夏休みに行きたい! 近畿大学建築科の学生が選ぶ、大阪のお気に入り建築物スポット3つ 3ページ目

編集部:はまみ

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■安藤忠雄建築の書物の要塞「司馬遼太郎記念館」

日本の歴史文学の大御所で、『竜馬がゆく』という小説で坂本竜馬を世紀のスターにした作家、司馬遼太郎さんの記念館です。1996年に亡くなられた後、建築家の安藤忠雄さんが、司馬さんの自宅の敷地内に生前に使用していた書斎をそのまま残し、隣にミュージアムの役割の新館を設計されたことで有名です。建築物好き、司馬さんファンに愛されているという、大阪郊外の静かなライブラリーに足を運んでみました。


↑司馬さんが好んで「雑木林」と呼んでいたという庭を進むと見えてきた、安藤忠雄さん名物のコンクリートの打ちっ放しの建築物。これが記念館の新館です。


↑エントランスへ続く、ガラスの回廊です。僕が訪れたのは3月末でしたが、司馬さんが好きだった菜の花が可憐に列をなして迎えてくれました。司馬さんの命日である毎年2月12日は「菜の花忌」とされ、前後は周辺道路にまでたくさんの菜の花が飾られるそうです。

↑出口から外へでたときの回廊。広く大きく見えます。ガラス越しには、たっぷりの陽光が差し込みます。

↑館内は撮影禁止でしたので、記念館で購入したハガキを撮ってご紹介しておきます。一歩入ると地下1階、地上2階、高さ11メートルの3層の吹き抜け空間が広がります。そして、その壁面いっぱいに、天井まで連なる、本、本、本。手に取れるのは一部だけですが、展示の数は2万冊で「大書架」と呼ばれています。敷地は広くないのに、この空間の息をのむほどの存在感は、訪れたあと数カ月が経ったいまも脳裏に刻まれています。

中央には読書用のテーブルが置かれ、訪問者が綴るノートが何冊か置いてありました。写真には写っていませんが、約150席の「映像ホール」もあり、10分ほどの司馬さんゆかりのプログラムの上映やイベントが行われています。

館内は、ステンドガラスから入る太陽光をメインの照明としているのか、光の具合が印象的です。また、コンクリートの打ちっ放しであることを忘れるような、ライブラリーも映像ホールも木の香りに満ちて気分が柔らかくなごむ、たまには黙って考えようかと自然に思う、司馬ワールドに浸れる知の空間だと感じました。


↑司馬さんの自宅の敷地内にあるので、門がまえはひっそり静かです。近畿大学の東大阪キャンパスは、ここから徒歩20分ほどの場所にあります。


↑大阪の難波から約20分、近鉄奈良線河内小阪駅というローカルな駅で下車。小さなアーケードがある商店街を抜けると急に静かな住宅街となり、「東大阪市の歴史の道」に指定されている小道沿いにあります。風情ある道中も楽しめます。

大阪府東大阪市下小阪3-11-18
TEL:06-6726-3860
10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館 大人500円
近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩約8分、河内小阪駅から徒歩約12分

以上、今回は3つのスポットをお届けしました。興味がある方はぜひ、お出かけください!

文・写真:藤原丈武×ユンブル

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