鈴鹿央士、見上愛、菅生新樹、生見愛瑠「当たり前が違う環境に行くのはすごくいいことだと思う」#学生の君に伝えたい3つのこと

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと。」
今回はNetflixシリーズ『喧嘩独学』に出演した鈴鹿央士さん、見上愛さん、菅生新樹さん、生見愛瑠さんが登場。これまでの経験から温かなアドバイスをくれました。
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学生の君に伝えたい3つのこと
鈴鹿央士、見上愛、菅生新樹、生見愛瑠が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.旅は行くたびにすごく発見があるし、自分の世界が広がるなと思う
──学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

菅生:旅行ですかね。僕はあんまりできなかったんですけど、大人になってからちょっとずつお金を貯めて行く機会があって、行くたびにすごく発見があるし、自分の世界が広がるなと思うんです。大人になってくると、行くタイミングを見つけるのがだんだん難しくなってくると思うので、学生のあいだに行けたら、そのあとにいろんな視点が増えてより豊かになるのかなと思いました。
──ここは行ってよかったと思う場所はありますか?
菅生:ハワイと韓国しか行ったことがなくて。その中で文化や空気、人に触れると、自分が悩んでいることがちっぽけだとは思わないけど、「みんな、こんなに楽しそうな顔をしてるんだ。僕も、人生楽しまなきゃな」と思えました。

──これまで経験した中でやっておいてよかったことは?
鈴鹿:新樹も言っていたんですけど、旅をして、違う文化圏に触れることはやってよかったなと思います。音楽、映画が好きな人だったら、それを撮った場所やそのアーティストが生まれた場所に「どういう環境に影響を受けてこうなったんだろう」と見に行くのも楽しいし、美術館に行くのも日本とは違う自然と触れるのも、食も人も、当たり前が違う環境に行くのはすごくいいことだと思うし、そこにいる人と喋ると何かのきっかけが見つかる感じがするんです。別に何か勉強しに行こうと思わなくても、とりあえず行ってみて何か見つかるものがあるかもしれないし、僕もたくさん行ったわけじゃないんですけど、行ってよかったなと思うことが多々あるのでおすすめです。
──これまでの印象的な旅行はありますか?
鈴鹿:ロンドンは一番長くて1ヶ月滞在したんですけど、すごく楽しかったです。美術館はタダだし、そこにいる人たちと話したり、どういうニュースを見ているんだろうなと知れたり、いろんなカルチャーが生まれた場所でもあるので行ってよかったなと思いましたね。あとイタリアのフィレンツェに行ったときに駅からホテルまでタクシーに乗ったら、運転手さんに「どこから来たの?」と話しかけられて「東京です」と言ったら、「フィレンツェに来てくれてありがとうね」と言われて、もうそれだけでフィレンツェが好きになって。そういう経験は日本でもできるかもしれないし、おこりうると思うんですけど、それを海外で経験するとまた違った、旅しているからこそ受け取れるものがあるなと思います。
2.コミュニケーションを取るのが得意ではないけど、笑っているだけでみなさんが受け入れてくれる

──周りの方とコミュニケーション取るときに意識していることは?
生見:笑顔です(笑)。私はコミュニケーションを取るのが得意なタイプではないんですけど、笑っているだけでみなさんが受け入れてくれるので(笑)。あとは、自分が聞かれてイヤじゃないことや気になること、疑問に思うことをよく聞いています。
──よく聞く質問や話しやすいトピックはありますか?
生見:私は美容が好きなので「ジムは行ってますか?」「何を使ってますか?」とか、自分も聞かれて答えられることを聞くようにしています。そのほうが会話も続くかなと思います。
3.頭で考えすぎず飛び込んでみることが大事

