未来&未知の世界にワクワク! 絶対に見るべきおすすめSF映画15選
映画ジャンルの王道ともいえる「SF」。非常に数多くのSF作品の傑作があるため、どれから見ていいのか分からないという人も多いでしょう。そこで今回は、あまたあるSF映画の中から「これは見とけ!」という作品をピックアップしてみました。
●『ブレードランナー』
舞台は環境悪化により多くの人類が宇宙に移住した近未来。人間の奴隷として働かされていた「レプリカント」と呼ばれる人造人間たちが人間を殺害し、地球に逃亡します。反乱を起こしたレプリカントを処刑する捜査官「ブレードランナー」のデッカードは、人間の中に紛れたレプリカントたちを探し出すよう命ぜられるのですが……。
SF映画の金字塔ともいえる『ブレードランナー』は外せないでしょう。さまざまなサイバーパンク作品に影響を与えた傑作です。例えば、本作の「アジアな雰囲気を持つ退廃的な近未来都市」は、その後さまざまなSF作品に登場する街のお手本になりました。ちなみに「劇場公開版」「ディレクターズ・カット/ファイナル・カット版」で結末が違うので、両方を見るのがおすすめです。
公開年:1982年
監督:リドリー・スコット
主な出演者:ハリソン・フォード/ルトガー・ハウアー/ショーン・ヤング/ダリル・ハンナ
●『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
友人のエメット・ブラウン博士(通称:ドク)に、深夜のショッピングモールへ呼び出された高校生のマーティ。車型タイムマシンの実験に付き合うことになり、見事に成功します。そこへ、ドクに恨みを持つリビアの過激派集団が襲い掛かります。襲撃の混乱の中、マーティーはタイムマシンに乗り込みタイムスリップ。着いた先はなんと30年前の世界! さらに最悪なことに燃料のプルトニウムもなく……。
タイムマシンものの傑作といえば本作でしょう。30年前にタイムスリップしたマーティが、未来へ戻るために奮闘するのですが、これが非常にテンポよく、見ていて全く飽きません。シナリオが非常によくできている作品です。公開から30年もたちますが、今見ても色あせない名作。見たことがないという人は絶対に見るべきですよ。
公開年:1985年
監督:ロバート・ゼメキス
主な出演者:マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド/リー・トンプソン/トーマス・F・ウィルソン
●『マトリックス』
天才ハッカーという裏の顔を持つプログラマーのトーマス・アンダーソン。ある日奇妙なメールを受け取ったことがきっかけで、トーマスは「この世界がコンピューターによって作られた仮想世界」であることを知ります。実は現実世界はコンピューターに支配され、人類はその動力源として利用されていたのです。トーマスは人類を仮想世界から助け出すためにコンピューターとの戦いに身を投じることに……。
1999年に公開され、大ヒットした作品。日本のSFアニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』など、さまざまなSF作品の影響が随所に見られます。また独特なカメラアングルになる「バレットタイム」など、斬新な映像技術が盛り込まれていることが注目されました。哲学的なアプローチのシナリオを評価する人も多い作品です。
公開年:1999年
監督:ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー
主な出演者:キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス/ヒューゴ・ウィーヴィング
●『コンタクト』
地球外知的生命体を探査するプロジェクトの研究者・エリナーは、ある日こと座を構成する星の一つ「ベガ」からの電波信号を受信します。エリナーはこのことを公表しますが、それを知ったアメリカ国家安全保障局やカルト宗教団体が横やりを入れてきます。騒動の中、エリナーはベガからのメッセージの解読に挑み……。
本作は、地球外生命体のメッセージを巡る人間ドラマが秀逸。本題の「地球外生命体のメッセージを受信する」こともそうですが、世界を揺るがすような科学の発見に対する宗教面や政府の介入など、「本当にこんなことが起こるかもしれない」というリアリティーがポイントです。主演のジョディ・フォスターの演技も見事です。
公開年:1997年
監督:ロバート・ゼメキス
主な出演者:ジョディ・フォスター/マシュー・マコノヒー/ジョン・ハート/ジェームズ・ウッズ