊。生卵を割って、めんつゆサーっとかけて、ぐわーってかき混ぜたら卵かけご飯。これも立派な自炊です。おいしけりゃなんでもよし!
●砂糖は塩とセットで!
砂糖は夜ご飯だけ簡単に自炊する大学生だと使用頻度は低いです。ただ、レシピ通りに作る人や玄人には必須ですし、塩と砂糖のケースがセットになっている場合も多いので、最初に買い揃えておくのをおすすめします! 照り焼き味や醤油を基本とした和風の味付けが好きなら、砂糖と合わせてみりんも料理に慣れたころに買ってもいいと思います。
●酒とみりんでこなれ感を!
また酒(料理酒)も、さしすせその「さ」に含まれるという人もいます。実際、酒は割とよく使います。私は安い肉ばかり買っているので、鶏や豚を手っ取り早く柔らかくしたいときに重宝しています。手順的にも、砂糖と同タイミング、初めのほうに使うことで染み込みがよく、肉などには最初に振りかけてから調理すると柔らかくなるんですよ。
ちなみに、みりんと酒と塩こしょうを混ぜると、とんでもなくおいしい塩だれができます。このとき酒1に対してみりんは1.5、塩こしょうは好きなだけがっつりかけるとおいしいです!
注意したいのは、酒も本みりん(みりん風調味料ではない)も、アルコールが入っているという点。アルコールは十分に飛ばさないとどんな料理もアルコール臭くなっておいしくなくなってしまうので、料理で使う時は十分火が通るタイミングで入れてあげましょう。