イチオシは具どっさりの「なす汁うどん」―武蔵野うどんの名店、埼玉・北本「元祖 田舎っぺうどん」

編集部:はまみ

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                     なす汁うどん600円(税抜)

埼玉県や東京都・多摩地域で郷土食として親しまれてきたという「武蔵野うどん」が巷で話題を集めている。本場埼玉で「武蔵野うどんを食べるならここ!」と評判なのが、北本市に本店を持つ、昭和48年創業の「元祖 田舎っぺうどん」。取材時の食べログ総合点は3.56、連日11時半にはすでに行列ができているという地元で大人気のお店だ。

●極太でコシの強い麺が特徴
田舎っぺうどんの特徴は、ワイルドな見た目と食感。手打ちで豪快につくられた麺は、極太でかなりコシが強く、噛むほどに小麦の豊かな風味が広がる。独特のコシは、温度管理や、生地を寝かせる日数など、先代からの製法を忠実に守ることで生まれると言う。
この麺を、温・冷好みのつけ汁に浸して食べるのだが、つけ汁に具がどっさり入っているのも特徴だ。きのこ汁、肉ねぎ汁も捨てがたいが、初めての人にぜひ味わってほしいのが「なす汁うどん」600円(税抜)。カツオダシのきいた汁の中には、具のシイタケと、ナスがどっさり。ナスの分量は一人前で約1個分。ナスはスライスし、油で炒めてから投入するため、汁にコクが出て、ナスそのものにも味がよくしみる。

●サイドメニューも充実!
うどんのほか、サイドメニューのきんぴらや、うどんのトッピング用のほうれん草も人気。この店のもうひとつの名物とも言われるきんぴらは、家庭料理風の甘めの味付けではなく、唐辛子で辛みをしっかりきかせたインパクトのある味。ごぼうは太めにカットされていて、素材の風味とごぼうらしい歯ごたえを存分に楽しめる。ごぼうもほうれん草も、地元でとれたものを使っているそう。
とにかく大盛況で、休日は特に、ほぼ一日中並ぶ列が絶えない。基本的に行列覚悟の店だが、なるべく早めに入店したいなら10時~11時、もしくは14時~15時の来店がおすすめ。

【店舗データ】
店名:元祖 田舎っぺうどん 北本店
※その他、埼玉県内に複数の支店あり
所在地:埼玉県北本市深井7丁目159-2
営業時間:10:00~15:00
定休日:なし(年末年始以外)
HP:http://inakappeudon.com/skin/home.php?PG=main

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