石橋陽彩、永瀬アンナ 「自分の好きなことをとことん突き詰めて、今この瞬間を楽しんでほしい」 #学生の君に伝えたい3つのこと

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』に出演した石橋陽彩さん、永瀬アンナさんが登場。優しく背中を押してくれるような、温かなアドバイスをくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

石橋陽彩、永瀬アンナが<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.やりたいことに挑戦していって、それを素直に楽しんでほしい

──学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

石橋 自分の好きなことをとことん突き詰めたほうがいいなと思います。18歳から22歳って現実が見えてくるというか、就活だったり、その先のことをいろいろと考えていかなきゃいけないと思うんです。その中でも自分の好きなことをとことんやったり、やりたいことに挑戦していって、それをただただ素直に楽しんでほしいなと思います。やっぱり社会人になってしまうと、そういう時間って限られてしまうと思うので、今この瞬間を楽しむことを大事にしてほしいです。

2.好きなことや直感に素直に従うことが、心の豊かさにつながる

永瀬 好きなことをやるのがいいと思います。環境によっては難しいということもあると思うんですけど、私はお芝居が好きで、お仕事にしたいなと思って高校生から始めることができて。自分のパッションや将来のビジョンに関わってくると思うので、やりたいことや好きなことがパッと思い浮かんだら、早いうちにやってみるというのはありな気がします。私は普段からやりたいと思った気持ちを大切にしたくて、バスケをしたいなと思ったら友だちに「バスケしたい人いない?」と声かけてみたり(笑)、唐突に海に行きたいなと思ったら電車を乗り継いで行ってみたりしていて。それこそ気になったものもすぐに買っちゃうので、家には変なぬいぐるみがいっぱいありますね。でも心は満たされているからいいやと思っています(笑)。

 3.景色や音楽など、一瞬一瞬を閉じ込めた思い出を残しておく 

 ──学生のうちに見たり、聞いたりしたらいいと思うものはありますか?

永瀬 私、薬師丸ひろ子さん主演の『Wの悲劇』という映画がすごく好きで。

石橋 歌もいいよね。 

永瀬 そう!もともと薬師丸ひろ子さんの歌が好きで、「Woman “Wの悲劇”より」がこの映画の主題歌だと知って観てみたら、二回続けて観たくらいめちゃくちゃ面白くて。薬師丸ひろ子さんが当時20歳で主演を務めた映画なんですけど、長回しのシーンで涙を流したり、表情の変化が見えるのが本当にすごくて、それでいうと、(同世代の)芦田愛菜さんや鈴木福くんもすごすぎるなと思うんですけど。すごく面白い作品なのでおすすめです!

石橋 僕が見たほうがいいと思うのは、まず景色です。例えば渋谷駅とか、ずっと工事をしていて景色が変わるから、そのときどきの思い出をちゃんと残しておかないとどんどん変化していっちゃうなと思うんですよね。あと、個人的にはそのとき自分の周りで流れていた音楽を聴いてほしいなと思って。嵐さんのラストライブをきっかけに久しぶりにいろいろ聴いてみたら、幼稚園の運動会で「Happiness」を使って何かをやった記憶がぶわっと呼び起こされて。音楽は身の回りに溢れる当たり前のものだけど、そういう一瞬一瞬を閉じ込めた素敵な思い出になりますし、昔聞いていた曲や流行っていた曲を振り返ると自分の変化や成長を感じることもできると思います。 

永瀬 あと、(石橋さんが主人公を演じた)『リメンバー・ミー』もおすすめです! 

石橋 いやいやいや(笑)。でも確かに、家族を大切にしたくなる作品ですね。

永瀬 最高です。神作品です!

