内定解体新書for凡人学生(9)『就活を「入社する企業を選ぶこと」だと思っている凡人学生・マスト・ダイ~後編~』
ここで、新たに就活中によく使われる言説を紹介します。
「企業が就活生を選ぶのではなく、就活生が企業を選ぶのだ☆」です。
こんなことを言う就活コンサルタントがいたら、僕は名刺交換で頭を下げたところにカウンターのシステムでアッパーカットを叩き込むのですが(脳内で)、凡人学生にそんな精神論は必要ありません。
ていうか優秀な学生のために用意されている言葉です。
■世の中の就活動向とかより自分の話のほうが大切でしょ
何故ならどんな社会になろうが採用するのは企業側であり、就活生は確実に選ばれる側だからです。森羅万象の摂理からして間違いありません。
カロリーの高い食べ物はうまい、というくらい揺るぎない事実です。
よく買い手市場・売り手市場みたいな話がありますが、こんなものを意識して就活に取り組む量や時期を調整する凡人学生は底辺に属します。
どんなに景気がよく、有効求人倍率が増えて売り手市場になろうが、NNTになる人は100%存在します。
だったら、景気のことなんか考えている暇が1秒でもあるなら、その時間、就活をしたほうが「アナタが」内定する確率は高まります。
大事なのはアナタの話です。
社会的な就活の状況がどうであろうが、自分の持ちうる最大限のコスト(お金の話ではなく)を内定のために注力できる就活生が勝ちます。
凡人学生においては、より顕著です。
企業全体で見れば、常に最低限は人を必要としているため、優秀な学生はどの時代でも内定します。
「内定しやすさ」の観点でいえば下層に位置する凡人学生だからこそ、市場動向に左右されず、ていうか無視して、本気を出す必要があるんです。
できない人は、多いですけどね。だからこそ、やってください。