2019年09月11日 更新
「物が多い」「生活感アリ」でもキレイなお部屋。そのヒミツを公開!
キレイなお部屋といえば、「物が少ない」「生活感がない」というイメージがあるかもしれません。でも、物が多くても生活用品が丸見えでも、なぜか散らかって見えないお部屋ってありますよね。そんな素敵なお部屋づくりのための収納方法やおすすめグッズを、一般社団法人日本収納検定協会 代表理事の収納王子コジマジックさんに教えていただきました!
@chocolate.cafe Instagramより
一人暮らしのお部屋は収納スペースが少ない場合が多く、ついつい物があふれがち。そこで、戸棚やクローゼットに収まり切らない物も、ちょっとした工夫で見た目をスッキリさせることができる収納テクニック&グッズを紹介します。
収納王子コジマジックさん
一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア。整理収納に“笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計40万部を超える。“収育”を理念として掲げた一般社団法人日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収検(収納検定)」をスタートさせる。
ホームページ:https://shu-ken.or.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/hiroaki.kojima.73
生活感アリでもキレイなお部屋
部屋がごちゃごちゃして見える理由は、物が多いからではなく、収納する場所を間違っているからかも? まずは、「使う場所にしまう」「腰高の位置には物を置かない」という2つの基本ルールを押さえておきましょう。
使う場所にしまえば散らからない
収納王子コジマジックさん
収納といえば、「空いているスペースに物を置く」ことだと思っていませんか? その考えは今すぐ捨ててください。収納の原則は「使う場所=収納場所」。使う場所のすぐ近くに収納すれば、部屋は散らかりません。収納場所が遠いと、片づけるのが面倒でついつい物がたまっていってしまうんですね。
また、物が少なければいいというわけではありません。大事なのは、「自分なりに使いやすく、しまいやすい」こと。
たとえば、外出が多い人は服が多いかもしれないし、料理が好きな人は食器が多いかもしれませんが、それは自分にとって必要な物ですよね。自分のライフスタイルに合わせて、自分にとって大切な物を理解し、それを使いやすい場所に置けば、物が多くても生活感があってもキレイな部屋にできますよ。
kazu_taka23さんのキッチン収納は、つっぱり棒を立てた支柱に結束バンドで有孔ボードを固定し、穴にフックを掛けてキッチン用品を吊るしています。棚にしまい込まないからサッと取り出せて、使った後もサッと元の場所に戻せるし、見た目もおしゃれ!
腰高の位置には物を置かない
収納王子コジマジックさん
テーブルやシューズラックなどは、腰高の高さ(約70cm)が多く、立ったときにちょうど手があって物を置きやすい位置です。外から帰ってきたら、とりあえず鍵を置く、財布を置く……だから散らかりやすいんです。
そこで、やたらと物を置かないために、腰高の位置には「花を飾る」「トレーを置いて、帰ってきたら鍵や財布を入れる」などのルールを作りましょう。ちょっとしたことですが、部屋が散らかりにくくなり、なくし物や探し物が減りますよ!
tiptiptip__さんお気に入りの、ニトリで購入したメタルラック。一番物を置きやすい上の段に木製のトレーを置いて、メガネや腕時計の定位置に。
コード類を隠して見た目スッキリ
収納王子コジマジックさん
ごちゃごちゃして見えるコード類は、まとめてスッキリさせましょう。コードがむき出しで床でとぐろを巻いた状態だと、ホコリが溜まって火事の原因にも。まとめると移動させやすくなって掃除しやすいので、見た目もキレイ&清潔&安全の一石三鳥です!
