【就活の迷い】友人の内定報告で眠れなかった夜――“深層の自分”に気づくヒント
前回の簡単なおさらい
前編では、就職活動における迷いについて整理し、3つの要因があるというお話をしました。
今回は3つ目にあたる「他人の目と期待から来るプレッシャー」についてお話しようと思います。
実は「他人」の影響で発生する迷いが一番厄介で、無意識のうちに迷いの要因になっているケースがとても多いのです。それをどのように解決するのか、じっくり考えてみましょう。
迷いの原因(3):他人との比較と期待
他人からの影響が、自分の悩みの原因だと考えたことはありますか?薄々気づいていても、それを断ち切ろうとしたことがある人は、意外と少ないような気がします。
例えば、「友人が大手コンサルに内定が確定し、将来年収数千万が約束された」みたいな噂話が広がると、「自分もそれくらい稼ぐためにコンサル受けようかな?」と気付かないうちに考え始めるわけです。
これは、前回お話した2つの要素「未来の不確実性の払拭」と「価値観・人生目標の定義」を明確にしていない人に起こりやすい傾向です。自分のやりたいことが決まっている人には、他人の動向に流されにくい傾向があるのです。
前回ご紹介した、「内的整理(自分の価値観・目的の定義)」と「外的整理(未来の不確実性)」ができていれば、あなたの人生に影響する要素はしっかり整理できているはずです。
しかし、この2つの要素の整理を少しでも怠っていると、他人に対する妬みや僻み、プレッシャーによって簡単に自分のやりたいことを見失います。
内的整理・外的整理を終えた段階で、他人に何を言われても、「自分のやりたいことは、これだ!これをやって生きていくんだ!」と言い切れる状態になることがまず大前提です。
比較の落とし穴(年収だけで選ばない)
学生を多く見ていて感じるのは、仕事を評価するベクトルが「年収」しかない人がこのトラップに引っかかりやすいということです。
「年収」だけでなく、「仕事のやりがい」「休暇のとりやすさ」「自己成長機会」と言った個人に関わるベクトルもあれば、「企業の成長性」「社会的インパクト」といった会社に関するベクトルも存在し、これらを複合的に検討することは会社を選ぶ上でとても大切です。
たとえ年収が高くても、「この仕事なんでやってるんだっけ?」と思った瞬間に人生がつまらなくなります。仕事は人生の1/3です(あとは睡眠と娯楽が1/3ずつ)。
仕事が楽しくないと、それ自体が苦痛になり、処理速度が遅くなります。その結果、無駄に残業時間が増えることもあるのです。さらに、仕事から来るストレスから病気になるリスクも上がり、好きなことができなくなる可能性もあります。
私たちは基本的に30年間は社会人として生きていくことになります。毎日モチベーションがない仕事をやり続けてお金をもらうなんて苦痛だと思いませんか?いっそのこと、仕事を趣味みたいにできてしまえば苦痛を感じることもないのです(極論ですが)。
もちろん、年収というベクトルも必要なのですが、その重みづけを少し小さくし、人生観や価値観を優先させた選択をする方が、きっとあなたの幸福度は高くなるはずです。「深層の自分」を見つけ、就職活動の計画をしてください。
自分の軸をどう作るかのヒント
「そうは言っても、自分のやりたいことなんて、よく分からないんだよね」と感じている人もきっと多いでしょう。私も大学生時代、「今の視野でどうやって人生決めろっていうんだよと何回も悩みました。
今回は自分の「好き・嫌い」にフォーカスして、内的整理・外的整理をしっかり行い、他人の影響を受けない状態を作り上げることの大切さをお話しました。
次回は、自分の「向き・不向き」に着目しながら、複合的にどうやって自分の就活の軸を創り上げていくのかを考えようと思います。一番イメージしやすいケースとしては、「好きだけど、苦手」と思っていることがあるということです。
そのため、「好きだし・向いている(得意である)」の領域を如何に見つけにいくかに焦点を定めて、次回は皆さんと考えてみようと思います。
さいごに
いろいろ書きましたが、結論迷うことは何も悪くないです。「ズレたところで迷い続けること」が悪いのです。今回紹介した解決方法に挑戦してもらい、「深層の自分」に気付いてください。そして次回の「自分の向き・不向き」の検討に進めるようにしてほしいです。
皆さんが少しでも迷いから解き放たれ、将来の方向性が見えてきていたら嬉しいです。次回も是非読んでくださいね!

























