2019年10月11日 更新

マンション1階のメリットとデメリットとは? チェックしたい設備や防犯対策も

今回はマンションの一階に住むメリットとデメリットを紹介したいと思います。マンションのお部屋探しにおいて、どの階層に住むのかは本当に大切な選択です。1階は防犯や見晴らしなど様々な理由から、あまり人気が高いとはいい難いのですが、1階には他の階層にはない魅力があります。ぜひ物件選びの参考にしてください。

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賃貸マンションの1階に住むメリット

マンションの1階は、あまり人気が高いとはいえませんが、よい点もたくさんあります。まずは1階に住むメリットについて見てみましょう。

上階よりも家賃が安い

1階の部屋に住むメリットは、なんといっても家賃の安さです。基本的に高い階層になればなるほど人気があるため、1階は家賃が安くなるケースが多いのです。

階下の住人に生活音の配慮をしなくてよい

階下に部屋がない1階は、騒ぎ声や、洗濯機などの騒音に関して階下から苦情が来ることがありません。騒音問題は集合住宅において避けては通れない問題なので、これは大きなメリットといえるでしょう。

エレベーター待ちをしなくてよい

エレベーターや階段を利用しなくてよいのも1階の魅力です。とくに荷物があるときの階段の上り下りは重労働ですし、エレベーター待ちによる時間のロスもありません。ゴミ出しも楽に済ませられるのも魅力的なポイントです。

引越しの際に荷物を出し入れしやすい

引越しで最も大変な作業はやはり荷物の運搬です。上の階層になればなるほど大変なため、1階は最も荷物の出し入れが簡単であるといえます。
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賃貸マンションの1階に住むデメリット

家賃の安さや、階下の住人への配慮をしなくてよいなど、メリットがある1階ですが、もちろんデメリットもあります。

通りから室内が見えやすい

1階は人目につきやすいため、外からの視線は非常に気になるところです。通行人から室内が丸見えになってしまうため、洗濯物を外に干すのはためらわれてしまいます。

外部から侵入しやすく防犯面での不安がある

1階の最も大きなデメリットは防犯性の低さでしょう。2階以上の部屋と比べると、侵入が容易であるという事実は否定できません。

車の音など室外の音が気になりやすい

騒音が気になるのも1階のデメリットです。車のエンジン音や通行人の声、近所の子供の遊び声など、2階以上の部屋と比べると、どうしても騒音が気になってしまいます。

湿気が多くカビが発生しやすい

1階部分は防犯上の理由から窓を開けづらいため、湿気がこもりがちです。マンションが立ち並ぶ都市部だと日当たりが悪く、カビが発生しやすいというデメリットもあります。

マンションの1階に住むならチェックしたい防犯設備

マンションの1階に住むのなら、しっかりと確認しておきたいのが防犯設備です。契約を決める前に必ず以下の点をチェックしておきましょう。

オートロック機能がある

オートロック機能の有無は必ず確認しましょう。オートロックがあれば、外部からの侵入を防ぐ確率が格段に上がります。2重ロックのカギ付き玄関であれば、なお安心です。

窓にシャッターがある

家屋への侵入被害において、最も多い手口は窓ガラスを割っての侵入です。シャッター付きの窓は、ガラス窓のように簡単に侵入することができないため、強力な空き巣対策となります。

TVモニター付きインターフォンがある

突然の来訪者を確認できる、モニター付きのインターフォンも有効な防犯設備です。録画機能付きのTVモニターインターホンであれば、さらに安心です。

監視カメラがある

監視カメラは、事件やトラブルが起こった時に有効な証拠となります。仮にダミーカメラであったとしても、カメラがあるというだけで空き巣に入られる確率は下がります。犯罪抑止効果の高い防犯カメラは必須の防犯設備だといえるでしょう。

宅配ボックスがある

不在時に荷物が受け取れる宅配ボックスは、その利便性だけでなく、宅配業者を装って家屋に侵入するという犯罪を未然に防ぐ防犯設備としても大いに役立ちます。
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マンションの1階に住むなら取り入れたい防犯対策

空き巣などの犯罪被害にあわないためにも、自分でできる防犯対策を施しましょう。例えば以下のような対策を実施することで、防犯性を高めることができます。

ドアと窓に補助錠を付ける

補助錠とはドアや窓にもう1つの鍵を取り付ける防犯グッズです。鍵が2つあることで、侵入が困難であると思わせ、犯行を諦めさせることができる、有効な防犯対策です。

窓ガラスに目隠しフィルムや防犯フィルムを貼る

窓ガラスを破っての侵入を防ぐために、ガラス強度を高める防犯フィルムや、部屋の中が見えないように目隠しフィルムを張るのもよい対策です。

ベランダなどにセンサーライトを設置する

人が通ったときにセンサーが反応して照明を点灯させるセンサーライトも、お手軽に導入できる防犯対策の1つです。侵入されやすいベランダに設置するとよいでしょう

カビ対策は窓を開けずに除湿機を使用する

湿気対策に窓を開けて通気性を高めたいところですが、防犯性を高めるためにも、窓を開けるのではなく、除湿機を使用しましょう。
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女性の一人暮らしならマンションの1階は避けたい

女性の一人暮らしを検討している方で、住みたい物件が1階の場合、正直オススメはできません。しかし、様々な事情から1階の部屋に住むことになったのなら、上記の防犯対策だけでなく、以下の点に気を付けましょう。

洗濯物は室内干しにする

1階はベランダの様子が丸見えになってしまうため、洗濯物から女性の一人暮らしであると推測されてしまいます。ですので、洗濯物はベランダではなく、必ず部屋干しか乾燥機を使用しましょう。

女性的なカラーを避けた遮光カーテンを付ける

屋内の様子が見えないよう、遮光カーテンを使用するのも、忘れてはならない防犯対策です。女性の一人暮らしだと悟られないよう、明るめの色を避けたカーテンがよいでしょう。

ポストや表札に名前を出さない

表札は必ずしも出す必要はありません。もし、出すとしたら名字だけにして、名前は伏せておきましょう。

同居人がいるように装う

同居人がいるように装うというのも、女性の一人暮らしでの防犯対策として有効です。たとえば、玄関に入るときは「ただいま」と、同居人がいるかのように振る舞ったり、屋外に男性用の衣類を干したりすることも有効な対策になります。

まとめ

防犯性の低さや、通行人の視線が気になるなど、あまりよいイメージをもたれない賃貸マンションの1階ですが、家賃の安さや、階段の上り下りのしやすさ、荷物の運びやすさなど、メリットもたくさんあります。
また、きちんとデメリットを理解し、対策を施すことで、お得な物件に早変わりします。
ぜひ、今回の記事を参考に、あなたの一人暮らしにぴったりな物件を探してください。
監修:髙野 友樹 不動産コンサルタント
【所有資格】公認 不動産コンサルティングマスター/宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士
これまで、不動産業界に10年以上従事してきて、現在は不動産コンサルティング事務所の代表を務める。 個人の方の土地売買仲介から、不動産ファンドでの投資家への資産運用を行うアセットマネジメント業務まで、幅広く経験。 これまでの経験を生かし、現在「不動産・税金・建築・投資」等のテーマを中心に、 複数のWEBメディアで監修や執筆を担当。個人・法人の契約書作成等も代行している。

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