函館を観光するなら絶対行くべき! おすすめ人気スポット15選 6ページ目
◆北海道のおすすめ観光地15 青函連絡船
今でこそ、青函トンネルがあり、本州−北海道間はクルマやバス、鉄道で移動できますが、そのトンネルがなかったころ、「青函連絡船」は、1908年(明治41年)から1988年(昭和63年)までの間、青森県の青森駅と北海道の函館駅との間を結んだ日本国有鉄道(国鉄)・北海道旅客鉄道(JR北海道)の航路(鉄道連絡船)でした。本州・北海道を結ぶ動脈の役割を担っていた青函連絡船は、1971年〜73年頃(昭和46年〜48年頃)にピークを迎え(貨物855万3033トン・1971年(昭和46年)、旅客利用者498万5695人・1973年(昭和48年)、それ以降は貨物も利用客も次第に減少。航空機とフェリーの利用が次第に増え、また、国鉄の鉄道利用客(旅客と荷主)の減少などの要因により「国鉄離れ」の加速は止まらず、「青函連絡船」の末期には閑散としていました。
そして、1988年(昭和63年)3月13日の青函トンネルの開通に伴って、同日をもって青函航路の通常運航は終了。青森 - 函館間の連絡は青函トンネルにバトンタッチされる形となって、「青函連絡船」は津軽海峡から姿を消します。「青函連絡船」最後の日まで運航していた摩周丸は、今では、その実際の乗り場であった旧函館第二岸壁に係留・保存して公開。操舵室(船橋)・無線通信室が当時のままに見学できるほか、前部グリーン船室も展示室に改装され、実物部品や模型等の展示、パネル・映像などで青函連絡船の歴史やしくみが詳しく分かるようにしてあります。
また、1964年8月12日に就航した八甲田丸は歴代の青函連絡船55隻のなかで23年7か月と現役期間が最長。青函連絡船の最終航行船の大役も務め、現在は青函連絡船メモリアルシップとして当時の桟橋付近に係留展示されています。
<観光情報>
■住所:北海道函館市若松町12番地先
■交通:JR函館駅から徒歩4分
http://www.mashumaru.com/
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