夜寝られなくなる! 子供のころ見ると「トラウマ危険!」な映画5選
見る人に鮮烈な印象を与える映画があります。あまりにもそのインパクトが大きいとトラウマになってしまうことも……。今回は「子供のころに見るとトラウマになるかも?」というほどインパクトのある映画をピックアップしてご紹介します。
●『リング』 貞子の目に圧倒される!
見た者は1週間以内に死ぬという「呪いのビデオ」。これを避けるためには誰かにこのビデオを見せなければならないというのです。自分の子供がこれを見てしまった浅川玲子(松嶋菜々子)は元夫の高山竜司(真田広之)と共に「呪いのビデオ」の謎を解こうとしますが……。
今やホラーキャラクターとしてすっかり定着した「貞子」が登場する映画です。貞子がモニターからはい出してくるシーン、その目のアップは身の毛もよだつほど恐ろしく、子供のころに見てトラウマになってしまったという人は多いようです。
『リング』
公開:1998年
原作:鈴木光司
監督:中田秀夫
脚本:高橋洋
主なキャスト:松嶋菜々子/真田広之/中谷美紀
●『ザ・チャイルド』 恐るべき子供たち!
スペインの小さな村に、イギリス人の生物学者トム(ルイス・フィアンダー)とその妻エヴリン(プルネラ・ランサム)がバカンスにやって来ます。二人は小さな島まで足を延ばすのですが、その島では突然子供たちが大人を惨殺しだすのです……。
ホラー映画の傑作で、子供たちがなぜ大人を襲うのかその説明は一切ありません。それがこの映画を一層不気味で恐ろしいものにしています。いつもの生活、日常が明日も続くのだろうか、と実存的な恐怖を感じさせる作品です。
『ザ・チャイルド』
公開:1976年(スペイン)/1977年(日本)
原作:ファン・ホセ・プランス
監督:ナルシソ・イバニェス・セラドール
脚本:ルイス・ペニャフィエル
主なキャスト:ルイス・フィアンダー/プルネラ・ランサム/アントニオ・イランソ/ルイス・シヘス
●『ジョーズ』 海が怖くなるかも!
ある日、アメリカの田舎町アミティの海岸に女性の遺体が打ち上げられます。巨大なホオジロザメがアミティにやって来たのです。警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は、海洋学者フーパー(リチャード・ドレイファス)、漁師クイント(ロバート・ショウ)と共にサメ退治に出掛けます……。
スティーヴン・スピルバーグ監督の永遠の傑作です。あまりにも良くできているので、サメが怖くなるのはもちろんですが、海で泳ぐのが怖くなってしまうかもしれない作品です。海に行くと「下から何か来るかも……」と思ってしまうのです。
『ジョーズ』
公開:1975年
原作:ピーター・ベンチリー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ピーター・ベンチリー/カール・ゴッドリーブ
主なキャスト:ロイ・シャイダー/ロバート・ショウ/リチャード・ドレイファス
●『IT』 ピエロ恐怖症になるかも!
ホラーの帝王スティーブン・キングの原作小説をテレビ映画化したものです。メイン州のデリーで子供だけが襲われる殺人事件が起こります。それは奇怪なピエロ・ペニーワイズが起こしたものでした。かつて少年時代にピエロを目撃した人たちが、大人になってから対決することになります……。
そもそもピエロ自体があまり気持ちのいいものではありません。「ピエロ恐怖症」なんて言葉があるぐらいですからね。本作に登場するピエロは恐ろしい力を持った怪物で、子供のころにこの映画を見るとピエロを怖がるようになってしまうかもしれません。
『IT』
公開:1990年(アメリカ)/1991年(日本)
原作:スティーブン・キング
監督:トミー・リー・ウォーレス
脚本:トミー・リー・ウォーレス/ローレンス・D・コーエン
主なキャスト:ティム・カリー/リチャード・トーマス/ジョン・リッター/アネット・オトゥール/リチャード・メイサー/ティム・リイド/ハリー・アンダーソン/デニス・クリストファー/マイケル・コール/オリヴィア・ハッセー
●『マタンゴ』 きのこが食べられないようになるかも!
7人の若者たちがヨットで航海に出ます。ところが嵐に遭って孤島に流れ着いてしまうのです。そこには奇妙なきのこが群生していました。やがて食物が尽き、一人また一人とこのきのこを食べてしまいます。このきのこには人間を怪物に変貌させる力があったのです……。
きのこを食べるのが怖くなってしまう作品です。「もしかしてこのきのこを食べると……自分もマタンゴみたいになってしまうのでは」と思ってしまうのです。実際、子供のころにこの映画を見てきのこが嫌いになってしまう人がいるほどインパクトのある作品です。
『マタンゴ』
公開:1963年
監督:本多猪四郎/円谷英二
脚本:木村武
主なキャスト:久保明/水野久美/小泉博/佐原健二/太刀川寛/土屋嘉男/八代美紀
トラウマになるかも、という映画を5本選んでみましたがいかがだったでしょうか。他にも破傷風の描写が恐ろしい『震える舌』、雰囲気もおどろおどろしく無残な惨殺シーンのある『八つ墓村』(1977年版)、Jホラーの傑作『呪怨』、カルトムービー『エル・トポ』などなど、トラウマになりそうな映画はたくさんあります。もし、興味と勇気があれば見てみませんか?
(高橋モータース@dcp)