【キリン】「勇気は伝染する」熱意で壁を突破!キリンビールで新ブランド開発・育成に携わる先輩にインタビュー #先輩ロールモデル
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は【キリンビール】のマーケティング部で働く先輩社会人にインタビュー。営業職を経て、現在は新ブランド「キリン グッドエール」のブランドマネージャーを務める立野さんに、商品開発の舞台裏や「ワンチーム」で挑むキリンの社風、そして就職活動の経験について詳しくお話を伺いました!

・キリングッドエールのブランド担当。商品開発、CMやデジタル、PRといったコミュニケーション全般の設計~実行まで幅広く業務を担っている。
・影響範囲の大きな仕事にチャレンジできるキリンの風土に、働きがいと魅力を感じている。
――自己紹介をお願いします。
キリンビールの立野です。現在は「キリン グッドエール」のブランド担当をしております。
2016年に入社し、今年で10年目になります。最初の配属は営業部で、3年間名古屋で中部圏の量販店担当として、ドラッグストアやスーパーマーケットへの営業を行っていました。 その後、入社4年目で念願だったマーケティング部に異動し、現在6年ほど経ちます。
最初は「一番搾り」ブランドの中でも「一番搾り 糖質ゼロ」をメインに、「キリンラガービール」、限定品の「秋味」など、ビール全般の商品を担当しました。その後、チームを異動し、「キリン グッドエール」の開発から立ち上げに携わり、現在もグッドエールを担当しています。
――現在担当されている「キリン グッドエール」について、商品概要と具体的な業務内容を教えていただけますか。
「キリン グッドエール」は、2025年10月に発売したばかりのオレンジ色のパッケージの商品です。「一番搾り」、「晴れ風」に次ぐ3本目の柱として育てていこうと力を入れている新ブランドです。
仕事内容としては、ブランドに関わること全般を担当しています。開発初期は、コンセプトの立案からパッケージ、味覚の方向性まで、各部門の旗振り役としてプロダクト開発を主導しました。発売前後からは、CMやデジタル企画、PRといったコミュニケーションの設計に加え、営業現場で使用する商談資料の作成など、お客様の目に触れる部分から見えない部分まで幅広く携わっています。「モノの開発」だけでなく、ブランドのリーディング役としてブランドを開発・育成するのが私の役割です。

――幅広く担当されているのですね。事前の情報で「縦割りがない」とお聞きしましたが、その点について詳しく教えてください。
マーケティング部に異動する前は「中味を作る人」「パッケージを作る人」「CMを作る人」と担当が完全に分かれているイメージを持っていました。 しかし実際は、ブランド単位で動いており、ブランド担当が中味の開発にもパッケージにも、CM制作にも関わります。ブランド担当が各部門と密に連携しながら、すべての施策に一貫して携わり、ブランド全体を設計・リードしていくのがキリンの特徴ですね。
――商品そのものだけでなく、「グッドエールJAPAN」という企画にはどのような思いが込められているのでしょうか。
「グッドエールJAPAN」は、未来に向けて人と人とのつながりをつくり、日本各地の地域コミュニティを元気にする活動にエールを送る取り組みです。おいしいビールを届けることはもちろんですが、すでに世の中にはおいしい商品がたくさんあります。私たちは、ビールが持つ「場を明るくする力」を使って、日本全体を元気にしたいと考えました。
具体的には、日本全国の全自治体にお声がけをし、地域を活性化する取り組みを募集しました。その結果、280件の応募をいただき、その中からグッドエールJAPANの活動テーマに特に合致する47の取り組みを選定して、商品の売上の一部を寄付することで支援しています。単なる商品開発にとどまらず、地域の活性化にも貢献できる取り組みとして展開しています。
――多岐にわたるプロジェクトの中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
一番印象的だったのは「中味の開発」です。実はこの商品では、キリンの工場で一度も使ったことのない特別なホップを使用しており、製造上のハードルが非常に高かったんです。 大量生産や効率を重視する工場の視点と、今までにない特別な味を作りたいというマーケティングの視点は、時に相反します。当初は「製造効率を落としてまで本当にそのホップを使う必要があるのか」「味が変わるのか」といった議論もあり、プロジェクトがなかなか前に進まない時期がありました。
しかし、実際に開発中の試作品を工場の関係者に飲んでもらい、「こんなにおいしい中味で、新しいおいしさを届けたいから、なんとかハードルを乗り越えたい」と訴えかけた時、空気が変わりました。キリンには「ものづくり」に誇りを持つ社員が多く、「このおいしさなら世に出すべきだ」と共感してくれたのです。そこからプロジェクトが一気に動き出しました。技術的に難しく効率が悪くても、「お客様のためなら」と、熱意を持って協力してくれる仲間がいることは本当に心強かったです。

