【インターンシップの基本】そもそも何のために開催されるの?

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学生が企業の中で実際に職場を体験できるインターンシップ。企業にとって、入社が決まっていない大学生に時間と手間をかけて職場体験をさせる意図は一体何なのでしょうか? その疑問に、キャリアカウンセラーの水野順子さんが答えてくれました。


2016年卒向けの就活シーズンから、採用活動のスケジュールが全体的に後ろ倒しになりました。それに伴い早くから学生との接点が持てるインターンシップを導入する企業が今後グンと増えると予想されます。企業がインターンシップを実施する目的には次のことが挙げられます。

● 企業と学生のミスマッチ防止
大卒生の就職後3年以内の離職率は約3割にもなると言われています。原因は企業と学生とのミスマッチが多いとのこと。多大なパワーをかけて採用してもすぐ辞められてしまっては、企業にとって損失ですし、学生にとっても望ましい結果ではありませんよね。そこでインターンシップにより、入社前の時点で職場の雰囲気や仕事のやりがい、厳しさを体験してもらい、その上で志望してくれる学生を増やしたいという意図があります。

●自社の魅力を幅広くPRするため
インターンシップを実施するということは、大学生に対して自社をアピールすることになります。また、学生の学びの場として職場を提供することで、社会に対して「開かれた企業である」というイメージUPにもつながります。

●早めに接点を持ち、エントリーしてもらうため
インターンシップにより就職活動が始まる前の段階から自社への興味を高めてもらい、採用シーズンに入ったら志望度を高くエントリーしてもらいたいという意図があります。これは、企業がよりよい人材を確保するためにも重要なことです。また、インターンシップのプログラムは「自社で求めていた学生たちが、実際の業務でどのような資質を発揮してくれるか」を見極める機会にもなるのです。

●職場の活性化・若手社員の教育
企業の日常に学生という社外の人間が入るインターンシップは、それだけで職場に活気を与えてくれるもの。また、学生を指導するスタッフには多くの場合、若手の社員が配置されます。学生を指導する立場に置くことで若手社員の教育も兼ねているのです。


以上の4点が、企業がインターンシップを行う主な理由と言えます。従来は大学3年生の春夏に長期、秋冬に短いプログラムを組む企業が多かったのですが、就活スケジュールの変更により、秋冬に重点を置く企業が増えるかもしれません。とにかく企業・学生双方にメリットが大きいインターンシップ。今後もますます多様化していくでしょう。学生のみなさんは常にアンテナを研ぎ澄まし、情報をチェックしていきましょう。

文●鈴木恵美子

■水野順子さん プロフィールキャリアカウンセラー、ビジネスメンタルトレーナー。CareerCollection代表。官公庁、外資系企業、国内企業という異なる職場での勤務経験を活かし、女性や若者を対象としたキャリアカウンセリングを実施。ストレスケアや人間関係の築き方から、ライフプランまでを含めたキャリアライフ支援を行っている。

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