退去時の追加費用を防ぐには?大学生の一人暮らしで知っておきたい3つの習慣
一人暮らしで気になるのは、入居時の初期費用だけではありません。実は、見落としがちなのが「退去時にかかるお金」。部屋を出るときに思わぬ追加費用を請求され、「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
とはいえ、退去費用は“運”ではなく、“日々の使い方”で大きく変わります。契約書に書かれている内容や「善管注意義務」という考え方を理解し、少し意識するだけで、余計な出費を防ぐことができます。

今回は、大学生の一人暮らしで特に気をつけたいポイントを具体例とともに解説。将来の自分を助けるために、今からできる小さな工夫を押さえておきましょう。
退去時の追加費用を防ぐには?「丁寧に使う」ことが最大の節約に
退去時のクリーニング費用は、契約時点で金額が明記されていることが多く、基本的にはその範囲内で収まります。 ただし、部屋の汚れや損耗の状態によっては、「通常の使用を超える」と判断され、追加費用が発生するケースもあるため注意が必要です。
こうしたトラブルを防ぐために意識しておきたいのが、「善管注意義務(ぜんかんちゅういぎむ)」という考え方です。 契約書にも記載されていることが多く、「借りた物件を自分のもののように注意を払って使いましょう」という意味合いがあります。
つまり、日頃から部屋を丁寧に使うことが、最終的には退去時の思わぬ出費を防ぐ最大の節約術になるということです。
ここからは、特に注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
換気扇の汚れ放置は高額請求の原因に
油汚れがたまりやすい換気扇は、退去時に追加費用が発生しやすい場所のひとつです。
「普段はあまり触らないから」と放置されがちですが、汚れがひどい場合は通常の使用を超える損耗と判断され、別途クリーニング費を請求されることもあります。
半年〜1年に一度はフィルターやファンをチェックし、こまめに掃除しておくのがおすすめです。
カビの放置は原状回復費を押し上げる
湿気の多い時期や、風通しの悪い部屋では、壁や天井にカビが発生することがあります。
そのまま放置すると、気づいたときにはカビが広がり、原状回復費用が高額になるケースも少なくありません。
カビを見つけたら、できるだけ早く掃除するか、状況によっては大家さんや管理会社に相談しましょう。「小さなカビだから」と放置せず、早めに対処することが費用を抑えるポイントです。
室内喫煙は追加費用リスク大
タバコのにおいやヤニ汚れも、退去時の追加費用の原因になります。
室内での喫煙は、クロスの張り替えだけでは対応しきれず、ふすまや建具の交換が必要になることも……。
「換気扇の下で吸えば大丈夫」と思われがちですが、実際にはにおいが残ってしまうケースもあり、完全に防ぎきるのは、なかなか難しいものです。追加費用を避けるためにも、室内での喫煙はできるだけ控えましょう。
日々の心がけが、退去費用の差になる
退去費用は、「特別なことをしなければ大丈夫」というものではありません。日々のちょっとした使い方や手入れの積み重ねが、最終的な請求額に影響することもあります。
換気扇の汚れやカビの放置、室内での喫煙など、普段は気にしにくいポイントこそ注意が必要です。契約書に書かれている原状回復の考え方を理解し、「借りている部屋を丁寧に使う」という意識を持つだけで、不要なトラブルや追加費用は防ぎやすくなります。
いざ退去するときに慌てないためにも、今できることから少しずつ。安心して次の住まいへ進めるよう、日々の暮らしを見直してみてください。
教えてくれた先生
相馬 かおり(そうま かおり)
株式会社CHINTAI イノベーショングループ
不動産仲介会社の株式会社エイブルに新卒で入社し、店長経験を含め約10年間、不動産賃貸業務に従事。 その後、同グループの株式会社CHINTAIへ転籍。これまで培った不動産業務の知識を活かし、お部屋探しに関する新サービスの立ち上げやテスト店舗の運営、不動産会社向けのカスタマーフォロー、サービス開発などをマネジャーとして担当。 現在は、その知見を活かし、不動産会社向けシステムの開発に携わっている。
文:CHINTAI編集部
編集:学生の窓口編集部
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