大学での出会いを大事にするべき? 学歴が同じくらいだと離婚率が低くなることが判明!
今大学生のみなさんにとってはネガティブな話題ですが、年々離婚する人が増加しています。日本の離婚率は3人に1人くらいだそうですが、結構な割合ですよね。何とか離婚せず、幸せな結婚生活を送りたいものです。今回は、アメリカの大学の研究者が発表した「幸せな結婚生活を送るため」に役立つかもしれないお話です。
■学歴が同じカップルは安定しやすい
アメリカのウィスコンシン大学マディソン校の、クリスティン・シュウォルツ(Christine Schwartz)氏らによる研究の結果、「学歴が同じくらいの夫婦は離婚する可能性が低い」ということがわかったそうです。
この研究は「American Sociological Review」(http://asr.sagepub.com/)で発表された「The Reversal of the Gender Gap in Education and Trends in Marital Dissolution」という論文にまとめられています。
この研究では「教育における男女格差」について調べています。研究によりまずわかったことは、
・奥さんのほうが高学歴である夫婦が増加している
ということ。1950年-2004年に結婚した夫婦を対象に研究した結果、2000年以降は同レベルの学歴同士の夫婦が50%、旦那さんが高学歴が20%、奥さんが高学歴の夫婦が30%となっているそうです。
アメリカでは昔から「旦那さんのほうが高学歴であるべき」「男のほうが稼ぐべき」といった性別間の固定観念があったが、自分より高学歴の女性と結婚する男性が増えていることから、そうした固定観念が薄れてきているのだとまとめています。
またこの研究の中で、「離婚する夫婦の傾向」も調査しています。その結果が、先に紹介した「学歴が同じくらいの夫婦は離婚する可能性が低い」というものです。反対に「離婚する傾向が高い」のは、「旦那さんのほうが高学歴な夫婦」とのこと。なんと「学歴が同じくらいの夫婦」と比べると3倍も違うそうです。
学歴が同じくらいだと、価値観や結婚してからの考え方も似たりして、お互いのすれ違いが少なくなるということでしょうね。
学生のみなさんにとって、結婚はまだ先のことかもしれませんが、この研究結果だけを見れば、結婚相手は同じくらいの学歴の人がいいのかもしれませんね。
参考:「The Reversal of the Gender Gap in Education and Trends in Marital Dissolution」
http://asr.sagepub.com/content/79/4/605.abstract
(中田ボンベ@dcp)