2019年05月30日 更新

鍵はかけてても盗まれる? 自転車の盗難防止対策とおすすめアイテムを紹介

今回は自転車の盗難防止策を紹介します。みなさんは自転車の盗難防止対策はおこなっていますか?通学やバイト先への通勤、休日のお出かけに、自転車があると便利です。外出はいつも駅前の駐輪場まで自転車で、という方もいるでしょう。警察庁によると、2018年の自転車盗難の発生件数は、分かっているだけで全国で18万3879件に上ります。普段から自転車の防犯対策はしっかりしておきたいですね。

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自転車盗難の手口

簡易な鍵は破壊が容易なため、ポケットに入るような小さな工具などでこじ開けられて盗まれるリスクがあります。チェーンやワイヤーロックで施錠しても、売れ筋の軽量なタイプは手間なく短時間で破壊されてしまいます。

強度が高いチェーンやワイヤーは重量が増し、防犯効果は上がっていきますが、どんなに頑丈な鍵でも壊されてしまうこともあります。また、軽量なスポーツバイクなら、鍵を破壊しないでも、自転車自体を持ち去られてしまう恐れがあります。

盗難のパターン

自転車盗難と一言でいっても、狙う自転車や目的などは異なります。自転車盗難には、大きく3つのタイプがあります。

ひとつは、停めてある自転車を、一時的に利用するタイプです。その後は、別の場所に乗り捨てられているケースが多いです。

次に、目星を付けた自転車を自分で所有するために盗むタイプ。盗んでからパーツに分けて、必要なパーツだけ流用されることも考えられます。

最後に、転売を目的としたタイプです。主に高級な自転車が狙われ、ネットオークションやリサイクルショップで転売されます。
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盗まれやすい場所や時間帯

警視庁がまとめた東京都内における2018年中の自転車盗難の発生場所は、住宅の敷地内が42.1%、道路上が25.9%、駐車場・駐輪場が25.2%となっています。(参照:警視庁 自転車盗の発生場所

住宅の敷地内が最も多いのは意外に思われるかもしれません。賃貸マンションやアパートでも、自転車置き場が外に設置されている場合や、外部から人が入りやすい場合は、特に警戒が必要です。

盗難被害には、24時間いつでも遭いかねません。しかし、人目が少なくなる暗くなってからの時間帯が要注意といえそうです。

盗難に遭わないための対策

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では次に、自転車を盗まれないための具体的な対策方法を紹介します。

自転車は複数ロックをかける

自転車に元々付いている鍵だけでは、簡単に壊されて持っていかれてしまいます。2つ以上の鍵、できれば強度の高い違う種類のものを付けることで、盗むためには手間と時間がかかると分かり抑止力になります。

ロックできない小物は外して携帯する

自転車に取り付けてあるライトや速度計などの小物だけが狙われることもあります。取り外し可能な小物は、面倒でも外して携帯した方が安心です。

フレームを囲っておく

フレーム(自転車本体)を、柱などの固定物に括り付けます。そうすることで、鍵がかかったままの自転車を持っていかれることが防げます。
ただし、公共の施設に自転車を固定することは違法行為になってしまう恐れがあります。路上で電柱やフェンスなどに括るのは避けましょう。

鍵は高い位置にかける

鍵の位置が低く地面に近いと、ボルトカッターなどの工具が使われた場合、足を使って力が入りやすくなり、鍵がより切断されやすくなってしまいます。また、鍵は地面から離れた高い位置にかけたほうが、鍵の視認性が高まることもあって、標的にされにくくなります。

管理の行き届いた駐輪場を利用する

まず、警備員がいるか防犯カメラが設置されていることがポイントです。そして、死角がなく、明るい照明と、フレームが括り付けられる固定物がある駐輪場を選びましょう。

短い時間であっても必ず施錠する

自転車から離れる時間が短くても、常に施錠することが重要です。たとえコンビニに数分立ち寄るだけ、などという場合でも必ず施錠するよう心掛けてください。

自転車の盗難防止に役立つアイテム3選

多関節(ブレード型)ロック
ワイヤーロックより頑強で、U字ロックでは難しい固定物への括り付けも可能です。折りたたむとコンパクトに持ち運びできるというメリットもあります。


小型GPS
自転車専用ではなく、財布などの大切なものに付けて使用するものです。無料の専用アプリを登録しておくと、GPSで場所が表示されます。


防犯用アラーム(ブザー)
アラームロックは、鍵に防犯センサーが内蔵されているタイプです。ワイヤーロックに多いのですが、鍵を無理矢理壊そうとするとアラームが鳴ります。また、鍵の機能がない単体センサータイプは、小型で持ち運びに便利で、テールライトやウィンカーとの一体型もあります。


まとめ

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多くの人にとって自転車は必ずしも高級品であるとはいえませんが、自転車盗難は多発しています。
自転車に乗らないときは常に施錠する習慣を付け、普段からしっかりと盗難対策を行うことが大切です。義務である自転車防犯登録は忘れずにして、万が一に備えて、自転車盗難保険に加入するのもいいでしょう。
監修:池田潮
自転車系ライター
1973年東京都出身。月刊誌の専属記者を経てフリーランスに。現在は主にスポーツ自転車に関わる書籍や雑誌の記事を執筆。プライベートではロードバイクでサイクリングを楽しんでいる。主な著作は『クロスバイク購入完全ガイド』『クロスバイクスタートブック』『最新ロードバイク購入完全ガイド』シリーズなど。Webの記事はこちら。https://jitensha-hoken.jp/blog/author/ushio-ikeda/

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