Excelを使ってPDF化する際に、文字化けしたり、線が消えたり太くなったりするといった現象が見られることがあります。ここでは、そうしたトラブルの主な原因と解決方法をご紹介します。
ExcelをPDF化しようとした時に文字化けしてしまうケースがあります。
主な原因は、
・PDFファイルに文字が埋め込まれていない
・PDF変換作業時のパソコンにExcelで使用されているフォントがインストールされていない
などです。
1 「AdobeAcrobatReader」を起動し、「プロパテイ」を選択。
2 「フォント」を確認し、「埋め込みサブセット」の表示があるかを確認します。
この表示がない場合、フォントの埋め込みがされておらず、正しく表示されない場合があります。作業時のPCにフォントをインストールしてから、再度PDF変換してみましょう。
ExcelからPDFに変換した時に、画面やセルが黒く塗りつぶされてしまうことがあります。原因はインストールされている「Acrobat Elements6.0」が「Excel2013」に対応していないためです。
Excelの「ファイル」→「印刷」から「Adobe PDF」を選択した場合にはこの現象は見られないので、出力方法を変えてみるといいでしょう。
PDF化するとセル内の文字が見切れてしまう場合、原因は書式設定にあることが多いようです。
1 セルを選択し、右クリック→「セルの書式設定」を選択。
2 「配置」の「文字の制御」で「折り返して全体を表示する」もしくは「縮小して全体を表示する」を選択すれば文字全体が表示されます。
ExcelをPDF化した際に、線が消えてしまったり、実線なのに点線になってしまったりといった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。
Excelでは線の太さをきめ細かに設定できません。そのため、最小の線を選んだ際に起きがちなトラブルです。
最小の線ではなく、太めの線を選ぶようにしましょう。
ExcelをPDF変換するときに起きるトラブルは、パソコンの環境やプリンターの設定が関係している可能性もあります。落ち着いて原因を探り、対処していきましょう。
(学生の窓口編集部)