──決断や選択するときに大切にしていることはなんですか?
見上:いろんなことを想像したり、予期しながら、決断をしていくと思いますが、その中で自分の想像外のことが起きるのが面白いなと思うので、「やってみなきゃわかんないだろう!」と思って、頭で考えすぎず飛び込んでみることを大事にしています。
──思い切ったり、勇気を出すことに躊躇してしまう人も多そうです。
見上:失敗することより、それをおそれて退屈な人生になる方がイヤだなと思うので、私はとりあえずやってみるようにしていますね。
好きな人に思いを馳せながらお芝居していこうと思っていました。
──みなさんが出演されたドラマ『喧嘩独学』が6月11日からNetflixで配信されます。今回演じた役柄はどんな人物だと思いましたか?
菅生:生見さん、どうですか?
生見:急に!?(笑) (演じる朝宮は)ギャップというか、周りから見られている見た目とはちょっと違った自分の思いや本当の性格がある、自分とは割とかけ離れている役だったので、こういう芯の強い、カッコいい女性は憧れるなと思いました。
菅生:じゃあ、鈴鹿さんどうですか?
鈴鹿:……見上さん、どうですか?(笑)
見上:じゃあ先に菅生さん、お願いします!(笑)
菅生:なんですかね……(笑)。カネゴンというキャラクターは一番生命力があるキャラクターだなと思って。本当に目の前のことに必死だし、泣くし笑うし、感情表現がすごく豊かなキャラクターで、そういうところがカネゴンの魅力かなと思いました。なので、その魅力をちゃんと表現できるように大切に演じました。
見上:えっと、秋は……(と自ら話し出す)。
生見:そうですよね、最後が一番……(笑)。
鈴鹿:プレッシャー(笑)。
見上:秋はもともとおじさんっぽい言葉遣いが特徴だと書かれていて、普段喋らない言葉遣いが多いので、それをどう落とし込めばいいんだろうなと思いながら演じていました。心は繊細だけれども、時には志村の背中を押したりする強さも持っていて、それをいい配分で、無理なくどちらの面も見せられればいいなと思いながら演じていました。
鈴鹿:志村は本当に愛情深いというか、常に誰かへの思いが原動力になっている人だなと思ったので、その人がいなかったり、台本に書かれてなくても、お母さんや仲間、好きな人に思いを馳せながらお芝居していこうと思っていました。志村が戦っている姿を見て秋ちゃんや朝宮さんが何かを変えていこうと思うきっかけになるという描かれ方をされていたんですけど、お芝居をしていて「ドラマを観て来週も楽しみになりました」とか「その時間だけでも辛いこと忘れて楽しめました」と言ってもらえると、その人の顔や名前はわからなくても、作品が誰かの人生を少しでも豊かにできたんだなと思うんです。志村もそれを気づかずにやっている人で、演じることを通して「それっていいことだよな」と再確認できた気がします。
ゲームしてゲラゲラ笑っていたのに、現場に入った瞬間ボロボロ泣いている
──今回共演されて感じた、お互いの印象を教えてください。

見上:全体的に物静かな人たちが集まっていると思っていたんですよ。だから現場でも「自分一人で集中しますね」みたいな雰囲気なのかなと思って現場に行ったら、すごくみんなが仲良くて。割とみなさん、役と自分自身を切り離して現場にいられるタイプの方で、さっきまでボロボロになって戦っていたのに、撮影が終わったらすっごく楽しそうに笑っていて、その集中力や切り替え能力がすごいなという印象でした。
菅生:(鈴鹿さんは)撮影していないとふわっと穏やかなカッコいいやつなんですけど、撮影が始まると本当に強くて、そのガラッと変わる感じが一番強かったかも。見上さんは本当に集中力、半端なかったっす!
見上:私? 集中力ないタイプなんですけど(笑)。
菅生:感情的にガっと入るシーンでは、見た瞬間に話しかけちゃダメだ、目も合わせちゃダメだと思うくらい集中していて。
見上:大体ぼーっとしているときだと思う(笑)。
菅生:特に後半は二人でのシーンが多かったんですけど、そのおかげで僕もガっと入り込めましたね。生見さんは、僕はあんまり現場で会えていないんですよ。でも出てきたときの存在感が強かったです。
鈴鹿:女神降臨。
見上:原作から出てきた!飛び出てきた!って思った、キュンとしました。
生見:優しい(笑)。
菅生:最初は僕ら(菅生さんと鈴鹿さん)でのシーンが多くて、そこに見上さんが入ってきたときは華がある!みたいな雰囲気だったんですけど。
鈴鹿:いや、僕らも華あるよ。
菅生:いやいやまあまあ、あるけど(笑)。そこからまたさらにそういう存在が入ってきたなという印象ですね。

