2019年02月03日 更新

マンションの騒音トラブル! 対策や注意したいポイント、事前に見極める方法は?

憧れの一人暮らしは快適な場所でストレスなく過ごしたいですよね。しかし、マンションという共同住宅において、どうしてもよく起こりがちなのが騒音トラブルです。壁の向こうからテレビの音や音楽、天井から響く足音…。注意したいけれど、近隣住民とトラブルになるのは避けたい。こんな悩みに直面したときは、いったいどのような対策を取ればよいのでしょうか。また、トラブルにあわないために、あらかじめ騒音被害にあいそうな物件を見分ける方法はあるのでしょうか。ストレスのない生活を送るため、しっかり確認しておきましょう。

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マンションで騒音に悩まされたらどうしたらいい?

これから長く、そのマンションに住むわけですから、近隣トラブルはできるだけ避け、穏便に済ませたいものです。まずは大家さんや管理会社に相談してみましょう。注意するなど、なにかしらの対策を取ってくれます。

騒音と言っても種類はさまざまです。上の階に小さな子供がいるために、その足音が気になるといったものもあれば、隣の住人が夜中まで騒いでいるとか、大きな音量で音楽を鳴らすといったものもあります。
多くの場合は、「少し静かにしてほしい」と注意すれば納得してくれますが、それでも中にはトラブルに発展するようなケースもあります。そのため、直接注意するのではなく、大家さんや管理会社に事情を話して対応してもらうほうがよいでしょう。

注意してもらっても相手が聞き入れず、その後も生活に支障があるようなときは、警察に相談するのも一つの方法です。

騒音のあるなしは事前に気づける? 騒音が少ない住まいの探し方

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実際にマンションの部屋を借りる前に、その部屋で騒音被害にあう可能性があるかどうかを知ることはできるのでしょうか。

騒音が少ない家探しのポイント

昼と夜とで周囲の環境を確認しよう

騒音は近隣住民の生活に関係するものだけではありません。
騒音が少ない物件を探すポイントとして、まずは線路や大きな道路から離れたマンションを選びましょう。近くに工場がないか、長期間続くような工事をしていないかもチェックしておきます。マンションの近くに線路や大きな道路があれば、当然電車や車の走行音が聞こえますし、工場などがあれば日中に機械の音が響く可能性があります。
これらは入居前にマンションの周辺を確認しておくことで避けられるでしょう。

また、夜間の騒音被害を避ける対策として、ベランダの他に駐輪場も見ておくとよいかもしれません。バイクが出入りするだけでも大きな音がするので、そういうマンションは避けたほうがよいでしょう。

周囲の物音を確認する際は、可能であれば昼と夜の2回行ってみることをおすすめします。昼間は気にならなかった音が、夜は気になることもあるからです。特に車の騒音は、昼間よりも夜中のほうが気になるのでぜひ確かめておくとよいでしょう。

遮音性の高い構造の物件を探そう

騒音に悩まされないためには、建物の構造も大きく影響します。構造としては壁や床がコンクリートであるRC造(鉄筋コンクリート造)が最も遮音性に優れています。

加えてRC造の場合、スラブ(床)がある程度厚い方が遮音性は高くなります。近年はスラブ厚20cm以上が一般的ですが、昔の建物ではスラブ厚が15cmに満たないものもありますので、築年数が比較的新しいものを選ぶ方が良いでしょう。

木造やS造(鉄骨造)は、床や壁の下地が石膏ボードや合板のものが多いため、遮音性は低いといえます。
ただし、S造でも外壁や界壁にALCという遮音性が比較的高い材料が使われている場合もあり、一概にS造の遮音性が低いということではありません。

壁材や床の厚さについては、大家さんや管理会社に確認するとわかることが多いので、積極的に聞くことをおすすめします。

RC造は家賃の予算オーバーで住めないという場合は、最上階の角部屋を狙いましょう。上の部屋からの足音が響くこともなく、隣接面積が少ないため、隣の部屋からの物音を避けられる可能性が高くなります。

大家さんや管理会社に住民構成を確認しよう

上の階から響く足音がしないか気になる場合は、大家さんや管理会社に、上の階に小さな子供がいるかどうかを事前に聞いておきます。もちろん、子供がいても足音がうるさいとは限りませんが、判断の目安にはなるはずです。
ペットの鳴き声が気になる場合も、同じように事前に確認しておきましょう。

また、学生などの若い独身者が多いマンションは、夜間の出入りや騒ぎ声が気になる場合があります。そのマンションに若い入居者が多いかどうかは、大家さんや管理会社に確認してもわかりますし、ベランダの洗濯物などを見てもある程度判断できます。

とはいえ、実際の騒音については、住んでみないとわからない部分が多く、運次第になってしまうかもしれません。入居予定の物件がどのぐらい防音対策をしているかも、内見時に確認してみることをおすすめします。

自分は騒音を出してない?気を付けるべき生活音

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新しい部屋選びの際に近隣の騒音が気になるのは当然ですが、それはそのマンションに住んでいる人も同様です。引越してくるあなたが静かな生活を脅かさないか心配なのです。それぞれが快適な部屋で暮らしていくには、お互いの思いやりが大切になります。

自分にはそのつもりはなくても、知らないうちに騒音になっている場合は意外と多いものです。たとえば、窓を開けたまま大きな声を出したり、夜中に洗濯機を回したり。スピーカーで音楽を聞いたりテレビの音も、隣の部屋と接する壁側にあると響きやすいです。こうした音は、自分ではそれほど響かないと思っていても、近隣の迷惑になっている可能性が十分にあります。

自分が不快に思うことは相手にはしない。そんな一人ひとりの気遣いの姿勢が、住みやすい環境につながっていくのかもしれません。

まとめ

マンションで騒音に悩まされたら、まずは大家さんや管理会社に相談してみましょう。注意をしてもらえるはずです。それでもおさまらず、生活に影響があるような場合は、警察に相談するのも一つの手段です。
騒音にもいろいろ種類がありますが、部屋選びの際にいくつか気を付けて事前に確認をすれば、避けられる場合があります。また、マンションという共同住宅で暮らす以上、他人の騒音を気にするだけでなく、自身も騒音で近隣の迷惑にならないように心がけて、快適に暮らせると良いですね。
監修:zuna
一級建築士
建築コンサルティングを生業とする一級建築士。ゼネコンでマンション等の現場管理をした後、某県庁の建築職として確認申請をはじめ建築系の書類審査や現場検査、開発工事の許認可、公共建築の設計・工事の監督員をしてきた。一級建築士であり、建築基準適合判定資格を所持している。

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