サブカル人への第一歩! ライトノベルのおすすめ作品5選【学生記者】
こんにちは、横浜国立大学1年の熊谷です。
新学期もはや2か月近くが経過しましたね。新入生のみなさんは、たくさん友達はできましたか? 新しい友達と話していると趣味の話題になることがあると思いますが、とくに大学生は「サブカル系」の話題で盛り上がることが多いのではないでしょうか。そんなとき、アニメや漫画、音楽などに興味がない人は困ってしまいますよね。
そこで今回は、サブカルの世界を知るための入り口として、ライトノベルを500冊以上読んだ私が特におすすめのライトノベル5タイトルを紹介していきたいと思います。
○そもそもライトノベルってなによ?
ライトノベルというのは、英語にするとLight Novelとなり、「軽く読める小説」を意味します。内容はSF系から日常系に至るまで幅広く、ライトノベル好きな人同士でも好きなジャンルが異なれば読むタイトルも全く違ったものになったりもします。小説との違いはさまざまな意見があり難しいところですが、私が考えているライトノベルの特徴は、「電撃文庫」(アスキー・メディアワークス)や「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)、「ガガガ文庫」(小学館)といった各出版社のライトノベル専門レーベルから出版されていて、表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられていることです。
最近では、有川浩さんのようにライトノベル作家としてデビューして一般小説に進出する作家さんも現れており、内容では一般小説と区別するのもより一層難しくなっています!
○どうしてライトノベルがおすすめなの?
一般的にサブカルの代表格といえばアニメやマンガを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ライトノベルだって負けていません。例えば、ライトノベル一冊分の物語をマンガやアニメにすると、マンガ3~4巻分やアニメ3~4話分になりますが、ライトノベルは一冊500円前後で購入できるのです。安いお金でより多くを楽しめるのは、コスパがいいということもできるかもしれません。
そのような魅力があるライトノベルですが、ここから筆者がおすすめのタイトルを紹介していきたいと思います。
1.「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ 角川スニーカー文庫 作・谷川流 絵・いとうのいぢ
http://sneakerbunko.jp/series/haruhi/
●物語の概要
「ただの人間には興味ありません。宇宙人、未来人、超能力者がいたら私のところに来なさい。以上」いきなりこう言い放った美少女転校生は、世界を変える力を持っていた!? 平凡な高校生、キョンがハルヒに振り回され、「普通じゃない」高校生活を送る物語。
●熊谷オススメポイント
約10年前に大ヒットを成し遂げた涼宮ハルヒシリーズです。この作品の魅力は壮大なスケールの世界観と、主人公の軽妙な語り口です。自然に読んでいけば作品に引き込まれ、ラストシーンの綺麗な纏まり方に「おおっ!」 と唸ること間違いなしです! 知名度の高い作品なので、会話のネタになりやすいのも◎!
2.「さくら荘のペットな彼女」シリーズ 電撃文庫 作・鴨志田一 絵・溝口ケージ
http://sakurasou.dengeki.com/
●物語の概要
主人公・神田空太は、些細な理由で「魔窟」と呼ばれるさくら壮に住むこととなってしまう。しかし、ある日、天才高校生画家の椎名ましろがさくら壮にやってくると空太の生活は一変。ましろやさくら壮の他の住人と触れ合い、彼ら彼女らの才能を垣間見た空太が、創作家としての道を進んでいく。
●熊谷オススメポイント
こちらのシリーズは、ハルヒとは異なって高校生の日常と苦悩を描いた青春物語となっています。創作に打ち込む少年少女たちの挫折と成功の物語は、新しいことに挑戦する大学生のみなさん自身と重なって見えるところもあるでしょう! 群像劇のなかで絡まりあう、けれど爽やかな人間関係は常に読者をハラハラ、そしてヤキモキさせてくれること間違いなしです!