目的と葛藤のリアルな描写。それぞれが感じた作品の魅力

──10月9日にはお二人が出演したアニメーション映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』が公開されます。脚本や原作を読んだ印象を教えてください。

石橋 原作はオーディションのタイミングで読んだんですけど、読み終わってから2日間くらい立ち直れなくて。そこから和希役として今作の脚本を読んだときに、原作のことをいろいろ思い出してしまって、最初から泣きそうになっちゃって(笑)。それくらい素敵な脚本でしたし、新鮮な気持ちでやらなきゃなという気持ちもありつつ、あのとき感じた感動を忘れずにいなきゃなと思いながらお芝居させていただきました。

永瀬 私が初めて原作小説を読んだのは中学生の頃だったんですけど、読書好きの友だちがいて、滅多に人におすすめしないのに「アンナちゃん、これ読んでほしい」と教えてくれて。読了後、どわーっと涙が止まらなくて。この作品は心に悩みを抱えつつもどうしても人と関わっていかないといけないという、その目的と葛藤の描き方がリアルすぎるというか、当時も和希の気まずさや七緒の苦しさに感情移入できたことがすごく記憶に残っていて。

だから今回オーディションでアニメ化を知ったときはぜひ演じたいなと思いましたし、アニメの脚本は原作から少し膨らませた描写もところどころにあって、それで二人の関係値の解像度がすごく高まっていて。それに数年おいて改めて読むと、七緒ってクールに見えつつも等身大の高校生らしさがあって、強い自分と誰にも言えない弱い、惨めな自分がイヤなんだというところが見え隠れするのが面白いなという気づきがあって、それは自分に取り入れながら演技をさせていただきましたね。

素直に言えるようになった成長と、運命から目をそらさない強さ

──今回演じたキャラクターについて、どんなところに魅力を感じましたか?

石橋 和希は、最初のほうはちょっと表情が固かったりするんですけど、七緒と会話を重ねていくうちに、ちょっとずつ本来の表情というか、かわいらしい一面が生まれてくる瞬間が多々あって。それこそ七緒がいる部屋に向かってひとりでずっと喋っているところは、素直に今日あった出来事を話すのがすごくかわいらしくて、年相応な魅力だなと思いますし、いろいろ抱えているものがあって自分の思いを言えなかった彼が、七緒に対しては素直に言えるようになった成長という面も、彼の魅力なのかなと思いますね。あとすごいカッコいい。王子と呼ばれているくらいですからね。 

永瀬 なかなかいないよね(笑)。 

石橋 あんまりいない。学校で王子って呼ばれるのは相当じゃない?

永瀬 相当だね。

石橋 調子に乗っちゃうよね(笑)。

永瀬 乗っちゃうよ。こんな真面目ではいられないよね。なんなら、それにあぐらをかいちゃうよ。「俺、王子だし」って(笑)。

石橋 確かに(笑)。

永瀬 七緒は、最初はすごくミステリアスな子なんだなと感じていたんですけど、演技をしている中でいいなと思ったのが、すごく強い女の子なんですよね。自分が思ったことをはっきり言うし、向き合うべき運命から目をそらさずに、真正面から立ち向かっていく強さがあって。

石橋 物事から目をそらさないってすごいよね。僕は学生時代、イヤなことがあったら和希と同じく逃げてきた人生だったけど、七緒は芯が強すぎると思ってて。ただ『一本芯が通っています』だけじゃ言い表せないものがある。

永瀬 本当に。弱さもあるんですけど、和希との出会いによって自分を見つめ直すことができたと思うし、自分が今できることを考える真面目さもすごく素敵で、その強さと儚さがすごく魅力的だなと思いました。

石橋 あと一途でけなげ!(笑)

天性の声と繊細な芝居。同世代だからこそ刺激し合えた収録現場

──一緒に収録をされたり、完成作をご覧になって、お互いの声や演技の魅力を感じたことはありますか?

石橋 全部です!

永瀬 いやいや、こちらのセリフです。

石橋 お互い、お芝居に対して貪欲で。だから「永瀬さんがこうやってきたから自分はこうしたいな」と思ってやってみたら、永瀬さんがまたそれに返してくるから芝居していて本当に楽しかったし、とにかくお芝居が魅力的なんですよ。和希に対する七緒の感情の揺れ動きは「なんでそんな繊細なお芝居できるの?」と思うくらいすごかったし、「ずっと掛け合ってたいな。この現場、ずっと続けばいいのにな」と思いましたね。すごいんだよ、あなた。

永瀬 いや、そのままお返ししますけど(笑)。石橋さんはまず、天性の声の持ち主だと思っていて、本当に声が心地いいんですよ。さらにお芝居では、例えば和希って基本的にはニュートラルなんだけど、感情が高ぶるときにどわっと溢れ出るものがあって、そういうときでもちゃんと品があるんですよ。それを見て聞いて、芝居を受けていて、「こんなにも器が広くて心の大きい方なんだな」とひしひしと感じて、すごく圧倒されたというか、「本当に同い年なの?」と思って(笑)。その余裕と落ち着きはちょっと衝撃でした。あと、歌がうまい!

