「エーミール」「K」主役を上回る存在感! 国語の教科書作品「助演男優賞」を贈りたい脇役キャラは?
主役ではないけれど、作品には欠かせない登場人物っていますよね。もしこのキーパーソンを、国語で習った作品の中に当てはめるとしたら誰になるのでしょうか。今回は国語で習った作品の中で、素晴らしい活躍をした脇役キャラ5人に、「助演男優賞」を贈りたいと思います!
■「こころ」のK(作:夏目漱石)
・Kの存在があってこそストーリーが面白かった(女性/22歳/サービス)
・名台詞を残して自殺した印象が強く残っている(女性/24歳/医薬品・化粧品)
・先生に裏切られたから(女性/34歳/その他))
・主役の次に印象に残っている男キャラ(女性/25歳/金属・鉄鋼・化学)
・失恋によって自殺してしまっているから(女性/30歳/生保・損保)
愛する人を友人に奪われ、最後は自ら命を絶ったK。可愛そうな役柄ではありますが、この作品に彼は欠かせませんよね。
■ 「走れメロス」のセリヌンティウス(作:太宰治)
・メロスを信頼して命を懸けて待ち続けたところが印象的(女性/23歳/金融・証券)
・セリヌンティウスは主役じゃないのに言動がかっこいい(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・何だかんだでメロスを信じた心意気は助演男優級(男性/35歳/情報・IT)
・自分も疑っていたというくだりがいい(男性/29歳/食品・飲料)
・「メロスを信じた俺がバカだった」という結末にならなくてよかった(男性/50歳以上/学校・教育関連)
彼がいなければ、このストーリーはなりたたない!? 友人のために自らの命をかけるなんて、なかなかマネできませんよね。
■「少年の日の思い出」のエーミール(作:ヘルマン・ヘッセ)
・主人の胸に響く言葉選びをしているところが印象的(男性/29歳/商社・卸)
・挿し絵がイケメン風だった(女性/25歳/医薬品・化粧品)
・ムカつく感じがいい(男性/23歳/金属・鉄鋼・化学)
・「そうか、そういう奴だったのか」というセリフが印象に残っている(男性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
嫉妬心から、主人公に目の敵にされていたエーミール。彼の台詞は、なんだか印象に残りますよね。
■「モチモチの木」のじさま(作:斎藤隆介)
・主人公の少年に対して、表紙の絵からして存在感が大きい(男性/28歳/警備・メンテナンス)
・おじいちゃんが話の中心にいるから(女性/28歳/団体・公益法人・官公庁)
・私もおじいさんのためにモチモチの実を拾いに行きたくなった(女性/23歳/生保・損保)
・じさまの腹痛は嘘だと思っている(女性/33歳/学校・教育関連)
おじいさんの腹痛は、実は演技だったと考える人も! 豆太が立派に成長するまで、おじいさんには元気でいてほしいですね。
■「ごん狐」のおじいさん(作:新美南吉)
・最後が悲しくも感動的な話(女性/26歳/その他)
・主人公のようで脇役(女性/46歳/学校・教育関連)
・切なさを背負うから(男性/39歳/情報・IT)
・誤解してごんを撃ってしまった兵十の後悔の気持ちが悲しかった(男性/31歳/その他)
イタズラをされたり、泥棒と間違われたり……。あげく、最後はバッドエンドだなんて、何だか気の毒ですよね。
作品に欠かすことのできない脇役の男性5人を紹介しましたが、いかがでしたか? 脇役がいてこそ主役が輝くものですが、彼らは作中で、主役以上の活躍をしてくれていますよね。皆さんは日本文学で、一番どの脇役キャラが好きですか?
文●ロックスター
調査時期:2015年5月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人男女435人(インターネットログイン式)