皆さんは、映画作品の中で「これさえなければ名作だったのに……」という惜しい作品はありますか？ 例えば、素晴らしい脚本と演出、そして演技の作品だけど、あるワンシーンの描写が気になって……といったパターンなどがあるでしょう。今回は、そんな「個人的に惜しい映画」を社会人の皆さんに聞いてみました。

社会人401人に「これさえなければ最高傑作だったのに……という惜しい名作映画はありますか？」という質問をしたところ、27人から回答がありました。この27人に、それはどんな作品なのか、またどんな点が惜しいと思ったのかを聞いてみました。回答がかなり分かれましので、ピックアップしてご紹介します。

●『ハウルの動く城』

物語や演出、映像などは文句なしだったけど、ソフィーの声がずっと気になってしまった(女性／38歳／アパレル・繊維)

他にも、「ハウルの声が気になった」という回答もありました。

●『アルマゲドン』

父と彼どっちかを選ぶのは酷だと思った。あそこはみんな帰還でいいと思う(女性／35歳／医療・福祉)

確かに全員助かってハッピーエンドでも良かったかもしれませんね。

●『スラムドッグ$ミリオネア』

素晴らしい感動作だけど、最後のダンスで感動が丸つぶれ(女性／45歳／マスコミ・広告)

あのダンスには賛否ありました。

●『タイタニック』

途中で主演のディカプリオがたんを吐くシーンがあるけど、それが汚らしかった(男性／50歳以上／団体・公益法人・官公庁)

他にも、映画ではなく「スポーツメーカーのCMで格好いいものだけど吐くシーンがあって不快になった」という回答もありました。

●『進撃の巨人』

映画版限定というよく分からないキャラが最後まで気になった(男性／36歳／機械・精密機器)

原作のある作品は、こうした映画オリジナル要素がネックになる場合もありますね。

●『フルメタル・ジャケット』

原作小説が好きだったので、軍曹の名前やキャラクターのディテールが原作イメージと変わっていたのが気になりました(男性／50歳以上／不動産)

原作小説ではハートマンではなくガーハイムという名前なんだそうです。

●『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破』

傑作だけど、第9使徒のBGMだけがシーンに合っていないと気になった(男性／31歳／情報・IT)

殺伐としたシーンなのに、『今日の日はさようなら』がBGMというものでした。ギャップはすごかったですね。

●『レオン』

レオンが死ぬのはきつい(男性／35歳／情報・IT)

やはりハッピーエンドが望ましいものです。

●『ザ・コール 緊急通報指令室』

緊迫感のあるストーリーを展開して面白かったのに、最後のオチがしょぼいのが心残り(男性／43歳／機械・精密機器)

オチがしょぼい作品は本当に残念ですよね……

●『借りぐらしのアリエッティ』

どう考えても途中で話が終わっている感がある。題材はいいのに惜しすぎる。もうひと押しが足りなかった(男性／32歳／ソフトウェア)

同作品は「題材はいいのに……」という同様の回答が3人から寄せられています。

他には、

・『思い出のマーニー』

・『マトリックス』

・『スピード』

・『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

・『シックス・センス』

といった作品が挙げられていました。

これを読んでいる皆さんはどうですか？ 「これさえなければ名作だったのに……」という惜しい映画はありますか？

調査期間：2015/10（学生の窓口調べ）

調査対象：社会人男女

有効回答件数：401件

(中田ボンベ＠ｄｃｐ)