フタ付きボックスにまとめて収納
white_room_3さんは、ごちゃごちゃしたものはボックスなどに入れて隠す収納にすることで、生活感を見せない工夫をしているそう。ボックスを部屋全体に合うカラーに統一することもポイント。Wi-Fiルーターはダイソーのボックスとフタに収納し、コンセントは電源タップにまとめて、ボックスの穴からコードを通しています。
@white_room_3 Instagramより
@white_room_3 Instagramより
@white_room_3 Instagramより
カゴ&布でかわいく目隠し
furiwanaさんは、Wi-Fiルーターをカゴに入れて布を掛けたお手軽目隠し。キャビネットの中に入れると熱がこもりやすいとのことで、この形にしたそうです。確かに、カゴと布なら見た目がかわいい上に通気性もよさそうですね。
ファイルボックス収納で掃除もラク
100円ショップで購入したファイルボックスにモデムを入れ、持ち手の穴からコードを通しています。サッと持ち上げられるから掃除も簡単!
収納グッズの色・デザインを統一
収納王子コジマジックさん
お部屋をスッキリと見せるために、収納グッズを同じ色やデザインで揃えることはとても大切! 中身がわかるようにラベリングする場合も、同じデザインのラベルにするだけでグンと統一感が生まれます。
白のボックスでスッキリ収納
myr__ms2さんは、収納アイテムを白に統一。さらに、アイテムごとに同じデザインのボックスに入れることで、中身が見えてもスッキリした印象に。
キッチン用品はケースで目隠し
irodori.0305さんは、マグネットタイプのラップケースを冷蔵庫に付けています。色もデザインもバラバラのラップ類が、白いケースでおしゃれに変身! 戸棚の中に積み重ねると場所を取るし、扉を開けて上に重なっている物をどけるのが面倒で出しっぱなしになりがちですが、これなら出すのもしまうのも簡単ですね。
@irodori.0305 Instagramより
4696mono1222_shokoさんは、モノトーンで統一した冷蔵庫収納がお見事! 食品のパッケージはカラフルなので冷蔵庫の中がごちゃごちゃしがちですが、白いカゴに入れて隠すだけでスッキリ。掃除もしやすくていいことだらけだそうです。他にも、調味料を同じボトルに詰め替えてラベルを貼ったり、牛乳やジュースのパックカバーを手作りしたりと、センスあふれる工夫がいっぱいです。
@4696mono1222_shoko Instagramより
詰め替え容器で浴室をおしゃれに
mmm_09さんは、シャンプーやボディソープ、浴室洗剤などの容器をモノトーンに統一。買うときに白い容器入りのものを選んだり、白以外のものは白いボトルに詰め替えたり、同じデザインのラベルを貼ったりする工夫で、バスルームがハイセンス空間に。
おしゃれ上級者の”見せる収納”
収納王子コジマジックさん
“隠す”“しまう”だけが収納にあらず! あえてオープンにして“見せる収納”を楽しんでみませんか? かわいいアクセサリー類はもちろん、普通は見せたくないはずのゴミや雑多な食品類まで、素敵なディスプレイに変身させるアイデアは必見です!
アクセはオープンに飾って収納
____tomochin____さんは、アクセサリーやメガネをオープンなラックやトレーに入れて、部屋のコーナーにディスプレイ。忙しい朝もサッと選べるし、定位置を決めておけばなくす心配もありません。
@____tomochin____ Instagramより
ゴミ袋をおしゃれバッグで目隠し
見た目に美しくないゴミ袋は隠したいけど、一人暮らしの狭いキッチンにゴミ置き場のスペースは取りづらいもの。hill_zzzさんは、シンク下の戸棚にフックを掛け、かわいいマルシェバックを吊り下げた中にゴミ袋を入れて目隠し。袋ごとに分別もできるし、掃除もラクチンなナイスアイデアです。
食品はおそろい容器でカフェ風に
chocolate.cafeさんの食品棚は、まるでカフェのようにおしゃれ! 調味料やパスタ、お菓子などをセリアの瓶やクラフト袋に詰め替えて並べています。種類ごとに容器やラベル、タグを統一しているので、中身が見えてもキレイ。これはもう”魅せる収納”ですね!
@chocolate.cafe Instagramより
まとめ
物が多くても、収納スペースが少なくても、「使う場所=収納場所」「自分なりに使いやすく、しまいやすい」というルールを守ればキレイなお部屋を目指せます。諦めなくていいんです。自分のライフスタイルに合った、素敵なお部屋づくりを楽しんでくださいね!