生見:みなさん、本当に仲が良すぎて。それこそ武内(英樹)監督が無邪気な方で。その空気感も、久しぶりに行く部活の中に入ってくみたいな感覚で。お兄さん・お姉さんがいっぱいいる、すごく楽しい現場でみなさんに救われました。
菅生:僕らがこういう空気を作れたのは監督のおかげもありましたよね。「俺、みんなの芝居を観に来ただけだから。遊びに来てるもん」と言っていましたもん(笑)。
生見:言ってた(笑)。
菅生:じゃあ鈴鹿さん、どうでしょう!
見上:一人ひとり細かく!
生見:お願いします!
鈴鹿:みなさんに?(笑) 見上さんは……(と考え始める)。
見上:え、ない?(笑)
菅生:止まったな(笑)。
鈴鹿:クランクインする前に三人(志村、カネゴン、秋)の屋上のシーンのリハーサルがあって、こんなにおしゃべりな人なんだなというのは意外だったというか。現場を盛り上げてくれる人だし、笑い声がセットの中を貫通していて。
見上:ごめんなさい、集中しているときにめっちゃ邪魔していた可能性がある(笑)。
鈴鹿:スタンバイしていると見上さんの笑い声が聞こえてきて、そういう明るい雰囲気を作ってくださっていたし、あと集中力はすごいです。
見上:嬉しい。これから言っていこう、「私、集中力あります!」って(笑)。

菅生:本当に言っていったほうがいい。
鈴鹿:生見さんはなんだろう……。
菅生:(作中で)デート、いっぱいしていたじゃないですか。
鈴鹿:そうね。
見上:私、聞いてびっくりした話あるよ。
生見:何!? 怖い!(笑)
見上:監督たちとゲームしてゲラゲラ笑っていたのに、現場に入った瞬間ボロボロ泣いている、みたいな。
菅生:それ聞いた!
鈴鹿:そう、それは本当にすごいなと思った。朝宮さんの家の外で志村が雨で打たれているシーンを、合間で『桃鉄(桃太郎電鉄)』しながら撮って。
生見:ヤバい、言わないで!(笑)
菅生:すごい、あそこのシーンだったんだ。
生見:そう、『桃鉄』大好きで。
菅生:今そこは聞いてない(笑)。
見上:いや、詳しく聞かせてください(笑)。
生見:みんなでやっていたんですよね。それをモチベに頑張っていました(笑)。
鈴鹿:監督もそれは「本当にすごいね」と言っていて。
生見:ちなみに言うと、監督がやろうと言ったからで(笑)。
菅生:監督はそういうシーンを撮るときでも、あんまりシビアに来てくれないもんね(笑)。
生見:そうそうそう(笑)。
鈴鹿:菅生氏は……。
菅生:どうですか? 一番長く一緒にいましたよ。
鈴鹿:そうだね。やっぱりこの作品の熱量みたいなものをガっとあげてくれたのはカネゴンで。それが役としてだけじゃなくて、ひとりの俳優として現場にいる姿からみんなに伝わるものがあったので、その熱量、勢いはすごかったですね。それに勉強熱心なところがあって、その真面目さもふわっと広がっていて、すごくありがたかったし、「うわ、すごいな」と思いましたね。
菅生:大活躍しているみんなの中で、僕は役的に引っ張るというか、かき乱さなきゃいけないから、食らいついていこう
壁を壊そうとしていく若者たちの姿を見て、何か受け取れるものがあるんじゃないかなと思う
──最後に、作品の見どころを教えてください!
見上:いわゆる“弱い側”にいた人が成り上がっていくストーリーって他にもいろいろあると思いますが、今回は“強い側”にいた人、いると思っていた人の弱さも見えてくる作品だなと思うんです。なので、自分の好きなキャラクターや感情移入できるキャラクターを見つけていただくといろんな見方ができるし、ストーリー全体としても楽しめる作品になっているんじゃないかなと思います。そしてみんながアクションをすっごく一生懸命やられていたのを間近で見ていたので、早くそのシーンをみなさんに観てほしいなと思います。
生見:それぞれのキャラクターが主役級というか、この人の目線で見てみようと思ったら全然違う世界観が見えてくるなと思っていて。観ていてハマケンのことが嫌いになりそうだったんですけど(笑)、ハマケン視点で観てみると愛らしい部分もあったりして、何回リピートしても面白い作品だなと思うので、そこにも着目して観ていただけたら面白いと思います。
菅生:今回、喧嘩がテーマではありますけど、この作品を観ていると青春が描かれているなと思うんですよね。何かにあんなに熱中できることって大人になった今でもあるけど、学生の頃って周りや先のことを考えずにとにかく目の前のことに必死になれる時期だと思うし、それはいろいろ辛いこともあって、もがくけど、結果的にすごく楽しいことだなとこの作品を通して僕も改めて思ったんです。なので、アクションシーンも含め、青春を感じていただけたらなと思っています。
鈴鹿:友情の話でもあれば、アクション、家族愛、恋愛、あとは社会の闇というか、ネット社会の言葉の暴力みたいなものだったりとか、本当にいろんな要素があって、いろんな角度から物語を観られるし、いろんな考えを受け取れる作品だと思います。何かに屈しないようにとか、生命力や推進力を持って一歩一歩進んでいこうとしていたり、壁を壊そうとしていく若者たちの姿を見て、何か受け取れるものがあるんじゃないかなと思うので、とにかく観てほしいです。

