社会人でもいける!? 卒業しても「学割」が使えるってほんと? 2ページ目
■交通機関によっては「特例」も
学生のうちに購入した「学割切符」は、4月以降も使えるのでしょうか? 通学定期と同様にNGとなるケースが標準的ですが、交通機関によっては「特例」として使える場合もあるので、捨てる前に確認するのがオススメです。
たとえば、3月15日に学割で切符を購入、切符の有効期限が1ヶ月だとすると、4月14日まで使える計算になります。もし4月10日にこの切符を使ったとすると、
・3月31日以降なので「学生」ではない
・4月14日までなら、この学割切符は有効
と矛盾が生じてしまいます。通学定期券と同様に「もう学生じゃないから無効」と考えるのが妥当ですが、なかにはOKとする交通機関もあり、社会人なのに学割切符が使える「特例」が用意されている場合もあるので、まずは確認、使えないと分かってから処分するのが良いでしょう。
定期券と異なり、切符は使える回数が決まっているので、タイミングが多少ズレてもOK、と解釈されているのでしょうか、急な病気で行けなくなった! なんてときにありがたいシステムですので、3月に旅行しようと思っているひとは、大胆な計画を立ててみるのも「あり」でしょう。
■まとめ
・卒業式以降でも、3月31日までは「学生扱い」が一般的
・学生証を返納したあとに学割切符を購入しても、まったく問題ない
・有効期限が4月でも、通学定期が使えるのは3月31日まで
・交通機関によっては、未使用の学割切符が4月以降に使える「特例」あり
(関口 寿/ガリレオワークス)