2020年05月30日 更新

【REISMお部屋ツアーレポート】ワンルームの収納問題を解決する3つのTIPS

リノベーション物件に住む人々は、理想の部屋を実現するための確固たるポリシーがあるはず! その秘密を探ろうと、「REISM」がメディア向けに開催している「お部屋ツアー」に参加してきました。REISMとは東京23区を中心に展開するリノベーション賃貸ブランド。収納問題に自分らしく向き合う3人のお部屋をレポートします!

ワンルームだからこそ、お部屋づくりに妥協は禁物ですよね。「自分が“心地いい”と感じる空間って?」「休日にリラックスできる部屋にするためには?」と自問自答の繰り返し。そこで大切になってくるのがマイルールです。
「REISMお部屋ツアー」でお話をうかがった3人のマイルールは、「DIY」「物を減らす」「魅せ棚」。お部屋を心地よく整えるためのTIPSともいえそうです。
個性あふれる33のリノベーションシリーズで人気の「REISM」のお部屋に暮らす3人を紹介します。

“DIY”で小空間を機能的に整える

個性あふれる33のリノベーションシリーズを展開する人気のリノベーション賃貸ブランド「REISM」。入居中の物件は「ウェイティング」の登録をすることができ、なかには「数十人待ち!」の部屋もあるそう。そんなこだわりのREISMルームに暮らす3人を紹介します。

無骨でインダストリアルな雰囲気を醸し出すコンクリート打ちっぱなしの天井、白塗装の壁――。最初におじゃましたのは、建築の構造部分の活かし具合が絶妙な「iCafe」シリーズに暮らすOさんです。
Oさん

一般的な部屋は床や壁紙、天井は塩化ビニール素材のものが多いですが、建築関係の仕事をしていることもあり、部屋を仕上げる素材は気になるんですよね。その点、この部屋は床材には工事現場で実際に使われていた木材を使用していて。建物の構造を見える状態にした天井や壁にも惹かれました。

古材の床に合わせ、自ら設えた木製の収納棚

昔からDIYが好きで、前に住んでいた部屋でも自分で床に木材を敷いたり棚を設けたりして、部屋を整えていたというOさん。

この部屋に移ってからも、新たなDIYプロジェクトをスタート。居室には本や洋服を収納する棚、キッチンにはコンロまわりに有孔ボード、背面の壁には奥行きの浅い棚と、収納するものに合わせたサイズと強度の棚を作っていきました。

建築の知識を生かし、天井にハンギングバーを設置

天井のコンクリートに埋め込まれている部品を活用してアンカーをぶら下げ、バーを設置。すべてホームセンターで手に入れた部品を取り付けただけというからお見事!
壁一面の木製棚に並行して取り付けたバーは、キャップコレクションの指定席。それに直角となるように設けたバーにはエアープランツが飾られています。

「こうした取り付けができるのも、「躯体現わし」(基礎となるコンクリートを隠さず、表に出すこと)のリノベーション物件のおもしろいところ。これからも素材感やディテールのあるものをとりいれていきたい」とOさん。理想の部屋を追求したDIYの挑戦はまだまだ続きます。

持っているものを厳選して、大切なものだけで暮らす

次にうかがったのは、家型の天井が印象的な「Craft」シリーズ。窓から差し込む木漏れ日が、静かに室内を照らしていました。この部屋に住むのは広告代理店に勤めるTさん。利便性から渋谷に住んでいましたが、友人の勧めで下町エリアに転居。“ホッピー通り”を通勤路に、新しい飲食店を開拓する日々を楽しんでいます。
Tさん

もともとリノベーション物件が好きだったことに加え、地域の雰囲気の良さや、友人が近くに住んでいる点も魅力でしたね。部屋の広さはちょうどよく、家賃は渋谷より高くなくて、バランスが良いなと思いました。

この日も、仲良しの友人が遊びに来ていて楽しそうな雰囲気。中古で手に入れた「HAY」のローテーブルや「IDÉE」のロングセラーのソファでくつろぎながら、物件探しをしていたころの話に花を咲かせます。

収納家具を増やさず、紙製書類箱を活用

いつでも引越せるように荷物は普段から少なくするよう心がけているとTさん。この部屋の収納スペースは洋服をかける作り付けのラックのみ。でも収納家具は増やさず、世界で親しまれているアメリカ・フェローズ社の紙製書類箱「バンカーズボックス」に整理。箱の色は圧迫感のないホワイトでそろえ、ラック下やキッチンシンク下に重ねて置くことで、収納の少なさをカバーしています。
Tさん

素材は木が好きで、色ならグレー。でもこの部屋はひとつひとつの素材よりも全体の雰囲気に惹かれましたね。すでに部屋が完成している感じがあって、引越してから2年経ちますが、模様替えもインテリアを取り入れたアレンジもしていません(笑)
もっとものを減らしていきたいので、あまり買わないようにしています。本は電子版があるものは電子版を選ぶようにしています。