PROFILE
鈴鹿 央士(すずか おうじ)
2000年1月11日生まれ、岡山県出身。フォスター所属。映画のエキストラ参加時に広瀬すずにスカウトされ、2018年に事務所所属。同年「MEN'S NON-NO」専属モデルオーディションでグランプリを獲得。2019年、映画『蜜蜂と遠雷』で俳優デビューし数々の映画新人賞を総なめに。以降、朝ドラ『なつぞら』や社会現象となったドラマ『silent』など話題作に次々と出演。映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』主演等で幅広く活躍中。2026年は6月11日よりNetflix世界独占配信の実写ドラマ『喧嘩独学』、9月25日公開の映画『藁にもすがる獣たち』で立て続けに主演を務める。
PROFILE
見上 愛(みかみ あい)
2000年10月26日生まれ、東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。2019年デビュー。2021年のドラマ『きれいのくに』などで注目を集め、以降多数の話題作に出演。2024年には大河ドラマ『光る君へ』に藤原彰子役で初出演したほか、映画『不死身ラヴァーズ』、ドラマ『恋愛バトルロワイヤル』等で主演を務める。近年はドラマ「119エマージェンシーコール」、映画『国宝』、映画『正直不動産』などに出演し、第49回日本アカデミー賞新人賞を受賞。2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』の主演に抜擢され、アニメ映画で声優初主演も果たすなど飛躍を続けている。2026年6月11日よりNetflix世界独占配信の実写ドラマ版『喧嘩独学』でヒロインの八潮秋役を演じる。
PROFILE
菅生 新樹(すごう あらき)1999年8月26日生まれ、大阪府出身。トランスワールドジャパン所属。2022年より本格的に俳優として活動をスタートさせ、同年のドラマ『初恋の悪魔』でテレビドラマ初出演を果たす。2023年にドラマ『凋落ゲーム』で初主演を務め、日曜劇場『下剋上球児』や、2024年の連続テレビ小説『おむすび』など話題作に立て続けに出演し注目を集める中、2026年6月28日から「勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~」が放送開始。2026年6月11日より世界独占配信のNetflixシリーズ『喧嘩独学』でカネゴンこと金子亨役で出演。
PROFILE
生見 愛瑠(ぬくみ める)
2002年3月6日生まれ、愛知県出身。「めるる」の愛称で親しまれティーン誌の専属モデルを経て現在は『CanCam』専属モデル。バラエティ番組でも活躍する中、2021年に女優デビュー。2022年の映画『モエカレはオレンジ色』でヒロインを務め日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近作では2024年の『くるり〜誰が私と恋をした?〜』でGP帯初主演、映画「君が最後に遺した歌」ヒロインなど俳優としても話題作に立て続けに出演。2026年6月11日よりNetflix世界独占配信の実写ドラマ版『喧嘩独学』でキーパーソンとなるヒロイン・朝宮夏帆役で出演。
Netflixシリーズ「喧嘩独学」
原作:「喧嘩独学」原作:PTJ cartoon company
作画:金正賢(「LINEマンガ」連載)
監督:武内英樹
製作:Netflix
配信:2026年6月11日よりNetflixにて世界独占配信
キャスト: 鈴鹿央士 見上愛 菅生新樹
濱尾ノリタカ 浅川梨奈 前田拳太郎 長田拓郎
関口メンディー 高山璃子 坂口涼太郎 前田公輝 名村辰
伊勢谷友介 佐野岳 オラキオ 大鶴義丹
片岡鶴太郎 原田美枝子 生見愛瑠
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取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子
































