鉄道ライターに聞いた! 北海道新幹線はココに注目! 2ページ目
■北海道新幹線の走る姿を見たい! なら……
北海道新幹線の列車が走る姿を見たい! そんな鉄道ファンのために、北海道木古内町が「新幹線ビュースポット」を設営しました。北海道新幹線の線路の側で、新幹線と在来線の分岐を見られるそうです。場所は木古内駅から車で5分、あるいは徒歩40分とのことです。
⇒『函館市公式観光情報サイト はこぶら』内 「新幹線ビュースポット(木古内町)」
http://www.hakobura.jp/db/db-view/2016/02/post-255...
■「奥津軽いまべつ駅」に関する豆知識!
新青森駅から一つ目の「奥津軽いまべつ駅」。ここはまだ青森県です。でも新青森から北側が北海道新幹線。つまり「奥津軽いまべつ駅」は、「JR北海道の中でただひとつ本州にある駅」というわけです。それだけだと話のタネにすぎませんが、この駅から津軽鉄道の津軽中里駅を結ぶバス路線の運行が始まります。津軽鉄道はストーブ列車が有名です。沿線は太宰治に縁のあるところ。そして、バスのルート上には景勝地の十三湖があります。
http://news.mynavi.jp/series/railwaynews/006/
■「新函館北斗駅」に『北斗の拳』の像が!
新函館北斗駅に人気漫画『北斗の拳』の銅像が設置され、3月26日の開業日に除幕式があります。駅がある北斗市と『北斗の拳』は過去にもコラボした経緯があり、原作者の全面協力で実現したそうです。鉄道ネタではありませんが、ゴールデンタイムに放送されたアニメにハマった世代としては気になるところではないでしょうか。
■『道南いさりび鉄道』が誕生する!
北海道新幹線開業日に、江差線の「木古内駅-五稜郭駅」は第三セクターの『道南いさりび鉄道』として再出発します。『道南いさりび鉄道』はJR北海道からディーゼルカーを譲り受けて運行しますが、そのうち2両を地域情報発信列車『ながまれ号』に改造します。3月26日から普通列車として運行開始。5月からは食事も楽しめる観光列車の運行も始まるそうです。
⇒『道南いさりび鉄道』の『ながまれ号』の紹介
http://www.shr-isaribi.jp/wp-content/uploads/2016/...
■北海道新幹線の影響! 『はこだてライナー』などなど……
新函館北斗駅と函館駅は、JR北海道が新幹線に連絡する列車『はこだてライナー』を運行します。733系1000番台という新しい電車です。この電車を走らせるために、「五稜郭駅 -新函館北斗駅」間を電化しました。それまではディーゼルカーでしたから、電車の軽快な走りも体験してみたいところです。
さらに、新函館北斗駅には、札幌発着の特急列車『北斗』『スーパー北斗』が全て止まります。新幹線から乗り継いで札幌へ、さらに遠くへ行ってみたいですね。また、春の臨時列車として、ハイデッカー展望車両『ノースレインボーエクスプレス』を使った『北斗88号』『北斗95号』があります。こちらも興味深いです。
⇒JR春の臨時列車、「乗り鉄」おすすめ列車はコレ!
http://news.mynavi.jp/series/railwaynews/004/
北海道新幹線にまつわるあれやこれやを紹介しましたが、いかがだったでしょうか? さすがプロ! 一口に北海道新幹線といっても、それに関していろいろ注目ポイントがあるものなのですね。
杉山先生によれば「北海道新幹線は文字どおり北海道の入り口です。新函館北斗駅で折り返したらもったいない。北海道の鉄道の旅のスタート・ゴールとして期待しています」とのこと。この新しい新幹線に乗って北海道へ出掛けてみませんか?
写真提供:JR北海道
(高橋モータース@dcp)