石橋 (笑)。

永瀬 七緒が「翼をください」を歌って、そのあとに和希も口ずさむシーンがあったんですよ。まずテストをやったら、音響監督が「ちょっとうますぎるかなぁ」って(笑)。

石橋 めっちゃリテイクをした記憶がありますね(笑)。

永瀬 ワンフレーズでもやっぱりうまいんですよね。それに自覚があるかわからないけど、自分の声がどう出ているかがわかっているでしょ。

石橋 確かに、それはあるかも。

永瀬 そうなんですよ。すごいんですよ。

石橋 いやでも、芝居をしているときはそんなに意識してないけどね。役としてやっているから……なんか恥ずかしいな(笑)。

永瀬 最高でしたね、マジで。 

石橋 こうやってお互いをリスペクトしているからこそ、演じていて楽しかったんだと思います。

永瀬 楽しかったです!

石橋陽彩さん、永瀬アンナさんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

※ログイン、もしくは会員登録完了後ご覧いただけます。

PROFILE

石橋陽彩(いしばし・ひいろ)

8月24日生まれ、千葉県出身。ディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』の主人公・ミゲル役の日本語吹替版で声優デビュー。第19回声優アワード「新人声優賞」を受賞。主な出演作に、TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』(王道遊我)、『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』(大成タイセイ)、『鎧真伝サムライトルーパー』(凱)など。2026年10月9日(金)公開予定の映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』では主人公・月ヶ瀬和希役を務める。

PROFILE

永瀬アンナ(ながせ・あんな)

3月31日生まれ、東京都出身。第17回声優アワードにて「新人声優賞」を受賞。主な出演作に、TVアニメ『サマータイムレンダ』(小舟潮)、『呪術廻戦 懐玉・玉折』(天内理子)、『もういっぽん!』(姫野紬)、『多数欠』(藤代紗綾)、『全修。』(広瀬ナツ子)など。2026年10月9日(金)公開予定の映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』ではヒロイン・秋鹿七緒役を務める。

映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』10月9日(金)全国公開


【ストーリー】
豊かな⾃然にあふれた離島・采岐島――。
その島には、“神隠しの⼊り江”と呼ばれる場所があった。


とある事情で都会を離れ、采岐島の⾼校に進学した少年・⽉ヶ瀬和希は、
ある初夏の⽇、“神隠しの⼊り江”で⼀⼈の少⼥が倒れているのを発⾒する。
少⼥の名前は秋⿅七緒。

1974 年からきたという七緒は、和希とその場に居合わせた⾼津という男性に保護されることになる。七緒のことが気になり、それからたびたび放課後に彼⼥のもとを訪れるようになった和希。やがて和希は、七緒から驚きの⾔葉を聞かされるのだったーー


過去と現在が交わるとき、秘密を抱えた⼆⼈の未来が動き出す。


■声の出演: 石橋陽彩 永瀬アンナ 土屋神葉 上坂すみれ 羽多野渉 岡本信彦 松岡禎丞 / 藤木直人(友情出演) / 玉木宏 

■原作:阿部暁子『どこよりも遠い場所にいる君へ』(集英社オレンジ文庫刊) 

■監督:和田純一 

■脚本:桑村さや香 

■キャラクターデザイン・総作画監督:へちま 

■主題歌:とた「オリーブ」(RECA Records) 

■劇中歌:とた「鳳仙花」(RECA Records) 

■音楽:中村弘二 

■制作:トムス・エンタテインメント/第6スタジオ 

■配給:松竹 

■製作幹事:松竹/ポニーキャニオン 

■公開表記:2026年10月9日(金)公開

©阿部暁子/集英社・『どこよりも遠い場所にいる君へ』製作委員会

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

そると(ガクラボ所属)

そると(ガクラボ所属)

K-POPと洋楽が大好きな大学3年生です♩

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