Excelの「参照」とは? 相対参照や絶対参照の意味の違いや使い方を解説

2019/10/11

新生活・準備

Excelには「参照」という機能があります。
これは、1つのセルの値を複数の数式で利用したり、指定したセルの値の変更を、数式に自動反映させたりするものです。

今回は、Excelの「参照」について、その意味や使い方を詳しく解説していきます。相対参照や絶対参照の違い、両者を利用した複合参照の手順など丁寧にご紹介いたします。

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Excelの「参照」とは?

Excelの「参照」とは、セルに特定の「セル番地(ワークシート内にあるセルの場所)」を指定することを言います。

「セル番地」では、A列の1行目は「A1」のように、列と行番号を合わせて表示します。

また「参照」によって指定したセル番地の値が変化すると、「参照」先のセルも自動的に計算結果が変わります。

$マークの意味について

$マークには「絶対参照」という意味があり、$マークがつかないものは「相対参照」となります。

「絶対参照」とは、セルをコピーしても参照先のセル値が固定されるもの。

「相対参照」とは、コピー先のセル位置に応じて参照先のセルが自動的に変わるものです。

絶対参照の使い方

では、どんな時に「絶対参照」が役立つのでしょうか? ここからは「絶対参照」の使い方を紹介します。

(1)表には、A店の合計金額が求められており、セルC3には、「=B3*B1」という数式が入力されています。

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(2)セルC3の数式をセルC4からC7までオートフィル機能を使って反映させようとすると、相対参照となり、計算結果が正しく反映されないことがわかります。

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(3)セルC4の計算式を見ると、相対参照によって、「=B4*B2」となり、セルB1の次のセルB2が自動的に選択され、正しい計算式になっていないことがわかります。

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(4)同様に確認をしてみると、セルC5も計算式が正しく反映されていないことがわかります。

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(5)ここで、セルC4からC7までの計算式をDeleteし、計算式の入力されていない状態に戻します。

(6)セルC3に入力されている計算式を絶対参照にするには、ショートカットキーを使うと効率的です。計算式が表示されている状態で、絶対参照にしたい数字にカーソルを合わせてF4キーを押すと、「=B3*$B$1」に変更され、B1を絶対参照にする式に変わります。 

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(7)続いて、オートフィル機能を使い、セルC3の計算式をセルC4からC7までの合計金額を算出。

(8)計算結果が正しく表示され、セルC4には、「=B3*$B$1」と計算式が入力されており、絶対参照となっていることがわかります。

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(9)同様に、セルC5、C6、C7の計算式もセルB1が絶対参照されています。

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※セルC6

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※セルC7

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絶対参照の利点

絶対参照の利点は、参照している数式を他の場所にコピーしたい場合、そのまま数式が固定されるところにあります。

絶対参照によって数式が固定されることで、計算結果が正しく表示されるようになります。

参照の手順

相対参照、絶対参照、複合参照の3つの参照の手順について紹介します。

相対参照の手順

相対参照を利用し、野菜の合計金額を求めます。

(1)セルD1に「=B2*C2」と入力します。

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(2)セルC1に計算結果が求められました。

(3)オートフィル機能(連続して同じ数値や数式を入力する機能)を使い、セルC3からセルC5までの合計金額を算出(カーソルをセルC2の右下角に合わせ「+」が表示されたら、そのまま同じ数式を入れたい場所までドラッグする)。

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(4)相対参照によって、セルC3、C4、C5に計算式が正しく反映されたことが分かります。

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※C4

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※C5

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絶対参照の手順

5店舗の総納品数を、絶対参照を利用して求めていきます。

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(1)セルC4に「=C4*$E$1」と入力します。
・$マークは直接入力以外に、「=C4*E1」の数式にカーソルを合わせ、F4キーを押しても変更できます。

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(3)セルE4に計算結果が表示されました。

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(4)オートフィル機能を使い、セルC5からセルC7までの総納品数を算出。

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(5)絶対参照によってセルC5、C6、C7に正しく計算結果が反映されたことが分かります。

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※C6

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※C7

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複合参照の手順

セル番地の列、行どちらかに$マークをつけ、列や行のみを固定するのが複合参照です。複合参照を利用して、野菜の合計金額を求めていきます。

(1)セルD4に「=B4*$C4」と入力し、C列のみを固定します。
・$マークは直接入力以外に、「=B4*C4」の数式にカーソルを合わせ、F4キーを押しても変更できます。

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(2)セルD4に計算結果が表示されました。

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(3)オートフィル機能を使い、セルC5からセルC7までの商品合計を算出。

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(4)複合参照によってセルC5、C6、C7に正しく計算結果が反映されたことが分かります。

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※C6

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※C7

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まとめ

参照機能には複数のタイプがあり、それぞれを上手く活用することで、面倒な計算でもスムーズに値が求められます。

これを機会に参照の使い方を習得し、Excelをさらに使いやすく、便利なものにしていきましょう。

(学生の窓口編集部)

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