2020年01月21日 更新

同棲の部屋探しはここがポイント! カップルにおすすめの間取りや設備、家具も解説

恋人ができると「同棲をしてみたい」と考える人もいるでしょう。二人で住むとなると、どんな間取りを選べばよいのでしょうか。快適に暮らすためには部屋の広さだけでなく、設備や家具のことも考えながら部屋探しをすることが大切です。そこで今回は、カップルが同棲するときの部屋探しのポイントをご紹介します。

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同棲のメリットとデメリットとは?

同棲をすれば好きな人と毎日一緒にいられます。しかし、同棲をしても別れるカップルも存在しますから、必ずしも同棲がうまくいくとは限りません。部屋探しをする前に、同棲のメリットとデメリットについて理解しておきましょう。

同棲のメリット

同じ部屋で生活するため、同棲をする前よりも一緒に過ごせる時間が長くなるでしょう。
今まで一人暮らしをしていたならば、同棲をして家賃を折半することで生活費の負担を減らせます。家事をうまく分担できれば、一人暮らしのときよりも掃除や料理がラクだと感じることもあります。

同棲のデメリット

今まで違う環境で育ってきた人同士が同じ部屋で生活すると、生活習慣の違いに戸惑うことがあります。
ほかにも、同棲をするとお金や家事のことで揉めることが増える可能性があります。生活費の負担割合やお金の管理、家事の分担にどちらかが不満を持ち、ケンカに発展するカップルも少なくありません。
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同棲におすすめの間取りとは?

同棲の部屋探しをするときは、お互いのライフスタイルや希望を加味したうえで間取りを考えることが大切です。通勤時間にも考慮して、どちらかだけに負担がかからないようにしましょう。

ここからは同棲におすすめの間取りをご紹介します。

同棲におすすめの間取り1:1LDK

二人の時間を大切にしたいカップルには1LDKの間取りがおすすめです。寝室が1つのため、二人で過ごす時間は自然と長くなるでしょう。ほかにも、リビングが広めで大きい家具を置きやすいというメリットがあります。

ただし、1LDKの部屋は一人になれる空間を確保しにくいというデメリットもあります。喧嘩をしても恋人と顔を合わせることになるため、気まずい思いをすることもあるでしょう。

同棲におすすめの間取り2:2DK

荷物の多いカップルや、生活リズムの違うカップルは2DKがおすすめです。DKのほかに2部屋確保できるため、お互いの荷物を分けて収納しやすいでしょう。どちらかの帰宅が遅くなっても、別の部屋で休めるため相手に迷惑を掛ける心配も少なくなります。

2DKの部屋にはリビングがないため、ダイニングを「食事スペース兼リビング」として使用することになります。リビングでのんびりくつろぎたい方にとっては少々手狭に感じる可能性があります。

同棲におすすめの間取り3:2LDK

友人を自宅に呼びたい方や結婚後に引っ越す予定がなければ2LDKがおすすめです。2LDKは間取りにゆとりがあるため、自宅に人が泊まりに来ても対応しやすくなります。将来的に子どもを持つ予定があれば、部屋数が少ないと狭く感じるかもしれません。しかし2LDKの部屋は使い勝手がよく、家族が増えても長く暮らせるでしょう。

ただし、LDKのスペースが広い分、1LDKや2DKの部屋よりも家賃相場が高くなり、一人暮らしのときと払う家賃が変わらない、むしろ増えることもありえます。
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同棲をするなら確保したい設備とは?

二人で生活をするなら間取りだけでなく、部屋の設備も重要です。設備が整っていなければ不便に感じて、ストレスがたまる原因になりかねません。

ここでは、同棲生活で確保すべき設備を3つご紹介します。

十分な収納スペース

同棲の部屋探しをするときは、二人分の荷物を収納できるスペースがあるか確認しておきましょう。

荷物が収納しきれず部屋に散乱していると、収納家具を置いたことで思ったよりも部屋が狭く感じることもあります。一緒に生活していくうちに荷物が増えることを考え、収納スペースが多めの部屋を選ぶことをおすすめします。

2口コンロ

同棲をすると二人分の料理を作ることになるため、コンロは2口以上あると便利です。食費を節約したいという人も多いでしょう。毎日自炊をするのであれば、コンロの使いやすさは大切です。

2口以上あれば複数のメニューを同時に作りやすくなって、調理時間の短縮にも役立ちます。

独立した洗面台

同棲をするときは、可能であれば独立洗面所のある部屋を選びましょう。賃貸物件には、浴室に洗面台が併設されている間取りもありますが、独立洗面台がないと、どちらかが入浴しているときに身だしなみを整えられず待ち時間が発生します。

朝の忙しいときや急いでいるときに洗面台を使えないとなると、ストレスを感じてしまうかもしれません。ヘアセットやメイクを毎日欠かさないのであれば、独立洗面台があるかどうかもチェックしておきましょう。

同棲をより快適に!カップルの部屋におすすめの家具

同棲をより快適にするためには家具選びも大切です。間取りや設備は引っ越ししない限り変更はできませんが、インテリアなら配置やサイズも自由に選べます。

ここでは、同棲におすすめの家具をご紹介します。

2人でくつろげるソファやカーペットがあるとよい

同棲するならソファやカーペットは大きめを選ぶとよいでしょう。1LDKタイプのお部屋なら、ベッドとしても使えるソファを選ぶと二人が別で寝ることもできます。

カーペットが大きいと二人がくつろげるのはもちろん、友人が遊びにきたときにも便利です。

ダイニングテーブルは伸長式のものが便利

伸長式のテーブルは、シーンに合わせて天板の広さを変えられます。天板を継ぎ足すエクステンションタイプのほか、天板を折りたたんで使うバタフライタイプもあります。

将来的に家族が増える予定があったり、来客が多かったりするカップルは伸長式のテーブルがあると便利でしょう。

本棚は奥行きが浅い方が圧迫感を軽減できる

奥行の浅い本棚を選ぶと、圧迫感を軽減して部屋を広く見せられます。奥行のある本棚だと本はたくさん入りますが、その分重量が増えます。あまりに重いとインテリアの配置を変えたいと思っても動かすのが大変です。

また、浅い本棚であればどの本がどこにあるか一目でわかりやすいというメリットもあります。インテリアを意識した収納を心がけると、より部屋をおしゃれに見せられます。

まとめ

同棲をするときには、二人でいるときの時間の過ごし方やプライベート空間を確保したいかによって選ぶ間取りも変わります。部屋の広さだけでなく、必要な設備があるかどうかもチェックしておきましょう。

家具は二人にとって使いやすいものを選び、部屋の空間やライフスタイルの変化にも対応できるものだと買い替えずに済みます。お互いが快適に暮らすためにはどんな部屋がよいのか、お互いの希望をしっかり話し合って決めましょう。
監修:堀よりこ
Green Interior代表
毎日が忙しい人のためのメール完結するインテリアコーディネートサービス「Roomo」運営/東京都内在住のインテリアコーディネーター。大手ハウスメーカーにてお客様の住空間に関わった後、法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、コラム執筆など多方面で活動。「私が幸せになれる部屋」をコンセプトに活動中。
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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