リアルな恐怖が楽しめる! 実際にあった事件をモデルにした怖い映画7選
「事実は小説よりも奇なり」といいます。どんなに考えて作られたストーリーも実際に起こった事件の持つ迫力には勝てなかったりします。今回は、夏の暑さを吹き飛ばす「実際にあった事件をモデルにした怖い映画」をご紹介します!
■『エクソシスト』
この作品は、悪魔に取りつかれた少女リーガンとそれを祓(はら)おうとする神父の闘いを描いたホラー映画の傑作ですが、実際にあった「メリーランド事件」を基にしているといわれます。これは、メリーランド州コッテージシティに住んでいた13歳の少年に悪魔がつき、それを神父が祓ったという事件です。
事件に関わったレイモンド・J・ビショップ牧師の日記が新聞に掲載され、これを読んだウィリアム・ピーター・ブラッティが小説『エクソシスト』を書き上げたのです。
■『悪魔のいけにえ』
スラッシャームービーの元祖と呼ばれる作品です。この映画には、人の皮で作られた不気味な仮面を着けて旅人を殺す「レザーフェイス」というキャラクターが登場します。このモデルになったのが「エド・ゲイン」という実在の人物です。
エド・ゲインはウィスコンシン州で連続殺人を犯した異常者で、警察の捜索では彼の家からは計15体の遺体が発見されました。また、人の皮を用いてチョッキを作ったりしていたのです。エド・ゲインの事件は全米にショックを与えました。この映画以外にも、エド・ゲインをモデルにした映画は多数あります。
■『羊たちの沈黙』
この映画では、FBI捜査官が「バッファロー・ビル」という連続殺人鬼を追い掛けます。「バッファロー・ビル」は女性を誘拐し、しばらく生かしておいて殺し、その皮をはぐという異常な殺人者ですが、これは上記のエド・ゲインと「テッド・バンディ」をモデルにして生み出されたといわれています。
テッド・バンディは1974年から1978年にかけて全米で女性を殺害した男です。被害者の総数は不明ですが、少なくとも30人以上を殺したといわれています。頭脳は明晰(めいせき)、頭も良く、ハンサムで、しばしば快楽殺人者の典型として扱われます。