爆笑必至! 笑いたいときにおすすめのコメディー映画15選 3ページ目
●『大逆転』
商品先物を取り扱う名門会社のオーナー・デューク兄弟は、自分の会社のエリート社員ウィンソープ(ダン・エイクロイド)とホームレスのバレンタイン(エディ・マーフィ)を取り換える「実験」を行います。いきなり貧乏になったウィンソープは自殺寸前までいきますが、娼婦(ジェイミー・リー・カーティス)に救われ、やがてバレンタインと共にデューク兄弟の企みに気付くのです。怒り心頭の二人はデューク兄弟をワナにはめることにして……というお話です。
最後の大逆転が本当に爽快な見ていてすかっとするコメディー映画です。しゃべりまくり過ぎなエディー・マーフィーも今作では適度なあんばい。上流階級のイヤミな面を皮肉るなどギャグも満載。ジョン・ランディス監督は11年後、エディ・マーフィと一緒に『ビバリーヒルズ・コップ』を生み出すことになります。
公開年:1983年
監督:ジョン・ランディス
主な出演者:ダン・エイクロイド/エディ・マーフィ/ジェイミー・リー・カーティス/デンホルム・エリオット/ラルフ・ベラミー/ドン・アメチー/ポール・グリーソン/クリスティン・ホルビー/ジェームズ・ベルーシ
●『ブルース・ブラザース』
刑務所を出所したジョリエット・ジェイク(ジョン・ベルーシ)を弟のエルウッド(ダン・エイクロイド)が迎えに行きます。二人が育った孤児院に行ってみると、税金が払えないため立ち退きの瀬戸際。そこで、二人はバンドを再結成してそれでお金を稼ぐことにします。昔のメンバーを引き入れたのは良かったのですが、ネオナチや謎の女などに付け狙われます。さて無事に税金を払えるのか……というストーリーです。
ジェームズ・ブラウンやアレサ・フランクリンなど、すごいミュージシャンが登場するむちゃくちゃな映画。特に最後のカーチェイスシーンでは何台パトカーが壊れるんだというぐらいクラッシュの連続です。ちなみに、全身黒ずくめでサングラスの「ブルース・ブラザーズ」というキャラクターは『サタデー・ナイト・ライブ』という番組から生まれたものです。
公開年:1980年(アメリカ)/1981年(日本)
監督:ジョン・ランディス
主な出演者:ジョン・ベルーシ/ダン・エイクロイド/ジェームズ・ブラウン/キャブ・キャロウェイ/アレサ・フランクリン/スティーヴ・クロッパー/ドナルド・ダック・ダン/マーフィ・ダン/ウィリー・ホール/トム・マローン/ルー・マリーニ/マット・マーフィ/アラン・ルービン/ジョン・キャンディ/ヘンリー・ギブソン/キャリー・フィッシャー/レイ・チャールズ
●『我輩はカモである』
財政難で窮するフリードニア共和国は、大金持ちのティズデイル夫人に財政援助を求めます。夫人は自分の愛人である、ルーファス(グルーチョ・マルクス)を宰相にすることを交換条件に援助します。しかし、このルーファスがいいかげんでバカ(笑)。その上、隣国のシルヴェニアはフリードニア乗っ取りを画策してスパイを送り込んできます。このスパイ(チコ・マルクスとハーポ・マルクス)がまた大バカ(笑)。大騒動が巻き起こります。
コメディーユニット・マルクス兄弟の会心の一作。鏡を挟んで二人が同じしぐさをするなど、後世に影響を与えた爆笑シーンが本作に登場します。スラップスティックコメディーの歴史に残る作品で、『MoMA』(ニューヨーク近代美術館)に収蔵されています。
公開年:1933年
監督:レオ・マッケリー
主な出演者:グルーチョ・マルクス/チコ・マルクス/ハーポ・マルクス/ゼッポ・マルクス/マーガレット・デュモント/ルイス・カルハーン
●『大災難P.T.A.』
広告代理店勤務のニール(スティーヴ・マーティン)は感謝祭を家族で過ごすために、ニューヨークからシカゴへ急いで帰ろうとします。しかし! シャワーリングのセールスマン、デブのデル・グリフィス(ジョン・キャンディ)に会ったのが運の尽き。タクシーには乗り損なう、ビジネスクラスを取ったのになぜかエコノミーの席で、隣はこのデブ。こういうのが続きます(笑)。果たして家族が待つシカゴにたどり着くのか!? というお話。
P.T.Aとは、Planes(飛行機)、Trains(列車)、Automobiles(自動車)の略で、これらを乗り継いでなんとか家族の元へ帰ろうとするのですが……。爆笑必至の映画ですが、最後には感動させてくれる非常にウェルメイドな作品なのです。
公開年:1987年(アメリカ)、1988年(日本)
監督:ジョン・ヒューズ
主な出演者:スティーヴ・マーティン/ジョン・キャンディ/ライラ・ロビンズ/オリヴィア・バーネット/マシュー・ローレンス/ケヴィン・ベーコン