――立野さんが感じる「キリンで働く魅力」と「働きやすさ」について教えてください。
魅力は、自分が関わった商品が日本中のお客様の手に渡り、生活の一部になっている光景を目にできる「手触り感」です。また、やりたいという熱意を伝えれば、それを汲み取って背中を押してくれる文化がある点も魅力ですね。
働きやすさという面では、マーケティング部では在宅勤務と出社を個人の裁量で使い分けられます。また、ユニークな取り組みとして「バケーションプラン」があります。期初に「何月にこういう休みを取りたい」という計画をチームで共有し、仕事のメリハリをつけることが推奨されています。オンオフを大事にする文化が根付いていると感じます。
――モットー「臆病は伝染する。そして勇気も伝染する」について、その言葉を選んだ理由を教えてください。
これはアドラー心理学の言葉で、3年ほど前に当時のリーダーから「あなたにぴったりの言葉だ」と贈られたものです。 私は元々、リーダーシップを取るのが苦手で、誰かの後ろについていくタイプでした。しかしマーケティング部に来て、世の中に新しいブランドを届けるには、フォロワーではなく、自分が「このブランドを届けるんだ」という強い意志を持って前に立たなければ何も進まないと痛感しました。
不安や臆病な気持ちは周りに伝染してしまいます。逆に、困難があっても「お客様によい商品をお届けしたい」という熱量や勇気を持って前に進めば、それもまた仲間に伝染します。今回の開発を通じてもそれを強く実感したので、今後も大切にしていきたい言葉です。
――モチベーショングラフによると、大学3年の夏にインターンシップに多数参加されていますね。スケジュール管理はどうされていましたか?
当時は手帳でアナログ管理をしていました。3年の夏時点では就活の軸が定まっていなかったので、少しでも興味があれば業界を問わず幅広くエントリーしていました。募集時期の早い外資系金融などから順に応募し、日程が被らなければ全て参加するというスタンスでした。まずは広く見てみることで、選考のリズムなどを掴んでいきました。

――最終的にキリンを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
様々な業界を見る中で、最終的には「自分が関わったモノで、目の前の人や世の中が幸せになっている実感を持てるか」という軸に行き着きました。 その中でキリンを選んだ理由は、事業領域の広さです。ビール類だけでなく、飲料、サプリメント、ワインなど、事業を横断して幅広く経験できる可能性があり、他の食品メーカーにはない強みだと感じたからです。
――入社後のモチベーショングラフを見ると、1年目の営業時代と、リーダー職になった時にモチベーションが下がっていますね。これらをどう乗り越えましたか?
入社1年目の時は、担当企業に対して良い提案ができず、成果が出なくて悩んでいました。その時、1人で抱え込まずに、先輩や上司に素直に相談しました。すると、別の担当を持っている先輩が一緒に課題を考えてくれたり、上司が他部署の先輩に繋いでくれたりと、周囲が親身にサポートしてくれました。
リーダー職になった時も同様です。チーム運営の経験がなく、仕事を抱え込んでしまい、メンバーの力を活かせず苦しみました。その際も、かつての上司や経験豊富な先輩に「アドバイスをください」と働きかけました。社会人として、自分一人で解決しようとせず、強みを持つ周囲の人を頼り、アドバイスを取りに行くことの重要性を学びました。

――就活時のESについても伺います。自己PRでクラシックバレエの経験を選んだ理由と、志望動機の伝え方について教えてください。
自己PRでは、自分の人生の核となる経験を選ぶことが大事だと考えました。私にとってバレエは、目標に向かって粘り強く努力するという人生の基盤を作った経験だったので、そこをアピールしました。自分の強みは、家族や友人に聞いて客観的に分析し、エピソードとリンクさせました。
志望動機については、「なぜその会社でなければならないか」を意識しました。私の場合は、先ほどお話しした「事業を横断的に経験できる」というキリン独自の強みに触れ、「ここだからこそ自分の志が実現できる」という点を強調しました。
エントリーシートで工夫した点を詳しく見たい方は会員登録もしくは会員ログインをするとご覧になれます。
――最後に学生の皆さんへメッセージをお願いします。
就活は結果に一喜一憂してしまうことも多いと思いますが、それ以上に「自分の人生を振り返る機会」として捉えてほしいです。自分が心からやりたいこと、人生を豊かにしてくれるものは何なのか。自分自身と向き合うことで、未来に繋がる有意義な時間になると思います。大変なことも多いと思いますが、応援しています。頑張ってください!

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取材:蒲生 杏奈(ガクラボメンバー)
執筆:田中 妃音(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部
取材協力:キリン
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