細々としたものが増えがちなキッチンまわり。Tさんはできるだけ冷蔵庫に入れるようにしているとか。調味料はもちろん、サランラップまで入れてしまうほどの徹底ぶり(編集室メンバーはびっくり!)。

本格派コーヒーミルで、朝の時間を楽しむ

コーヒーが好きで、引越してきて唯一買ったという家電が、富士珈機の本格派コーヒーミル。毎朝、出勤前に豆を挽いてハンドドリップで淹れるひとときを楽しむようになったそうです。
Tさん

友人がコーヒーを飲みに来ることも増えましたね。帰ったら寝るだけだった渋谷での生活と比べて、部屋で過ごす時間が長くなりました。この部屋は向かい側に高い建物があまりないから採光が気持ちいいんですよ。解放的な眺めが気に入っていて、今はカーテンを使わない生活を送っています。

軽い気持ちで始まった下町エリアでの生活も、先日、契約を更新したほど気に入っている様子。さらなる快適さを求めて、持ち物を厳選したシンプルな暮らしに磨きがかかりそうです。

収納とお気に入りを分けて、壁一面は“魅せ棚”に

最後におじゃましたのは、「カスタムウォール」が壁一面に設けられた「Rough」シリーズのお部屋。カスタムウォールには稼働式の棚が付いていて、ペイントやDIYでのアレンジも自由にできるのが最大の魅力です。「この部屋を選ぶ決め手となったのは、このカスタムウォールと、備え付けのスポットライト」と話すのは、4カ月前に入居したばかりのMさん。

お気に入りのものだけを眺められるようにしたいと、壁一面は好きなものだけで構成しています。向かって左棚は、かわいいデザインの香水やアロマ、キャンドル、ブランドパッケージなどを。右側には大好きなハワイの写真をフレームに入れてディスプレイ。残業で疲れて帰ってきた日も、一気にリラックスモードに切り替えてくれそうですね。

可動式棚をドレッサーやディスプレイコーナーに

部屋の中心にメイクアップスペースを作りたいと、可動式棚を活用して“ウォールドレッサー”に。鏡の上にテープで取り付けたニトリの照明は、手をかざしてスイッチを入れられる優れもの。キャスター付きの大きな収納ケースは、イケアのブランケットをかけて椅子に代用しています。
Mさん

インテリアショップが好きで、週3日は見て回りますが、実際に購入するのはイケアやニトリ、ダイソーと手ごろな価格のお店が多いですね。費用をかけずに素敵に見せられるように工夫したいと思っています。

インテリアコーディネートやディスプレイ方法などの情報収集は、もっぱらインターネットの画像検索。「香水 インテリア」や「ブランドパッケージ インテリア」などのキーワードで出てくる部屋の写真を参考にしているそう。飾り方や収納方法に悩んでいたら、ぜひ試してみて!

同一サイズの収納ケースで、統一感を持たせて

お部屋のもう一つの大きな特徴は、窓側左右の壁に沿って衣装ケースを積み上げた収納コーナー。「荷物が多いので、すっきり見せられるよう部屋の隅に重ねました」。

マットレスだけのベッドスペースや、圧迫感のないデザインの低めのリビングテーブルなど、ほかの家具を低めにすることで、コンパクトながら空間の余白が楽しめる部屋に仕上がっているMさんの住まい。

「使っていない棚があるので、もっとディスプレイを楽しんでいきたい」。個性豊かな空間のドレスアップはまだまだ続きそうです。

まとめ

さまざまな個性にあふれ、自分の好きな世界観をそのまま住まいでも表現することができる、リノベーション賃貸物件。

「ワンルームでも“自分らしさ”を体現できる部屋づくりができる」とREISM担当者。理想の部屋に出会えても、「残りの3割は入居者ご自身の手でつくっていくもの」と、自分らしい暮らし方を追求することが大切だと話してくれました。

部屋で過ごす時間が増えているいま、住まいのあり方を見つめ直すチャンス! 部屋づくりに情熱を注ぐ3人のマイルールを参考に、心地いい部屋づくりをはじめよう!

取材協力

■REISM(リズム)

東京都内23区を中心にリノベーション賃貸の運営、不動産投資、ライフプランの提案を行うリノベーション賃貸ブランド。世界の国々をモチーフにした33シリーズのリノベーションを展開中。また、部屋を“暮らしのベース’'と捉え、東京に住む人々のトータルライフスタイルをサポートするため不動産の枠を超えてイベントやセミナーの開催、カフェの運営など、さまざまな取り組みも行っています。

東京都渋谷区桜丘町13-3
TEL:0800-919-7004
9:00~19:00営業、水曜日定休

公式サイト

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※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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